なみだ研究所へようこそ!: サイコセラピスト探偵波田煌子 (祥伝社文庫 く 11-4)
- 祥伝社 (2004年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396331436
感想・レビュー・書評
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なるほどね。シリーズ2弾を先に読んだから、といって支障なかったけど、波田さんいいキャラ☆
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鯨統一郎さんの作品らしいと思いました。
発想が飛ぶところもあり、推理できませんでした。
心理学とか興味ある人が読んでみてもおもしろいと思います。 -
タイムスリップシリーズを読んで楽しかったのでこちらも。最初からなんとなく、嫌なキャラだなぁと思ってました。むしろ途中でやめようかなとも何度も思ってました。でも続編買ってあるし…と読み続けての最後ね!ほーーーー!っと感心してしまいました(笑)オチはなんとなくわかっていた気がしますがf^_^;でも楽しめました☆それにしても明らかなこじつけセラピーにはまいりました。頭に残らないほどくだらない診察結果を大真面目に書いてますこの作者さん。いや褒めてるつもりですがf^_^;バカを真面目に書く…そんな人かもです。
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多作な鯨統一郎は当たり外れがあるけどこれはいい。ミステリとしてはトンデもこじつけネタが多いが、ちょっと変わった主人公のやりとりが絶妙で、他では味わえないおもしろさ。連作なのに終わりもすっきりまとまって、今後のなみだ先生の活躍が楽しみ。読んだらおいしいお茶と和菓子が食べたくなったyo。
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どこまで本当の精神分析の適用された推理なのだろうか…
とそんなことよりもこの前に読んだフロイトの後が偶然この本を読んだ事に驚き‼︎ -
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今まで読んだ本の中で「バカミス」という言葉が一番しっくりきました。「その解釈には無理があるんじゃないの」と思うところは多々あれど、ネタだと思えばそこまで気になりません。
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新米臨床心理士・松本清が新しく働くことになったのが、メンタル・クリニック「なみだ研究所」。
ただ、所長の波田煌子は言ってることはとぼけてるし、精神分析の知識も極めてあやふや。松本はいつも煌子の診療に不安を抱くものの、不思議なことにそんな煌子はいつも患者の心の悩みをピタリと言い当て、病を治してしまう。
メンタル・クリニックを舞台に、精神分析やサイコセラピーの知識を使ったミステリ。
一話完結の短編が連なってなみだ研究所の物語になっています。
精神分析の知識を使った一般的な見立てと、それをひっくり返す煌子の見立ての二重構造が毎回のパターン。筆者の作品は他にもいくつか読んでいるが、長編よりもこういった縛りをいくつも設けた中で短編を重ねていく方が向いているように思います。ちょっと無理があるかな? というのも無いわけじゃないけど、制約の枠内で話をまとめる技量は毎回スゴイと思わされます。
さくっと読めて、読後も爽やか。短編集なので気軽に読めるのもオススメポイントです。
それにしても、鯨統一郎は作品の幅が広いわ~。 -
波田煌子シリーズの第一弾。
サイコセラピストと探偵というトンデモな設定が良いです。
残念ながら実際のメンタルクリニックはこんな感じではありませんが、憎めないキャラクターがこの無鉄砲な設定を容認させているんだと思います。
波田先生のトンデモな推理も可愛くて面白くてちょっとほんわかする推理小説(?)です。 -
鯨先生の色々な言葉が最後にすべてつながる世界です
素人の先生を批判する若きマツモトキヨシ
であるが、問題の本質を解きほぐし、解決するのは
やはりナミダキラリ先生なんですよね~
絶対面白い!