- Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396332693
感想・レビュー・書評
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一休話の醍醐味の頓知が存分に楽しめた。最後の師匠との問答も鮮やかですごいなぁと思った。
京言葉の一休さんが新鮮だった。
楽しい本だった。 -
建物消失などの大がかりな物理トリックと、事件の捉え方を変えて真相を浮かび上がらせる心理トリックの側面もあり、全体はユーモア・ミステリで読みやすい。解説で柄刀一も言っていたが、文章への高い意識がうかがえて、ウィンクの描写がすごい。
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ううん、どんどん面白くなくなってきて、もう一休さんもかわいくない。残念。
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賢才と誉れ高い建仁寺の小坊主一休。同じ寺に寄宿する少女茜の両親を捜すため、侍の新右衛門と三人で旅に出た。難波、大和、伊勢―道中で待ち受ける首なし死体、建物消失などの不可解な事件。そして歴史上の大事件にリンクする茜の出生の驚くべき真実とは?密室殺人、消失トリックなどバラエティ豊かな謎と著者オリジナルの頓知話が意表を衝く歴史推理。
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あんま
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二巻を買ってしまった。どうもこの短編集は、その前に長編の物語があったようなのだ。が、おもしろそうだったのでつい読んでしまった。いくつか前編にからんでいそうな記述があったので、やはり一巻から読んだ方がいいけれど、それ込みでも面白かった。◆一休さんといえば「とんち」である。なのでこの物語は、とんちを解き、かつ事件も解決するという二段構えのおもしろミステリになっている。そして全編を通した隠された謎も最後に解けるという小気味よい終わり方。痛快な読後感はイコール幸福感である。