堂々たる日本人―知られざる岩倉使節団 (祥伝社黄金文庫)

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著者 : 泉三郎
  • 祥伝社 (2004年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396313500

堂々たる日本人―知られざる岩倉使節団 (祥伝社黄金文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ・岩倉具視、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文、山口尚芳ら、国を背負うべき若手がこぞって欧米視察に行った。
    ・目的は①新生国家の挨拶回り、②治外法権の撤廃、関税自主権の回復等の不平等条約改正への布石、③西洋列強の文明探索
    ・廃藩置県のような大きい転換を、一個の弾丸も、一滴の血も流さずに封建制度を撤廃した。
    ・当時は、英米仏は開花し過ぎていて、ドイツやロシアあたりが日本の手本として適当としていた。
    ・アメリカの評価すべきは、門閥がなくても、人材が登用される社会であること。例として、ワシントンの子孫を聞いても誰も知らない。
    ・「足るを知る」をベースにする日本に対し、「決して満足せず、あくまで快美な生活を追求する」欧米。前者は道徳、後者は利益。
    ・英国は当時、貧富の差が激しかった。
    ・日本はその点、全般的に貧しいが、貧富の差は激しくなく、治安も良かった。欧米人は、異口同音に賛辞を述べていた。
    ・日本とオランダの共通点は、忍耐強く勤勉、海洋業を好み、商売熱心、園芸好き。オランダ人のチューリップは、日本の椿である。
    ・日本の長期の鎖国は、外人嫌いでなく、充分な理由に基づいた。
    ・当時の日本がキリスト教を禁じた理由は、礼儀作法において充分な文明国だった故に、他国の宗教に頼る必要はなかった。
    ・新橋〜横浜間の鉄道は2年で竣工。
    ・サムライは金銭を卑しんだ。士農工商として、商を最下位とし、金銭をサムライから最も遠くに置いた。サムライは精神的貴族であり、貧しさを誇りともしていた。新渡戸稲造はこのことを、「貴族を商業から遠ざけることで、権力者への富の集中を予防する、賞賛すべき社会構造である。」と評価している。

  • 入会式を受けた形跡は見られない

  • 数年前に買ってた。登録忘れてた。

  • 薦められた本ですが、私も薦めたい。美談だけでなく、時の権力争いも含めて、明治維新後の勃興が如何に進められたかが書かれている。文章も読み易く「武士道」と共に矜恃としたい本。

  • 近代日本は、政府の若い官僚の志の高さ、凛呼たる倫理観、深い礼節と教養、変化に対処する勇気があったからだということがよくわかった。
    今、伊藤博文の日の丸演説を説いた際の情熱を持った政治家は、いったい何人日本にいるだろうか。
    鉄血宰相ビスマルクのスピーチは、現代の我々にも注意喚起する。(下に引用)今日の志士の政治判断を待つしかない。
    科学技術・実学と普通教育の重要性は、当時のアメリカから示唆を受けた。勤勉にするための教育だった。これも今大切にしなければいけないことだ。
    終章で、筆者は上に立つものは、使命感・問題意識・目的・青写真・ビジョン、バランス感覚、リアリズムを学びなおす必要があると述べている。各教育機関のプログラムは常にこれらを意識すべきだと思う。やはり、しっかりとした精神を持ち、教養を積んでいくしかない。

  • 明治時代になってから世界を観てまわった「岩倉遣欧使節団」についての本です。
    題名の通り、当時の日本人が(少々欧米人にバカにされながらも)堂々と世界と渡り合ってた姿に、感動します。彼らを、誇りに思えます。

  • エレベーターのくだりには笑いました。
    日本人の目に映る欧米。

  • 2010.2

  • 明治4年の岩倉使節団の話。

  • 日本人はかっこよかったんだ!と思えるちょっと気分のいい一冊。

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