路に落ちてた月: ビートたけし童話集 (祥伝社黄金文庫 ひ 2-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396313494

感想・レビュー・書評

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  • H29.11.27 読了。

    ・ブラックユーモアたっぷりの短編集で、笑い、苦笑しました。
    ・もしも現在のタケシさんが続編を書いたら、もっと面白くなりそうですね。書いてくれないかなあ。

  • ショートショートのオチが、オチとしてわかりにくいけどこれが「たけし理論」みたいな空気だなー(たけし映画の中にたまに挟み込まれる、謎の間合いをもって表現される独特のシーン、的な)という本

  • 視点が柔軟、柔らかい!
    言葉の切り口がお見事!
    もし今から手に取られる方は自分の思い込みを捨てて、真っ白な気持ちで読むことをオススメします。

  • 仕事帰りの電車の中で読みはじめてひとつめの話しがいきなり
    「・・・・・・のようなもの」
    吹いたwww 混んでなくてよかったwww
    ニヤニヤしながら読み続けるwww

    文庫本、見開き1頁に満たない、半頁のものが多い
    ブラック・ユーモア、シュールな童話集
    ハッ!!!とさせられる視点
    さすがだなー 天才たけし!
    ちょっと持っときたい・・・ 嫌なことを忘れられるような話しがいっぱい。

    ○まえがきにかえて
    「教訓も、癒しも、勝ち負けも、魔法も、無い。あるのは・・・・・・何にも無くても良いです。──」
    ○カバー表紙の折り返し さくらももこさんのことば
    「たけしさんの童話は、下手な夢をひとつも見せてくれない。
    くだらない希望も決して持たせてくれない。
    それを毒だと言うのなら、現実は毒だ。
    たけしさんは昔から
    現実ってそんなもんさという事を、みんなに面白おかしく語ってきたが、
    それは今でも変わらない。」

  • 思わず声を出して笑って待った。
    この人の毒舌は本当に素晴らしいw

    「たけしくんの子犬」
    「自殺の名所」
    「天然記念物」
    「環境破壊」
    「夜の向日葵」
    この5つは特に気に入ったし、「自殺の名所」は大声で笑ってしまった。

    暇潰しにはなります、お勧めできますねw


  • ■くだらないっす。


    ■ニヤッとしたり、腹が捩れるほど爆笑したりかなり忙しい。


    ■くだらないけどこれは絶対古本屋なんかに売らん。
    疲れた時によく読む。

  • ビートたけしの童話集。

    マスコミ業界にはメディアパーソン三原則というのがある。

    1難しいものを分かりやすく
    2分かりやすいのを面白く
    3面白いものをより深く

    というものだ。

    ビートたけしはこれら三原則をとても上手くこなして、この童話集を書いている。世の中の真理を伝える(洞察する)のは意外と難しい。しかし、この作品はそれを分かりやすく、しかも面白く、また読者が考えさせられたり、なるほどと気付かされたりするほど深いものになっている。それに付け加え短く、簡潔だ。一行で終わるものから、長くても十数行で完結する。その短い話の中にはビートたけしの皮肉たっぷりなユーモア。惹き付けるオチ。正直で素直な視点から見える世が少し残酷。現実は毒だ。

  • 毒舌のエンターティナー、ビートたけしの童話集といっても、やはり彼一流のブラックユーモアである。視点をちょっと変えてみると、この社会の矛盾や欺瞞が浮き彫りになる。そんなにが笑いのショートショート。

  • どこまでも、どこまでも、
    どこまで行ってもこの毒吐くおっさんは、純粋。

    ガキがそのまんま大きくなったヤクザ

  • 物事の多面性を振り返ることができる童話集、と言うと難しいが要はブラックユーモアな童話集。
    短いのが多いので本が苦手な人にもオススメ。

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著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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