高麗秘帖: 朝鮮出兵異聞李舜臣将軍を暗殺せよ (祥伝社文庫 あ 21-1)

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  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (633ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396330873

感想・レビュー・書評

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  • デビュー作で既に山田風太郎先生に連なる伝奇小説の傑作を書かれていたとは知らなかった。緻密な歴史考証と絶妙にブレンドされたフィクション。舞台は慶長の役が勃発する朝鮮。白眉は李舜臣が水軍に向かう道中に襲いかかる秀吉軍系暗殺集団との角逐とそれに絡む反遠征派の小西軍系異能武士団、九鬼軍のくノ一たちの手に汗握る攻防劇です。カットバック手法を使い、まるで映画を見ているような緊迫感・臨場感を味わいました。

  • 全1巻

  • 2006.3.21〜4.3 読了

  • 「魔岩伝説」に次いで2冊目。端正な山風との評価は変わらず。これだけ多彩のキャラクターをよく出し入れしたものだ。もう少し展開がスピーディーだと良かったが。

  • 日光などを舞台とした作品です。

  • 慶長の役の朝鮮を舞台とした伝奇小説で著者のデビュー作。朝鮮水軍の総指揮官・李舜臣を暗殺しようとする藤堂高虎の暗殺団とそれを防ぐ小西行長の忍び、来島通総の暗殺者や降倭将・サヤカなどが複雑にからんで展開するストーリー展開は見事。また、韓国・北朝鮮から見た日本人への感情というのがとてもよくわかります。

    2007.7.25読了

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  • この作者のこのシリーズは結構怪しくて好きです。

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著者プロフィール

荒山徹

一九六一年富山県高岡市生まれ。上智大学卒業後、新聞社に入社、出版社勤務を経て、九九年『高麗秘帖 朝鮮出兵異聞 李舜臣将軍を暗殺せよ』で作家デビュー。その歴史伝奇小説の作風から「現代の山田風太郎」と評される。『魔岩伝説』『十兵衛両断』『柳生薔薇剣』で第二四、二五、二七回吉川英治文学新人賞候補。第二回舟橋聖一文学賞を『柳生大戦争』で受賞。『白村江』で、第六回歴史時代作家クラブ賞で作品賞を受賞、「二〇一七年 週刊朝日 歴史・時代小説ベスト10」で一位、「第七回本屋が選ぶ時代小説大賞」にノミネートされた。

「2021年 『神を統べる者(三) 上宮聖徳法王誕生篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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