Shelter: 長編推理小説 (祥伝社文庫 こ 14-4)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 208
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396333065

感想・レビュー・書評

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  • ふたりの視点から書かれ、繋がっていくのが面白い

  • カフェで隣り合わせた可愛い子を拾うことから始まるストーリー。兄弟家族、マフィア、相続絡みなど複雑に絡み合う話かと思ったけど普通だった。正直物足りない。

  • <人はなぜ、最も大切な人をいちばん傷つけてしまうのだろう?>これ以上、妹を傷つけたくないと過去から逃れるように東京に来た江藤恵は、いずみと名乗る謎めいた少女と出会う。「殺されるかもしれない」とすがってくる少女にいつしか妹の面影を重ね…。愛し合い傷つけ合う若者の心に染みいる異色のミステリー。

  • まずは、シリーズ物の第3作だと知らずに読んでしまって、しまったなぁ・・・と。

    全体的に暗い雰囲気が漂っていて、精神的な傷を扱ったものだけに、合わない人は合わないと思います。
    それで、深いところに踏み込んでいくのかな?と思ったら、そこまでは深く書いていないような感じがしたと思ったら、3作目。
    なので、もしかしたら、前2作を読んだら、もっとそれぞれの人物像が掴めて、よりしっかりと読むことが出来るのかな?と思うと、しまったなぁ・・・とw

    単体で読んだという感想になると、読み進むのはどんどん読めるけど、特筆するほどのストーリーでもないという印象。
    というか、こういった問題を描いた作品というのは、なんとなく「面白い」「面白くない」が言いづらい作品になってしまうことが多くて、やっぱり感想を書きづらいですね。

    それぞれの登場人物が、ほとんど全て心に傷をもっていて、現代的といえば現代的のような、小説的のような。
    そんな中で、主人公的?存在の小松崎さんが唯一暗くなりすぎる部分を支えているといった感じでしょうか。

    私は失敗しましたが、まずは1作目を読んで、シリーズを気に入るかどうかで判断するのがよさそうです。

  • 信用できる整体院があるといいな

  • まぁまぁ、可もなく不可もなく、な作品だった。いかにも小説、って感じが残念。

  • 大阪から東京に逃げ出してきた恵はいずみという名の少女と出会う。彼女が何かに脅え何かから逃げているのを感じ取った恵はしばらく行動を共にする。
    また大阪に残された恵の妹、歩。彼女と付き合っている小松崎は消沈する歩の力になれるよう恵の足取りを追うが・・

    まあ無難におもしろい・・・けどところどころいろいろ伏線めいたものがあるんだけど、どれもスルーしてあっさりと終わっちゃった・・・なんか解決はしているけど消化不良感が・・・

    と思ったらこれは合田接骨院シリーズの第○作とかなんですね。今回のでシリーズの全貌がわかるとかそういうつくりだそうで。そうか。じゃあ他のも読んでみようかな。。

  • 前の2冊を最近、読みなおして続きはないのか!って探したらあった(笑)(今さら)


    前の2冊がとても面白かっただけに、パンチがなかったな〜。
    三部作とか言われてるからもう書かないのか?無理にまとめた感じもしました。

  • カナリアシリーズ第3弾。

    シリーズを通して、『心に傷持つ女性たち』が登場し、
    その傷たるや、現代社会の発展に伴い近年ことに取りざたされる問題が根底にあり、かなり「イタい」ものだった。

    元来が楽天家なわたしには、共感し難い傷なのだが、
    そこは同じ女性・・・わからなくもない登場人物たちの心身の辛さに
    読みたい気持ちが逸るものだった。

    合田のような人物のいる治療院があれば、すぐにでも行きたいのに・・・と思わせるキャラ、取り巻くキャラはそれぞれに変わり者だが、ひきつけられる。

    恵&歩姉妹については、過去をきっぱり清算することは、難しいだろうが、時間と合田と小笠原とが、いつか心の重しをなくしてくれんことを祈りたい。

    シリーズ最終章としては、やや物足りない終わり方だったのが残念。



    【“人はなぜ、最も大切な人をいちばん傷つけてしまうのだろう?”これ以上、妹を傷つけたくないと過去から逃れるように東京に来た江藤恵は、いずみと名乗る謎めいた少女と出会う。「殺されるかもしれない」とすがってくる少女にいつしか妹の面影を重ね…。愛し合い傷つけ合う若者の心に染みいる異色のミステリー。 】

  • 整体師:合田力シリーズ第3弾

    今回も良かった。
    合田先生みたいな整体師がホントにいたらいいのに。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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