不肖・宮嶋空爆されたらサヨウナラ: 戦場コソボ、決死の撮影記 (祥伝社黄金文庫 み 1-2)
- 祥伝社 (2000年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396312299
感想・レビュー・書評
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本は軽い語り口なのだが、超ヘヴィーな戦時下のコソボ。
平成11年、NATOの空爆を現地で実際に目にして書かれており、かなりリアル。激動のユーゴ最後の歴史がコソボの攻防をめぐって繰り広げられる。つい最近の出来事なのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不肖・宮嶋シリーズは、だいたい読んでいます。
戦場カメラマンという命がけの仕事をしていながら
このメチャクチャさ加減に説得力を感じます。 -
やっぱり不肖・宮嶋は凄い!
戦渦のコソボで一人、大手のメディアと張り合いながら写真を取り続ける。正直なところ、みたくないレベルの写真が含まれているが、それもまた真実。取捨選択して、白黒でもこれなんだから、現場は… -
不肖シリーズ。不肖宮嶋だから面白いのは間違いない。なのに、戦争の悲惨さがすごーく伝わってくる本。
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ジャーナリストの鑑ではない。
でも、すんごい人間チック。
タブー無視。
「お姉ちゃん、撮らせてよ」
見たものをそのまま綴るスタイルはに感銘。 -
宮嶋カメラマンのコソボの撮影記になります。
基本的には取材の裏話なんですが、非常に楽しいです。
女とタバコと金と戦争の話ばかりではあるんですが、情景が簡単に想像できるのが楽しいです。
泣くのは後でもできる、まずは撮影をっていうのがところどころに出てくるわけですが、いろいろ納得。
この事実を広める必要があるわけですしね。
…まぁ、金のためとも、この雰囲気が好きとも書いているので、流石だとは思いますが。
いや、ほんと面白い人です。
中国やロシア、アメリカに悪態ついたと思ったら、美人なおねーちゃんについて語ったり、ナンパしたり。
ふざけているのと、真面目なのが入り交じっているのも面白いです。
元々面白くて好きな人なので、贔屓目ありますが、楽しくて面白い本です。
ニヤニヤする場合も多いので、読むのには若干注意。
あと、掲載されている写真はちゃんと真面目なモノなので、その辺りはご安心を。
ただし、死体写真や爆撃後の写真もあるので、その手の写真が苦手な人はご注意ください。 -
レポート系の魅力ある文章について知りたくて読書。
知人から勧められて初めて手にした不肖シリーズ。失礼ながら上手な文章ではないが、不思議なきひきつける魅力がある。
会話と著者の心情を示す描写が多く、それがリアリティーを引き出す。はたまた、関西人の血がコントのように構成させているのかもしれない。
レポート系の文章の書き方、伝えた方の1つのヒントをもらえる氣がする。紹介してくれた知人はこの点を参考にして欲しいと紹介してくれたのだと思う。ご紹介に感謝。
読書時間:約55分 -
100726 Amazon