茨姫はたたかう (祥伝社文庫)

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著者 : 近藤史恵
  • 祥伝社 (2000年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396327682

茨姫はたたかう (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『茨姫のはたたかう』
    近藤史恵  祥伝社文庫

    白馬の王子様と、ストーカーはどう違うのか?

    愛されたいと言う呪い。守られたいと言う思い込み。眠ったままの茨姫の呪いを解いた王子様はがストーカーだったら?

    弟ができちゃった婚で実家が手狭になり、レディスマンションに越して来た梨花子は、両隣の漫画家の早苗とホステスの礼子と知り合う。
    書店に勤める梨花子は、しごく真面目で、臆病な所があった。そんな彼女がマンションのポストの異変に気付き、ストーカーのかげに怯え…。

    ポストの鍵を外し、手紙をチェックし、梨花子を監視する権利があると思っているのは誰なのか。

    雑誌記者の小松崎、心と身体を癒す整体師合田力に出会ったのをきっかけに、梨花子はストーカーの正体を暴く為に自分から立ち上がる。
    近藤さんらしい、人が死なないコージーミステリーだが、この、心と身体の歪みを見抜いて癒す整体師合田が、凄い。近くにこんな先生がいたらな〜(*^^*)

  • 生真面目な性格の書店員の梨花子は、マイペースの弟が学生の身で授かり婚して実家で嫁と新生活を始めることになり、気が進まないまま実家を出ることに。女性限定で探した引っ越し先で両隣になったのはホステスをしている気のいい礼子と、歯に衣着せず初対面でもズバズバ物申すイラストレーター早苗。まったくタイプの違う二人に挟まれ、最初は翻弄されるのですが、次第に打ち解け、風変わりな半共同生活にも慣れてゆきます。タイトルの「茨姫」は眠れる森の美女のことで、ハッピーエンドということになっているけど、勝手に追いかけてきてキスで起こされて、、、これってストーカーとどこが違うの??という問題を提起するキーワードです。整体師合田のシリーズなのにいつものメンバーがなかなか出て来ない、、、とじれましたが、合田もちょっと頼りない編集者の小松崎も恵と歩の姉妹ももちろん健在。姉妹の事情も明らかになります。根深いんだろうな、と思っていましたがやはり、、、。とはいえ読後感はしごくさわやかです。今後も楽しみなシリーズ。面白かったです。

  • 最初、気に食わない感じの優等生の子の話かと思ったが、途中からこうどんどんキャラクター達に引き込まれていきました。梨花子、気に食わないと思ったけど、自分を守るのは自分だけと実感した梨花子に衝撃を受けた…。私もそう思っている節がある。どこかで実感してこの罠から抜け出さなくちゃ…!
    そして力先生がかっこいい!というか、近くにいてほしい。通いたい(笑)
    最後の梨花子の印象変わりっぷりは若干面白いけれど、とても清々しい気分で終われた本でした。
    しかし、近藤史恵の本でシリーズ途中で読み出しちゃった本2冊目だな…シリーズ物は頭から読みたいのに、シリーズと気づかず途中から読んじゃうことが多すぎて…。。

  • 11月26日読了。ほぼ1日で読めるくらい読みやすいが、軽すぎることもなく、読後感も爽やか。多少物足りなく感じるとしたら、それはもう少し重いものを求めていたのかもしれないのだとしても。
    バランスよく、女性にはオススメかも。

    いろんな人がいて、いろんな価値観がある。自分が絶対的に信じてきた教えが、実は正しいだけじゃないのだと気がつくこと。それは、特に清く正しくあれと純粋培養されてきた女子にとっては、痛みや裏切られたような気持ちや喪失感、時には世界がひっくりかえるような衝撃をを伴うことがある、というのは実感済み。だからこそ、主人公に共感しつつ応援したくなる。

    だって、その後に広がる世界は、綺麗なことばかりではないけれど、そう捨てたものでもないと思える強さを身につけてこそ、見える絶景もあるのだと思う、思いたいから。

    (そして私は、そんな純粋培養をしてくれた両親に、今は感謝をしている。確かに今の私は規則違反しまくりかもしれないけど、ルールを知らなきゃ、“正しいルール違反”をすることすらできないから。)

  • 白馬に乗った王子様と、ストーカーはどう違うのか?

    なるほど、と思う。

    ミステリー、という話ではないのかもしれないけど、人の心理とか、とても面白い。

    女の子3人が仲良くなるのがとてもいい感じ。みんなそれぞれのキャラで、好きです。

  • 女性は他人から愛されないと幸せになれないという呪いにかかっているような気がするという合田先生の言葉に、そうかもしれないなと。
    女性は男性に比べて、いろんな比較が対外的で相対的な気がします。比較級的な物の見方、外部への依存、タテの視線というか。それが一概に悪いと言うわけではなくて、ただそういう見方からより自由になれば、もっと楽に息ができるような気はするなあ。

  • 白馬の王子様≒ストーカー。
    なるほどぉ。。。受け止め方ひとつで全然違う。

    まじめでいい子ちゃん、オタクで結構仕事ができる、女っぽくて情が深い。
    全然違う女性3人が友達になっていく感じも、いい。
    小松崎くん&歩ちゃんの関係も応援したい!

    実際、ハタから見ただけじゃわからない「何か」を抱えている人って、
    多いんだろうな。

  • 整体師:合田力シリーズ第2弾
    合田力シリーズとなってるけど、雄大くんシリーズでもいい気が(笑)
    でも整体しながら心の闇を払っていくのは合田力だからいいのか。

    臆病なことは悪いことじゃない。
    合田力の言葉が胸に響く。

  • 整体師・合田力シリーズの第2弾。
    キーワードは「白馬に乗った王子様とストーカーとは、どう違うのか?」。

    合田力先生、アシスタントの恵・歩姉妹、週刊誌の記者・小松崎くんが前作からの引き続きの登場人物。前作と同じように、小松崎くん視点と、今回の主人公の女性の視点が交互に語られ、いつの間にか接点ができていて、結局、整体師の合田先生が事件に首を突っ込んで解決する、というお話。

    今作は、従順で素直な「いい子」な女性が主人公。従順で素直…でも、実は彼女は周りの人すべてを否定しながら生きてきたんじゃないの?みたいなお話。

    小松崎くんの恋バナや、女性主人公の周りの人たちのキャラクタが活き活きと書かれていて、読んでいて楽しかった。第3弾も読まなくちゃ。

  • 最後まで目の離せない展開。
    整体氏と記者のやり取りもとても面白いです。

    王子様とストーカーの違いって・・・
    いままで当たり前すぎて気にしなかったことにハッとさせられる内容でした。

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