なみだ研究所へようこそ!: サイコセラピスト探偵波田煌子 (祥伝社文庫 く 11-4)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396331436

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  • メンタル・クリニックの波田煌子は、
    患者の心の悩みをずばりと言い当てる。
    ミステリ的な心理カウンセリング。

    これぞ心理学と探偵を混ぜた現代の風刺。
    煌子のような先生がいてくれたら、
    日本は神経症から救われる。

    涙があふれる。。。。。。。。。。

  • 以前にMZさんから借りた鯨さんの本で邪馬台国、、、世界の七不思議的な本はいまいちだったけど、これはだいじょうぶだよといわれてて、、、
    最初は、あのオチがどうも理解できなかったけど、最後の2・3話はおもしろくおもえたー。

    続編もあるみいたいだけどよんでみてもいいかなとおもった。

    いぜんからくらべると拒否度はうすくなったな。

  • 港区六本木にあるメンタル・クリニック「なみだ研究所」。新米臨床心理士の松本清は、そこへ大学の恩師に薦められ見習いとして赴くことになった。研究所の所長・波田煌子は数々の臨床実績を持つ伝説のセラピスト。が、松本はほどなく愕然とすることになる。波田の幼い容姿と同じく幼い知識と、トボけた会話。果たしてこんなことで患者は治せるのか?不安になる松本をよそに、波田先生の不思議な診療が始まった…。推理界の奇才が放つ、ユーモア溢れる本格推理の決定版。
    《ブックデータベース より》


    《2010年4月28日 読了》

  • 予定調和の構成だったけど、セラピーという題材の使い方が面白かった。

  • なみださん。ただ者じゃないです。結局のところ治療を目的としているとわかっているけど、支離滅裂で理解に苦しいところも多々。。。でも、なんだか愛せるキャラでした。でも、会計士さんの服の趣味が理解できません(笑)

  • とぼけたキャラとくだらないギャグみたいな落ちでぼかしつつ。
    心理学の不安定さをさり気なく突いてたりもする。

  • サイコセラピストの波田煌子が活躍する連作短編集です。
    名前が凄いです。
    なみだきらこ。
    御手洗潔と良い勝負です。
    探偵役がサイコセラピストという事で心理学に関係する用語や治療の方法を本書を読む事で少しですが知る事が出来ました。
    知らない世界を垣間見れて楽しかったです。
    波田煌子の華麗な推理劇には読んでいて感心させられます。
    毎回、へんてこな患者がやって来ては波田煌子はへんてこな治療方法を施すのです。
    鋭い観察力と発想力でもってきちんと全てを解決していくのが爽快です。

  • 伝説のセラピストなのか、霊感少女なのか、なんだかなぁ。そんなんで解決したって言われても。

  • かけあい漫才のように話は進む。同じ様式のもとに築かれるしかけの数々。言葉遊びに過ぎないのだが楽しい。人を食った書きっぷりが好み。

    > ここはメンタル・クリニック
    > <なみだ研究所>。新米臨床
    > 心理士として働くぼくこと松
    > 本清は、最近目眩(めまい)
    > に悩んでいる。あいつ、波田
    > 煌子のせいだ。貧相な知識に
    > トボけた会話。こっちが病気
    > になりそうなのに、なぜか患
    > 者の心の悩みをズバリと言い
    > 当て、その病を治してしまう
    > 。本当に彼女は伝説のセラピ
    > ストなんだろうか。そして今
    > 日もあの不思議な診療が始ま
    > った…。

  • なんか、こじつけな感じでいただけませんでした。いまいちピンとこない・・・・・・。「邪馬台国はどこですか?」が一番好きかも。

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著者プロフィール

鯨統一郎
一九九八年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。大胆な歴史解釈から、日本の常識を覆す独自の作品が話題を呼ぶ。以来、歴史だけではなく幅広い題材を用いて、次々と推理小説を発表している。著書に「喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿」シリーズ、「ハウスワーク代行・亜美の日記」シリーズ、「女子大生桜川東子の推理」シリーズ、「歴女美人探偵アルキメデス」シリーズ、『タイムメール』『女子大生つぐみと古事記の謎』『作家で十年いきのびる方法』など多数。

「2022年 『カルトからの大脱出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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