陽気なギャングは三つ数えろ (ノン・ノベル)

著者 :
  • 祥伝社
3.84
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  • (8)
本棚登録 : 4617
感想 : 545
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396210267

作品紹介・あらすじ

絶体絶命のカウントダウン!
史上最強の天才強盗4人組に強敵あらわる!
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女――
180万部シリーズ待望の最新作!

陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、消えたアイドル宝島沙耶を追う火尻を、暴漢から救う。だが彼は、事件被害者のプライバシーをもネタにするハイエナ記者だった。正体に気づかれたギャングたちの身辺で、当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃で、人間嘘発見器成瀬ら面々は断崖に追いつめられた! 必死に火尻の急所を探る四人組に、やがて絶体絶命のカウントダウンが! 人気シリーズ、九年ぶりの最新作!

感想・レビュー・書評

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  • 今回は銀行強盗メインではありませんが、いつものメンバーで、いつものように面白おかしくお話が進みます。
    週刊誌記者の火尻さんが本当にまあ嫌な人で、コノヤローって思いながら読んでました笑

    メンバーの掛け合いが楽しくて楽しくて笑
    特に響野さん大好きです(╹◡╹)♡
    「ロマンはどこだ」のセリフ楽しみにしてたけど最後の最後に...でした

    面白かったです!

  • 前作から9年後。雪子の息子がバイト!していたりで時は流れているが銀行強盗でのチームワークの良さは健在。今回は久遠が偶然命を助けた記者火尻が悪徳記者で、感謝するどころか逆に正体をバラされたくなかったら…と脅してくる始末。火尻が借金している闇カジノ屋まで関わってきてどうなる4人!な話。軽妙洒脱なやり取りや響野の大言壮語っぷりは健在で安心。前作読んだの10年以上前だけどするっと世界観に入り込む事が出来た。火尻が手を変え品を変えても不気味に迫ってくる素晴らしい悪党振りなので最後はやった!と爽快感。いややっている事は真逆ですけどね。

  • 陽気なギャング第3弾。

    ひたすら敵役の火尻にイライラし、ちょっと調子が狂わされている面々の感じもあるものの、読み通すと、いつものテンポのよさだなぁと感心しました。

  • 伊坂さんのこのシリーズはとても好きです。
    9年ぶりの新作。
    ちょっと前の内容はど忘れしているけど、登場人物の名前を見ると、その人のイメージがよみがえってきてイイナと思いました。
    こんなにスマートに!?生きれるって羨ましい。

  • シリーズ第3弾。前作から9年。セキュリティは強化されても、ギャングたちの銀行強盗は続く。今作では、その正体に気付いた記者とのやり取りが描かれる。どう考えても、今回は成瀬たちが不利に思えて、とうとう逮捕されてしまうのか?と最後までドキドキ。ラストの展開はまさか!な感じで、今回も楽しませていただきました。

  •  でました!!陽気なギャングシリーズ!!なんと9年ぶりなんですって。今回も揺るぎない面白さ。伏線の回収もばっちり!!4人の不条理テイスト気味の会話もたっぷり!!
     本当にギャングシリーズ面白い!!大好きです。「あはは」と笑うところと、「ほお、うまい」と感心するところがいっぱいです。そして最後はスカッと!!大好きです。続編出るまで死ねません!!

  • 文字を読み始めるにあたって初期伊坂はかなりライトかつユーモラスでワクワクできるのでほぼジャンプですね。

  • 今回は最後まで気を許せない内容で、ハラハラ、ドキドキさせられ、どうなることかと思いつつ、きっとなんとかなると信じて読み切りました。取り敢えず、現在のシリーズ最後だったようなので、あるかどうか分かりませんが、次作までは、愛しきギャング達とも、しばしのお別れとなってしまい、寂しい限りです。

  • 陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、ハイエナ記者火尻を暴漢から救う。正体に気づかれたギャングたちの身辺で、トラブルが頻発。蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃に追いつめられた4人組は、必死に火尻の急所を探るが…。

    シリーズ9年ぶりの新作という。第1作の映画化が失敗作で、私の中では原作にまでどこかネガティブな印象が残っていたけど、本作はユーモアあふれる会話、散りばめた伏線をしっかり回収し、痛快なラスト…。伊坂幸太郎らしい作品に仕上がっていた。
    (B)

  • 陽気なギャングシリーズの3作目
    2nd:陽気なギャングの日常と襲撃
    1st:陽気なギャングが地球を回す

    まず強盗団のメンバー4人の復習をしましょう
    成瀬:嘘を見抜く名人
    久遠:天才スリ
    饗野:演説の達人
    雪子:精確な体内時計を持つ女
    なんだか役回りが想像つかないメンバーですが
    この4人で陽気に銀行強盗をやっています

    3作目の今回は史上最強の強盗団に危機が訪れます
    世を忍ぶ裏の姿の強盗団が雑誌記者に暴かれそうになっちゃいます
    これまでにない絶体絶命
    さてどんな方法でこのピンチに対応するのか!
    もしくは暴かれちゃうお話か!
    って感じで読んでみましょう~
    本書も伊坂節炸裂で、各章の区切り区切りでお勉強になります
    今回も色んな意味でお楽しみなお話でした

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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