- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396331290
感想・レビュー・書評
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「誰だって、そういう部分はあるわよ。自分を嫌いになったり、好きになったり、また嫌いになったりしながら、生きてるんだもの。わたしだって同じ」
「男運がいいより、女運がいいほうが人生は楽しい。二人が部屋に入って来たとき、つくづくそう思ったわよ」
30代半ば。悩みを抱えた3人の女性が偶然出会い、それぞれの転機が訪れる。
女性の心の機微がリアルに描かれていてドラマを観ているようだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016.4.22-26
子供を望まない夫と気持ちがすれ違う志奈子、不倫相手と別れられない佳代子、幼馴染のプロポーズに悩む智美が占い師をきっかけに知り合い、それぞれ新たな道を踏み出す。 -
別れるべきか否か、産むべきか否か、結婚するべきか否か……人生の岐路に立ち、それぞれに悩みを抱えた3人の35歳の女たち。彼女たちの決断とは。そこに至るまでの紆余曲折と感情の機微の描写が面白く一気読みしてしまった。希望が持てる結末でよかった。
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再読。
子供を作るか否か、結婚するか否か、不倫相手と別れるか否か、有名占い師のもとで出会った35歳の3人の女性の物語。
この作者にしては珍しく爽やかな作風で、テレビドラマのような感じ。 -
それぞれ人生の岐路に立たされた、三人の女性の物語。「サスペンス」といっても、怖い感じではない。自分としてもここまでの「岐路」に立たされたことはないし。幸か不幸か(苦笑)。……たぶん、彼女たちと同世代になると共感できるんだろうな。
しかし。「自分のことは自分で決める」とはまったくその通り。この言葉は肝に銘じておこう。 -
文庫本で、薄いのですぐ読めちゃいます!!
新津さんらしい女性心理描写で同年代の私には
共感できる部分も多々ありました。
短いながらもきちんとまとまってて良かったです!