大東京三十五区 冥都七事件 (祥伝社文庫)

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著者 : 物集高音
  • 祥伝社 (2004年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396331665

大東京三十五区 冥都七事件 (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 時は昭和の初め頃、早稲田の書生が持ち込む怪奇な事件を、隠居の大家が一刀両断。エログロナンセンスな時代背景に講談調でテンポよく語られる連作短編形式のお噺。

    快刀乱麻を断つがごとくの明晰なロジックに小気味よさがあり、全編通して
    明らかになる謎も楽しませてくれる、隙のない構成が素晴らしい。
    特殊な講談調の語り口ということで、文学的な要素は感じられないため好き嫌いの分かれそうな作品ではあるが、読み物としては面白く、レトロな世界へ連れていってくれるだろうと思う。

  • 昭和初期に生きるすばしこいお調子者の学生と仙人然とした明哲な御隠居が東京で起こった数々の面妖奇怪な事件を追うというストーリーが、落語の語りのような軽妙で小気味よい独特の文体で綴られる 物語の背景となる時代の風俗・文化・世相が事件のトリックに上手く絡められており、本著の随所から日本近現代固有の空気が感じられるように凝らされていて面白かった

  •  まあ、本当にそんなことが起こりうるのだろうか、ということはさておき、このレトロな語り口がたまんない。結構面白かった。しかし爺さん賢すぎるだろういくらなんでも。安楽椅子探偵はどうも苦手だ。で、最後のどんでん返し! は、別になくてもよかった(笑)
     実はこの文庫を紛失してしまって見当たらない。どこ行ったの~。

  • 予想通り好みの内容でした。
    3部作の1。この後「夭都」「亡都」へと続く。
    昭和初期を舞台にした味のある探偵小説。
    玄蕃翁がとにかくかっこいいのです!

  • 帝都東京を舞台に、間借り人が持ち込む摩訶不思議な謎を題材に、鮮やかな推理の冴えを見せる縁側探偵「玄翁先生」。


    血を吐く松。

    消える幽霊電車。

    天に浮かぶ文字。


    レトロでモダンな探偵譚、ここに登場。

  • 「まったき、玄きうつろであろう」

    大東京三十五区シリーズ
    独特の言い回しなので時代小説を読み慣れない方にはちょっとつらいかもしれません
    読みなれていても案外難しいかも…

    時代は昭和初期
    玄翁先生の安楽椅子(というより縁側)探偵ものです
    何だか阿閉君(ワトソン役)になった気分で
    玄翁先生の謎解きを拝聴することができます
    時代描写が細かくて本当に面白い
    探偵役の玄翁先生は何だか子供っぽくてチャーミング
    同レベルの阿閉君との掛け合い問答が最高に面白いです
    ただ先生の謎解きについてはちょっと卑怯だ!と感じます(苦笑)

  • 2007/3/23購入。2007/8/19~8/24。高橋克彦、京極夏彦氏の推薦文つき。明治と昭和初期を題材にした安楽椅子探偵もの。事件の設定や謎解きは魅力的であるが、時代を感じさせる文体は雰囲気をかもし出すものの、私にはちょっとつらかった。

  • 白黒フィルム付きの講談を聞いているかのような文体。頭の中で文章にいつの間にか、リズムがついている…。

    明治に起きた怪事件を25歳の大学生、阿閉万がまとめてちょっと売り出そうか、って考え、調べる。その謎解きを、大家の玄翁先生がさらっとやってくれる。

  • はい。文体もすき。時代背景もすき。出てくる方たちもすき。
    そしてジャケ買いです。安心して拝読できたです。
    驚くような推理もとんちもないですが、眠る前に読むのにちょうどよかったです。

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