陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

  • 26818人登録
  • 3.87評価
    • (3301)
    • (4002)
    • (3982)
    • (299)
    • (70)
  • 2718レビュー
著者 : 伊坂幸太郎
  • 祥伝社 (2006年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396332686

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
石田 衣良
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 伊坂幸太郎作品を読んだことがなく「陽気なギャングシリーズがおもしろい!」と勧められ読んでみました。

    「伊坂幸太郎」というと重たい話を書く人と勝手に思っていたのですが、思っていたよりも軽く会話が多くテンポもよくて読みやすかったです。

    それからクライマックスで回収されまくっていく伏線もおもしろかったポイントです!

  • 伊坂さんやっぱり好き!面白かった。4人とも良いキャラクター。章ごとの単語についての解説も楽しかった。「会話」とか、はっとする。軽く読み終わるのに読みながらいちいち色んなことを考えさせられる感覚も好み。

  • それぞれに眩しいほどの才能を持つ「普通の4人」が、銀行強盗をはたらく場面からお話は始まる。
    全体を通したストーリーのテンポのよさ(これは伊坂作品全体の特徴)、会話の軽快さが際立つ。常に相手の裏をかいていく手際もお見事!
    悪人こそ魅力的、である小説の面白さを再確認できた。

  • 一見何も関係のなさそうなエピソード(例えば冒頭の偽警察官の話など)があとあと生きてくる。張られた伏線に絡め取られていく感じが好きな私にとってはどんぴしゃでした。

    推しメン←は成瀬さん。神崎の策の裏の裏をかいて雪子を救いに来たときは(実際に来たのは成瀬さんではなかったけれど)うおぉ! やっぱ格好いいよ成瀬さぁぁん! とテンションが暴走しました。

    「ロマンはどこだ」……この本の中に。

  • 「陽気なギャングが地球を回す」
    嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だったはずが・・・、思わぬ誤算が。せっかくの「売り上げ」を横取りされたのだ!


    ギャングシリーズ第1弾。本作は、初もの尽くしである。独立した本として、伊坂幸太郎初の続編を生み、デビューした新潮社以外から初めて刊行され、新書判でも初めて刊行され、映画化第1弾の役まで張ったわけで、初三昧。そして、世間を初めて惹きつけた、それも強烈に、のも本作だから、さらに初が加わる。まさに、ちょっとした怪作ではないだろうかw


    「オーデュボンの祈り」から続く異世界と現実世界の見事な融合は、相手の嘘を完璧に見抜く能力者や一寸の狂いも無い体内時計を宿す女性が活躍する本作でも健在です。彼らは、しゃべるカカシに匹敵する特殊な存在でありながらも、見事な自然さで作品に溶け込むわけで、それを可能にする小説の持つ図抜けた説得力とそれを宿らす伊坂幸太郎に天晴れ。


    伊坂幸太郎の才能を発露させる存在「強盗」を企てるは、上記の特殊能力を備える成瀬と雪子に加え、抜群の技量を持つスリ師・久遠、べらぼうに弁の立つ響野の4人。彼ら4人は抜群のチームワークと絶妙な掛け合いを見せながら、ものの見事に銀行強盗をやり遂げたのはいいものの、ものの見事な名前負けをしている元旦那や現金輸送車襲撃犯に成果を掠め取られる。


    さて、どうするか?どうなるでしょう?お楽しみあれ。ニヤニヤ、ワラワラ、ヒヤヒヤ辺りの感情は総動員されること間違いなし。ちなみに、お気に入りは、響野ですね。伊坂幸太郎といえば、とにかく「言葉(使い方、比喩、台詞etc)がスーパー!」と思っていますが、本作でもそれは遺憾なく発揮されています。成瀬の放つあの言葉や祥子の放つあの言葉(アレは最高w)も良いけど、やっぱり響野の言葉達が最高ではないでしょうかw


    ちなみに、「解説」は必読です。ギャングをめぐる2つの考察と2つのおしゃべりには、なにやら色々考えさせられ、驚かされ、「なるほど」と唸らされ、久々に充実した「解説」でした。しかし、伊坂幸太郎とはつくづく凄い小説家だ、ありゃ、ちょっとほめすぎでしょうかw


    [余談]
    本作の原型「悪党たちが目にしみる」が選考委員から徹底的に叩かれた(1996年第13回サントリーミステリー大賞最終候補)、「もう小説を書いちゃいけないんだ」という気持ちになるほどに。


    書き続けてくれてありがとうございます。

  • 相変わらずテンポのよい、井坂さんの作品。
    とにかく伏線。章の中に人物にスポットを当てて回想のように重ねながら時間軸に沿って進んでいくのが、いかにも井坂さんらしい。第四章ではとにかくどんでん返しに続くどんでん返し。それまでの伏線を読み落とさないようにと思っていても読み終わるとすべてが繋がってすっきり。
    登場人物のそれぞれの個性も特殊で細かくてストーリーに活きてくるのが面白すぎる。

  • 銀行強盗には、4人がちょうどいいそうです(笑)
    普通じゃない才能や特技を持ったできる男たちとママさん一人、陽気にスマートにやってのけるのがかっこいいです!
    ページがどんどん残り少なくなっていくのに、落ちがわからなくて楽しかった。最後は読んでいて笑顔になりました。
    成功を祈っちゃった。フィクションですから!

  • 話のテンポがよくて軽快で、なお且つ最後は爽快なお話でした。 主要人物は、ウソが見抜ける成瀬、演説のプロ響野、天才スリの久遠、正確な体内時計を持つ雪子の四人。こんなに愉快で楽しい銀行強盗見たことない!
    人生にはロマンが必要。
    そうだ、「ロマンはどこだ」

  • テンポが良いのと、雑学が豊富である事は、同著者の必殺の武器で、同作品ではそれらが遺憾無く発揮出来ていると思う。
    成瀬の頭の回転の良さは、カッコ良くもあり爽快感をもたらせてくれる。

  • 伊坂ファンの主人からお薦めされて読みました。愛すべき人物たちと、会話のお洒落さ。とても面白かった。久遠が言葉にする自閉症についての感じるいくつかの下りも個人的によかったと思う。

  • 伊坂幸太郎は、アウトローな男達の物語を書かせたら天下一品。
    アウトローなのに決して残虐ではない、むしろ愛着の沸くキャラクターばかりで次にどんな行動を取るのか楽しみになってくる。ストーリー自体は突出してイイ訳でもない(伏線はめっちゃすごい)けど、どんどん読みたくなる。

    この本もまさにその一つ。

  • 伊坂幸太郎はちょっと非現実なキャラクターを書く。
    その「ちょっと」具合が絶妙。
    嘘を必ず見分ける男。演説の達人。スリの天才。体内に時計を持つ女性。
    現実にはちょっといなそうな人たちが、リアリティをもっていきいきと物語の中で動き、活躍する。
    そして読みやすく、かつ緻密なプロット。

    伊坂幸太郎が売れるのは必然なのでしょう。

  • 面白かった。話の中に出てきた会話などを最後に上手く全て回収しているのが素晴らしい。成瀬さんのキャラが好き。

  • 言葉の解説が面白い。
    物語の途中に出てくる一見話の流れに関係してい無さそうな事が結末に繋がって、なるほど!流石!と思う。
    会話のテンポもよく読み易かった。

  • いや〜面白かった。伊坂節炸裂といった感じ。ストーリーもさることながら、本筋からズレたところでの軽妙洒脱な会話劇は流石。

    本作を読んでいてふと気づいたこと。伊坂さんの作品って、タランティーノに似てるなぁって。伊坂さんの作品を娯楽的な脚色なしで、3時間くらい垂れ流したらタランティーノになるんじゃないかな。でも伊坂さんは大好きなんだけど、タランティーノは苦手なんだよな…、なぜだろう。タランティーノも小説で読んだら面白いのかもしれないよなぁ。

  • 伊坂幸太郎さんワールドの先駆けとなる作品?
    4人が4人とも個性的な、本来役に立つのか?というような特殊能力の集団なのですが、なるほど~と言う展開です。

    中でも響さん大好きです。
    無駄に口煩く、自己顕示欲の塊ですか、成さんが必要としてる訳ですね

    本来、強盗で役に立つのか?と言うような演説が得意というのは特殊能力ではなくただ単に特技ですが、あの知識の深さとプレゼン能力は僕も身に付けたいものです

    次回作にも期待

  • かなり久々に読む伊坂作品。
    何冊か読んで、余り得意ではないかもなぁと思っていた作家さん。

    この作品は映画化もされているんですねー!
    全く知らなかった。
    かなり痛快で、作者があとがきで書いていた様に、海外の騒がしい映画を見ている様でした。

    面白かったものの、まだ苦手意識は残っておりますが、続編があるという事なので、そちらも読んでみようかな。

  • 久しぶりに手にとった。癖が無くて、読みやすくて、ついさささっと読んでしまった。登場人物の個性があって、ほどよい論理があって、気晴らしにはいい一冊。続編、部屋の本棚にあったかな

  • 伊坂好きになりました。

    1年くらい前に『ラッシュライフ』を借りて読んだケド、なんか苦手でそれ以来伊坂さんは避けていました。

    が、しかし。

    これはおもしろい!

    登場人物がたくさん出てきて、話し手がコロコロ変わるから、最初は混乱するケド、4人の特徴をつかんだら、全員が愛しくなった。

    伏線とか謎はそんなに難しくないケド、4人の会話が笑える。

    読み終わったあとは、異様にテンション高くなります。

  • 2016/2/23

    伊坂さんの作品は、相変わらず面白い。

    初期のお話のためか、展開は分かり易く先も読めましたし、狙っている部分も際だっておりましたが、
    やはりパズルのピースが上手にはまって、最後には完成品を見せてくれますよね。

    キャラクターも個々人が、個性的です。
    文学というよりも、毎度の事ながら漫画のような感覚です。好感が持てます。

    慎一のお父さん。
    あの手のタイプに対する人間性の指摘は、興味深く拝読しました。

  • こうでなきゃ!と膝を打つ。いいねいいね、伊坂節。気持ちがいいキャラ設定で、これは映像になっても面白そうだと思う。

    続編も早く読みたし、でも順を追うか、とも思うし。でもとにかく気持ちが良かった。

  • しっかり全部回収してる。
    単純に面白かった。

  • テンポがいいし、キャラクターもそれぞれ愛嬌があるので、銀行強盗とか銃とか出てくるけど、愉快な気持ちで読める。エンターテイメント。
    2014.8.20

  • ギャグあり、感動あり、爽快感あり!言う事なしに面白いです。

  • 人間嘘発見機である男、常に正確に体内時計を刻み続ける女、常に喋り続ける男、技術が卓越したスリの4人組の銀行強盗の話。

    ほぼ会話で進行するのでサクサク読めます。
    でもその会話が面白過ぎて電車の中では読みにくい(´∀`;)

    久しぶりの再読だったけど細かい伏線の回収内容を忘れてたし、ホント会話が面白いので2度目も十分楽しめました。
    続けて続編を読みたいと思います。

全2718件中 1 - 25件を表示

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)に関連する談話室の質問

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)に関連するまとめ

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)を本棚に登録しているひと

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)の作品紹介

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)のKindle版

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)の新書

ツイートする