霊の柩 下 交霊英国編 (祥伝社文庫 た 10-8)

著者 :
  • 祥伝社
3.64
  • (4)
  • (8)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 80
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396330989

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 竜の柩に続く作品。現在の日本に戻ったつもりが大正時代だったことから話は始まる。
    もうこの上下巻はメインがタイムスリップファンタジーとなっていて、謎や冒険的な要素は薄まってしまっている。
    しかし、やはり引き込まれることは変わりなく、一気読みである。
    1919~1920の大正時代の日本やイギリスの様子が楽しくて、宮沢賢治や江戸川乱歩やコナンドイルに会うところなどわくわくした。
    死後の世界や魂のありようなどは考えさせられる。
    このシリーズがこれで完結なのはさみしすぎる。

  • 初読
    ロンドンに到着した一行は幽霊が出ると言われる館に宿泊することになるが、そこで待ち構えていた悪霊の正体が実は・・・。
    竜の柩シリーズ、最終編。間違った時代に送り込まれてしまった主人公たちは、自分たちの時代に戻ることを目的として、霊との会話を試みるためにロンドンに到着する。タイムマシンパラドックスにより元の時代とのズレが発生してしまう。はたして、現代に帰ることが出来るのか。
    テンポ良く読ませる作品。読後感もなかなか。エンタメとして、楽しませてくれる一作。

  • 通常同じ著者の作品を数冊続けて読むと文体に飽きてくるのだが…。
    ぐいぐい引き寄せられて一気読み(笑)
    いい年をしたおっさんたちがパラレルワールドにはまりこんでしまうとは普通は考えつかない(笑)

  • 竜の柩の続編。九鬼虹人ほかの面々が大正時代の日本へ、そして幽霊を求めロンドンへ・・・タイムマシン

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋克彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×