LOVERS―恋愛アンソロジー (祥伝社文庫)

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  • 祥伝社 (2003年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396331221

LOVERS―恋愛アンソロジー (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 盲目的に愛しすぎて、依存してしまうなら、1番好きな人を自分から逃がしてあげたいと思った。

  • 大人の女性の恋をテーマに、9人の女性作家が書いた短編アンソロジー。
    ヒロインは二十代半ばが多くて、不倫ものも多いです。
    作家さんは有名な方ばかりですね。

    ◆ほんものの白い鳩(江國香織)
    恋は鳩みたいにやって来て、居ついて、そして去ってゆく。
    如何にも江國さんらしいお話です。

    ラストで主人公と恋人は別れてしまいます。
    「ダーリン」「天使」と呼び合って、ずっとHをして、友達や親を捨ててまで愛し合ったのに別れるのか。
    ところでこの主人公は、本当に車に轢かれたことはないのかな。

    ◆横倒し厳禁(川上弘美)
    若い女のコがオジさんとHをする仲になって、マンションに居つきます。
    女のコとオヤジのHというと、援助交際を連想させますね。

    Hの後、桃のシロップ漬けを食べさせて貰っています。
    桃は官能的ですね。

    主人公は愛という感情に乏しいコで、ラストまで永瀬を「愛しい」と思っていなかったフシがあります。
    ラストでは出て行ってしまうし。

    ◆キャメルのコートを私に(谷村志穂)
    主人公は彼氏と別れてしまう。
    何が原因だったのかは、もう分からない。

    キッカケは、彼の友達の恋人だった。
    とはいっても、彼氏とその女性が出来てしまった訳ではない。
    でも、元の状態には戻れなくなってしまった。

    主人公は、マサコさんの店で上等なコートを買う。
    マサコさんはイイ大人の女性。
    あの結末を見ると、彼氏を吹っ切れそうですね。

    ◆ウェイト・オア・ノット(安達千夏)
    妻のいる男性と不倫をする主人公。
    ペーパーウェイトのコレクションと自分の立場を置き換えています。
    H度は高め。
    こういう男はズルイと思うわ。

    ◆七夕の春(島村洋子)
    中学生の頃から気になっていた男性と年に一回、クラス名簿のやり取りをする主人公。
    ちゃんと恋をして、女として生きていた主人公だが、手紙が来ると忘れ掛けていた彼を思い出す。

    出来の良かった女のコから平凡な女になった主人公。
    一方、海外で研究職に励む彼。
    ラストで、彼は死んでしまう。
    もしこの二人が顔を合わせたら恋に落ちたのかしら。

    ◆聖セバスティアヌスの掌(下川香苗)
    平凡に生きて、平凡な結婚をする直前だった主人公。
    一人の若い男性・百合也に出会い、抱かれてしまう。
    百合也に貢いでいたのに、騙されてトンズラされてしまった。

    職場や家で冷たい目で見られて、婚約破棄された主人公は百合也を追って上京する。
    そして、百合也と再会するが…。

    ラストはあれで良かったんでしょう、主人公も吹っ切れますよね。
    百合也は病気の彼女の為にちゃんと働いて、主人公に時計を返した上にお金も取らなかったのだから。

    ◆水の匣(倉本由布)
    主人公には付き合っている男性がいて、「大事な話がある」と言われる。
    逃げるように鎌倉で探し物をしていると、一人の女性と出会った。

    はじめは中学時代に気になっていた男のコの家を探そうとしていた。
    しかし見つからなくて、「本当は何を見つけたかったのか」と考え込む。

    女の正体は北条政子でした。

    ◆旅猫(横森理香)
    このアンソロジーの中では、サラッとして爽やかな内容です。

    夏に浜辺で出会った男のコが主人公の家に居つく。
    寒くなってくると、流しである男のコはまた旅に出る為、主人公の元を離れる。
    好き合っている二人なのに、自由を愛する彼の為、ラストで主人公は笑顔で別れます。

    ◆プラチナ・リング(唯川恵)
    妻子ある上司と不倫していた主人公。
    離婚を覚悟する男とプラチナリングを貰うことをひたすら待つ女。

    ようやく二人は一緒になることが出来た。
    失ったものは多いし、不遇な目に遭うことにもなった。
    「それでも好きな人と暮らせるのならば、どうということはない」と主人公は思う。

    奪って手に入れた愛は、あまり続かなさそうです。
    共感は出来ないわ。

  • すごく昔の小説を引っ張り出して読んだ。
    やっぱ作家さんによって色が出るなぁと思いながら読んでいた。
    正直どれもあまり共感出来る恋愛観では無かったのでハマりはしなかったが読みやすくはあった。
    物語くらいは幸せな恋愛に浸りたいのかなぁ。

  • 恋愛に疎いので(俺ら男だが)或る意味さっぱりワカラナイ。 131

  • 恋愛の短編集であるが・・・それぞれ、作者によって、「恋愛」の定義が異なって面白い。

  • いい作品もあったし、そんなに惹かれないものもあった。倉本由布さん、島村洋子 さん、谷村志穂さんが個人的には新しく読んでみたいと思えた作家さんでした。

  • いろんな愛の形があるものです。

  • 女性作家たちの恋愛小説がギュッとつまった1冊。おなじみの方もいれば、初めての方もいて楽しく読みました。

  • 谷村志穂とか、横森理香とか、初めて読んだと思われるけど好きだった。まるまる読んでみたい。

  • 9人の女流作家による恋愛短編集。Loversという括りで競わせた?ためか、ちょっと読んでいてドロドロした女っぽさが表に出過ぎていて、疲れた感じ。
    この中では、倉本由布の「水の匣」がよかったかな。話を聴いてくれる北条政子、鎌倉との連想に感心した。

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