頭をよくするちょっとした「習慣術」 (祥伝社黄金文庫 わ 4-1)

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  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396313388

感想・レビュー・書評

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  • 習慣術とあるが、思考、仕事、人間関係、教育、子育てなど多岐にわたる内容にも触れられていて読み応えある

  • 「頭のよさ」は、①自分の感情を理解していること、②頼りにできる人が複数いる、③問題解決能力が高いことの3点からなっている。

     ③問題解決能力の醸成方法については「エッセンシャル思考」という本が参考になる。

  • 勉強のやり方、復習の習慣、行動科学など、なるほどと思わせる記述あり。読みやすく実践しやすい。

  • この本が書かれたのはゆとり教育が始まる頃だったらしいけど、見事に学力の低下が予見されていた。
    また頭の良さに「人付き合い」の要素を指摘している点も、なるほどと思う。
    ずいぶん前に書かれた本だけど、その後の日本の状況を見ると、この本に書かれていた事は結構精度が高い。
    ちょうど多読を始めたところだったので、英語力を上げるためのアドバイスも励みになった。

  • 職場の「読書のすすめ」。
    「人は「感情」から老化する」を置く。

  • 前半が慣習術、後半は教育論であった。和田氏による教育論は毎回ながら共感するものがある。

  • 何かを思いついたら「メモ」を取る/自分が落ち込んでいる時に反省は不要。むしろ、調子の良いときなどに、うっかりミスやリスクの大きな賭けに出ないようにという自省が必要/気分の落込みによる思い込みを「自動思考」というがこれを断ち切るためには。その他の可能性を具体的に「書いてみる」⇒それを読み返す=客観的思考をするには有効/オペラント条件付:望ましい行為をした時には褒めさらに強化し、逆の場合は罰を与える方法⇒良いものは良い。悪い事は悪い。そんな簡単な事ができない社会だからおかしくなる

  • 頭のいい人は、1.自分の感情を知っている、2.頼れる人がいる、3.予期せぬことに対応できる。・英語は簡単な文をたくさん読む・思い込まない、疑わない。そう言われたら初めて気にする。・出来る自分を確認する。・相手の気持ちを読む。よく観察する。・キーマンとだけ付き合う。・スペシャリストになってからゼネラリストになる。・情報の真偽を自分の目で確かめる。・根回しをする。・感情の老化を防ぐ。これをすればリフレッシュするとか、気持ちが高ぶる、というものを見つける。・諦めモードにらない。

  • 「頭の良さ」は要約すると3つ。
    ・自分自身の状態(感情)を知っている。
    ・困ったときに頼りにできる人間が複数いる
    ・いろいろと起こってくる問題に対する解決能力が高い。


    会って疲れる人と無理に深くつきあおうとする必要はない。

    疲れてしまうことを無理にしようとしないという考え方は生き方の基本の一つとも言える。勉強一つとっても嫌なものを無理に勉強しても頭に残らない。大人になるほどよけいに頭に残らない。関心のないこと、嫌なことは頭に残りにくいし、それが返ってストレスになって記憶力を落としてしまうことさえある。

    人間の時間、もしくは人生は有限なわけだから、楽しいことから順番にやっていってもそれだけで埋まってしまう。逆に嫌なことは時間がかかる割には結果がでない。それだったらできるだけ好きなことをやって時間を埋めたほうが得だし、そのほうが能力があがって「頭のいい」人生を送ることができる。

    英語力をつけたい。→1日10分「やさしい英文を読む」

  • 渡部昇一氏激賞!
    「良い習慣を身につけることこそ学習進歩の王道」
    あなたには、こんなに可能性がある!
    <勉強よりも、「ちょっとした習慣」で能力を伸ばせ!>
    ●落ち込んだ時には→絶対に「反省しない」
    ●記憶力の衰えを感じたら→「受け売り」で話をする
    ●英語力をつけたい→1日10分、「やさしい英文」を読む
    ●「頭のいい子」に育てたい→よいことをしたら「大喜び」
    ● 出世するためには→とにかく、よく「観察」する・・・・・・
    <「習慣術」の復権に心から拍手  渡部昇一>
    和田さんは現代の日本の教育論者の中では最も貴重な一人である。
    平等主義にわざわいされて、限りなく程度を落としているように見える日本の教育界に対し、言うべきことをちゃんと言っている方だ。英語についても「英会話よりも英語の本を読めるようになれ」と説く人である。この人が「習慣」について本を書かれたのはまことに意義深い。習慣の重要さについてはカール・ヒルティや、ジョン・トッドなど、ヨーロッパやアメリカのよき時代の思想家や教育家が実によく述べているが、最近ではあまり言われなくなった。良い習慣を身につけることこそ学習進歩の王道である。「習慣術」の復権に心から拍手を送りたい。



    習慣ってのはとても大きいですよね。
    いい習慣が身につけばかなり大きな力になるし、また、逆も真なり。
    僕もどのようにやっていこうか、考えてしまいます♪

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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