信濃戦雲録第二部 覇者(上) (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (680ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396333430

感想・レビュー・書評

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  • 武田家とその周辺国を武田軍の軍師である高坂昌信と武田家に滅ぼされた諏訪家の武将である望月誠之助が主人公です。

    この本では、武田家の駿河攻略から、三方ヶ原の戦い、長篠の戦い、武田家の滅亡、そして本能寺の変までが描かれています。

    望月誠之助は武田家に諏訪家が滅ぼされたことをうらみ、武田信玄を倒すことを誓いますが、そうして何十年経った後の、最後の方のシーンはなかなか感慨深かったです。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_4070.html

  • 武田勝頼のことを判官びいきで
    好きなので購入。

    むかーし読んでた戦国時代の復習に
    なって新鮮だなー。

  • 前作「野望」と比べると、やっぱり滅びへの道を意識しちゃうからか盛り上がるもどこか哀しい。敵が織田になり強大さが際立っているのもあるけども。
    勝頼はよくある勝頼像でちょっと残念かな。
    でも最後まで読んだ時はすごく良い満足感がありました。
    武田家滅亡まで書かれてるものはあまりないので、きっちり読めたのは有難いです。

  • 勘助亡き後の武田の繁栄と衰退が、描かれてます。本書での敵は、上杉じゃなくて織田です。またタイプの違う相手との知恵比べです。
    それにしても、お館様との仲は知ってたけど、源五郎くんが、妻帯してなかった事は、本書で初めて知りました。甲陽軍鑑の作者は、虎綱の実子だとずっと勘違いしてたわ。

  • 上下巻

  • 「野望・信濃戦雲録 第一部」の続編。今回は「野望」で伏線的脇役だった望月誠之助が主人公。そして舞台は武田家と織田家の争いから本能寺へ。天下を取れなかった武田家と天下を取った信長の違いを克明に描いています。武田信玄を倒すことを宿願とする誠之助の心の移り変わりが読みどころでしょうか。

    2007.4.26読了

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  • 2007/3/23購入。
    2011/1/11〜1/14

    武田氏の盛衰を書いた井沢氏の信濃戦雲録シリーズ。前作の野望に続いての第2部。山本勘助を失った信玄であったが、京を目指してついに進軍。三方ヶ原で家康を破り、いよいよ織田軍と衝突寸前、信玄は倒れてしまう。遺言で自分の死を3年は秘すように残した信玄であったが、後をついだ勝頼は功をあせって兵を出す。上巻である本作は遠江の高天神城を落とすところまで。
     歴史にifは禁物だが、信玄が生きていれば戦国時代の終焉はどうなっていたであろうか。後半も楽しみ。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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