「いい人」をやめると楽になる: 敬友録 (祥伝社黄金文庫 そ 2-4)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396313005

感想・レビュー・書評

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  • いい人について知りたくて読書。

    自分という幹しっかりと持っている人。
    他者依存や他人を期待していると常に振り回される。

    自分の内なる声や欲に素直に従い、自分独自のルールをしっかりと持っておくこと。

    品格、品性、人間性を常に高めることの重要性を考えた。

    読書時間:約1時間

    • だいさん
      〉ルールをしっかりと持っておく

      これ大事かも
      〉ルールをしっかりと持っておく

      これ大事かも
      2016/02/02
    • びあしん慶次郎さん
      だいさん、
      コメント有り難うございます。

      自分の価値判断、基準を持っておくと迷わなくていいかなと思います。
      だいさん、
      コメント有り難うございます。

      自分の価値判断、基準を持っておくと迷わなくていいかなと思います。
      2016/02/02
  • いい人かどうかは分からないけど、文章により救われるということもあるんだと思った。孤独や劣等感を感じやすい時代なので、それと向き合う為にはいい本だと思う。

  • 曽野綾子先の文章に共感する。

    稲盛和夫さんのようなポジティブポジティブな文章にわくわくしながらも、自分は曽野綾子先生のようなものの見方をしていると感じた。

  • いい人というのには2種類あって、『都合の』いい人、『どうでも』いい人、という言葉が前に隠れている、世間一般で褒め言葉とされているもののなかなか惨めな評価なのくらいは知っています。というか、大体の人がそれを知った上で、いい人という言葉を使うのですから、人間って不気味ですよね…。
    それでも、いい人をやめるには勇気が要ります。無理にでも相手を褒めなくては「なんだコイツ、生意気な。面白くねー。」とシラけられたり、運が悪いといじめに発展したりもっと酷いことも起きるかもしれません。
    でも、そんな人間関係はさっさと捨てて、楽になれた開放感・爽快感は何にも代え難い、個人として生きるためには必要不可欠な幸せであると、改めて感じました。
    都合のいい人・どうでもいい人として、周囲に利用されて心をすり減らしているならば、本書を手にとって、いい人をやめて自由になるものいいかと思います。

  • パーティーと写真を撮られることが大嫌いだという曽野さん。まあ、私とおんなじ♪と嬉しくなりながら読みました。とっても痛快で、読んでいるとスッキリします。曽野さんの様々な著作からテーマ別に抜粋した文章を集めた本なので、まるごとの著作も読んでみたくなりました。キリスト教徒だから個人主義なのかなぁ。それでも、日本の古き良き価値観みたいなものも併せ持っていて、共感する部分が多かったです。時には、厳しい言葉に自分が恥ずかしくなることもあったけど。30代でうつを克服したということで、うつを克服する過程で深められた考え方もあるのかなと思いました。

  • 引用された言葉で、なるほど!そうそう!と思う部分もあるけど、やっぱり自分は「いい人」を辞められないと思った…
    でも、そんな考え方もあるよねーくらいに自分の中でたまに考えられたら少し楽にはなるのかな。

  • 二十歳すぎた頃から感じていた、

    善意の押し売りや他人への強要への違和感、
    ボランティアとか「おばあちゃんに席譲る」100%肯定への違和感、
    それまで煙草よくない!身体に悪いし口臭い!と思っていたのに、
    なぜか煙草吸う人の方が魅力的な人が多い気が・・・
    と思うようになったこと、

    こういう一連の自分の中の「善意」とか「正しさ」とか、
    そういうことへの消化不良が、すーっと解消された感じ。

  •  曽野綾子さんの潔さが好きだ。「それでもプリミティブな人々は、日本人と違って「人は皆平等だ」などという幻想に毒されていないから、自殺もせずに差別や憎悪や蔑視の中でも逞しく生きて行く。」という分が好きだ。ぼんやり待っていても平等はやってこないし、平等には扱われない。

  • 悪評な人に憧れる。
    いい人に思われがちな自分を救ってくれる1冊。

  • テーマに沿った文章を過去の作品から集めた文章集。
    言葉は良いのだけれで、作品を読んだことのある方なら分かると思うが、その言葉が出るまでの背景が大事で、その部分だけ切り抜くものではないように思う。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。聖心女子大学卒。93年恩賜賞・日本芸術院賞受賞。2003年文化功労者に。2012年菊池寛賞受賞。著書に『人生の収穫』『「群れない」生き方』『人間の道理』『老いの道楽』等多数。

「2022年 『未完の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

曾野綾子の作品

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