FINE DAYS (祥伝社文庫)

  • 3023人登録
  • 3.45評価
    • (178)
    • (436)
    • (799)
    • (89)
    • (13)
  • 387レビュー
著者 : 本多孝好
  • 祥伝社 (2006年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396332976

FINE DAYS (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 「FINE DAYS」
    美貌の転校生にはおっかない噂があった。その美貌に魅せられてつきまとったり、彼女に嫌な思いをさせた者にはたたりがあると・・・
    その噂は校内最強女子の安井までも巻き込む騒動になって・・・

    「イエスタデイズ」
    死の床にある父からの頼まれごと・・・それは35年前に別れた元恋人とその子供を捜してほしい、というものだった。訪れた住所にあったおんぼろアパート。そのドアの向こうにはどこか見覚えのある男性と奇麗な女性がいて・・・・

    「眠りのための暖かな場所」
    異様なまでに来客を拒む結城と、異様なまでに星を怖がる私。果敢な挑戦者 明美。明美の事故をきっかけに、大学に来なくなった結城を気にかける私だったが・・・罪の意識と恐怖。。。

    「シェード」
    古道具屋で見つけたランプシェード。そのシェードには愛する女性を闇から守ろうとした男性の物語が込められていた・・・。
    ちょっと「賢者の贈り物」と「赤い蝋燭と人魚」を連想した。

    確かに恋愛短編集、ではあるが甘いよりは苦み寄り。
    特に「FINE DAYS」冒頭の軽さからはこんな展開になるなんて思いもよらず・・・

  • 大切なものに気づかされる。そっと背中を押してくれる。

  • 表題作『FINE DAYS』を含む、四作品収録の短編集。ちょっと不思議で切ない恋愛小説です。

    ホラー要素の加わっている話では、ゾクッとするような感覚も味わえて面白い。

    全体的にどれも読後感は悪くないし、短編集ではなく長編で読みたいとすら思わせてくれます。

    ただ、純粋に恋愛小説として読むと多少残念な感じがしてしまうかも。

    事前にSF要素やホラー要素があると知って読めば、その独特な世界観を十分に楽しめると思います♪

    何より素晴らしいのは登場人物の科白。素敵な科白ばかりで、印象に残りやすいと思います。

    胸にグサッと突き刺さるような、それでいて優しい温もりを感じるような…不思議だなぁ。

    小説が苦手な人にも、是非オススメしたい作品です☆

  • 恋愛小説の短編集。感想は・・・特にないかなぁ。やっぱり短編集って苦手なんだろうな、私。

  • まったく本を読まない男子だった弟が、
    「大学までの通学が暇だ」
    という理由から本を読み出した。

    弟の部屋の本棚から見つけましたシリーズ
    第1弾がこれ。

    4つの作品からなる短編集。

    読みながら、
    まぁまぁおもしろいかなって評価だったのですが。


    最後の作品『シェード』が
    かなりよかった。

    自分の今の恋愛状況で、
    見つめなおすことがあったというか。

    示唆されることがあった。


    本から何かを得られる体験は、
    すばらしいことだなぁ。

  • 人間らしさというか、心の中を理解しているなぁと感心させられました。
    本多孝好さんはすごい。

  • だから、もっと確かなものが欲しくなる。将来の可能性でも、頭の中にでもなく、今、ここに。

  • 不思議な恋愛小説の短編集。

    不思議と鳥膚が立つ。

    感動と言うか、何か怖い。

  • 高校生の時に買って1度読んだものの、その頃は純粋すぎて(ただ世間知らずだっただけ)内容がいまいち理解できなかった。この頃ようやく本を読むようになったので読解力は0。今も自信はないけど。でも10年ぶりに開いてみたら、今では内容がちゃんとわかるようになっていた。ちゃんと面白いと思えるようになっていた。良かったー!日常の中のほんの少しの非日常。不思議体験という言葉ではなんだか安っぽくなっちゃう。4つの短編だけど3つ目が先がすごい気になる!全部読み終わった後、ふと私の一部が死んだ、彼女の一部は失われたという言葉をじわじわと思い出した。私も自分の一部の喪失を感じたことがあるから。改めて読むといいなぁ。自分も一応大人になったんだなー。
    h29.6.15

  • 短編集。「FINE DAYS」のラストの一行が素晴らしい。この一行を読めて本当に良かった。

    ・FINE DAYS
    元女番長の安井と、いじめられていた男子神部とつるんでいる主人公。そこへ、転校生の美少女がひょんなことから輪に加わる。
    そんななか、傍若無人な男性教師が校舎から転落死する事件が起きたり、安井が怪我をしたりする。
    主人公は、「彼女」に嫌がらせをした人が死ぬという噂があることを聞く。
    最後まで気付かなかったんだけど、「彼女」は名前が出てこない。
    『あのころ、あんなにも眩しく見えていた彼女の名前を、今はもう覚えていない。』
    というラスト一文にハッとする。

    ・イエスタデイズ
    疎遠だった余命いくばくもない父親に呼ばれた、三男坊の主人公。
    父親は主人公に、昔結婚するはずだった女生徒その子供を探せという。
    厳しい父に反発していた主人公だが、何となく自分と似ている者も感じ、願いを聞き入れる。
    少ない手がかりを頼りに辿り着いた、父とかつての恋人の部屋。
    足を踏み入れると、そこには若かりし頃の多々と恋人の女性がいた。
    SFチックな話。
    どうしてそんな現象が起きたのか書かれていないけど、もしかして父親が亡くなる寸前に見せている走馬灯のようなものなのかしら。
    女性とは巡り合えたけど、未練を残さず立ち去るさまが切なくもさわやか。

    ・眠りのための暖かな場所
    妹を見殺しにして自分が助かった過去を持つ主人公の女性。その過去のせいか、人を寄せ付けない雰囲気を持っている。
    そんな主人公はある日同じ大学の年下の男子学生・結城と出逢い、何となく惹かれていく。
    しかし彼は他人の死期などを知る「予知能力」があるといい、厄介な性格の姉と暮らしているという。
    実は「能力」があったのは結城の姉で、結城は彼女の力を抑えていた。
    最後は主人公が宣戦布告する形で終わる。

    ・シェード
    彼女のクリスマスプレゼントを買うために不思議な雑貨屋を訪れた主人公。
    しかし目当てのランプシェードは売り切れており、店の女主人からそのシェードを作った職人の悲しい運命を聞くことになる。
    芸術家の苦しみ、一人の女性を愛したことと、そこに訪れた運命などが語られ、主人公は話の合間に自分と彼女の関係を思い浮かべる。

全387件中 1 - 10件を表示

本多孝好の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
東野 圭吾
伊坂 幸太郎
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

FINE DAYS (祥伝社文庫)に関連する談話室の質問

FINE DAYS (祥伝社文庫)に関連するまとめ

FINE DAYS (祥伝社文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

FINE DAYS (祥伝社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

FINE DAYS (祥伝社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

FINE DAYS (祥伝社文庫)のKindle版

FINE DAYS (祥伝社文庫)の文庫

ツイートする