I LOVE YOU (祥伝社文庫)

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  • 祥伝社 (2007年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396333751

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I LOVE YOU (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

  • こちらは全員が男声作家の作品集です。
    あたりまえですが、海や空と一緒で、恋には数え切れないほどの、形、色、匂い、感触、音なんかがあって、だからこんな作品集を読めば読むほどに、恋の醍醐味やら気配やらを楽しめるわけです。伊阪幸太郎さん、石田衣良さん、市川拓司さん・・中でも私が一番やられたのは本田孝好さんの「Sidewalk Tolk」です。この発想はまず考えないですからね。どれも面白かった。オススメの一冊。読むアンチエイジング(笑)

  • 男性作家6人が贈る恋愛短編集。


    透明ポーラーベア / 伊坂幸太郎
    評価:★★★★☆(4.5)
    「繋がり」
    恋人や疎遠になった人との距離を、
    そのままの尺度で考えるんじゃなく、
    違う見方をすると気持ちが楽になる。
    その様を描いてると感じました。
    最後の展開が面白かったし、
    ()を使った描写が印象的でした。

    魔法のボタン / 石田衣良
    評価:★★★☆(3.5)
    「すぐ側に」
    幼馴染みが互いに異性として意識していく、お話。
    王道のストーリーですが、丁寧に描いていて引き込まれました。

    卒業写真 / 市川拓司
    評価:★★★★☆(4.5)
    「勘違い」
    この短編集の中で唯一、女性目線で描かれている作品。
    卒業以来、会ってなかった同級生に声を掛けられる。
    気兼ねなく話せた人なのか、初恋の人なのか。
    同じ名字の人だから、どっちか分からない。
    そんな展開にハラハラして一気に読めました。

    百瀬、こっちを向いて / 中田永一
    評価:★★★★★
    「偽りの関係」
    大学卒業を控え帰省した男性が先輩と再会し、
    昔の出来事を語り合う。
    いろんな要素が詰まっていて、終わり方もよかった。
    この短編集の中で一番好きです。

    突き抜けろ / 中村航
    評価:★★★
    「育むもの」
    恋愛を軸には置いてはいるが、
    主に描いているのは男の友情じゃないかと感じました。
    親友の紹介で出会った人によって、
    変わっていく男性の物語でしょう。

    Sidewalk Talk / 本多孝好
    評価:★★★★
    「記憶」
    離婚を決意した、一組の最後の晩餐。
    ~だったかもと当時のことを自分の中だけで振り返る男性と、
    もし~と仮定の話を相手にする女性の描写が、
    ふたりの関係性を表している気がしました。
    とてもいいラストシーンでした。

  • 6人の男性作家が書く恋愛小説。
    市川拓司さんの「卒業写真」がよかった。

  • 6人の作家さんの短編集。こういう小説は、好きな文体の作家さんを新たに探そうと思っている時に読みやすくていいと思う。もともと好きな作家さんのは楽しく読め、新たに長編を試してみたいという作家さんが現れて、少し得した気分。

  • ◇透明ポーラーベア(伊坂幸太郎)
    独特の文体がとても心地よく、主人公の姉の彼氏だった人と動物園で再会する、
    という設定に引き込まれました。
    最後まで姉と姉の元彼と主人公とその彼女の関係が気になって、夢中で最後まで読みました。
    さりげなく姉の歴代の元彼のエピソードを紹介したずっと後に、
    さりげなく特徴のあるキャラクターが描かれ、実は歴代の元彼たちだったのでは、という伏線の回収の仕方もすごいなあと思います。ミステリー要素のあるお話だと思いました。

    ◇魔法のボタン(石田衣良)
    小さい頃から気心のしれた男女のふたりが、男性の視点で優しい口調で語られていて、
    独特の世界観で素敵だなあと思いました。
    ずっと20年間も良いお友達同士として過去の恋愛話をしたり飲んだり、
    という間柄から、じょじょに女性らしさを出す女性と、そんな彼女に惹かれていく男性が
    とても可愛いお話でした。

    ◇卒業写真(市川拓司)
    スタバで中学の同級生と再会した主人公の女性視点のお話。
    当時のままのふっくらした柔和な男性に変わらないね、というと意外そうな顔をされた、
    というような伏線が仕掛けられていて、読み進めていくうちに予想外の結末で楽しかったです。
    二人とも魅力的なキャラクターで、読んでいてほっこりしました。

    ◇百瀬、こっちを向いて(中田永一)
    学校中で人気のある幼馴染をもった、クラスでは地味で目立たないグループにいる主人公。
    そんな彼が、美人の彼女を持つ幼馴染のことが好きな女子に、つきあうふりをしろと言われ、手伝うことに。
    そうしているうちに段々その女子を好きになってしまって、、、という内容で、すごくおもしろかったです。
    そして、あげた花言葉の意味から、
    数年前の浮気にとっくに気づいていた幼馴染の彼女の描写がおもしろかったです。
    主人公たちの仮面カップルの行方が気に入り、この話は単行本で探し出して購入しました。

    ◇突き抜けろ(中村航)
    週に三度電話をかけあう男女の物語、という設定がいいなあと思いました。
    破天荒なキャラクターに振り回される主人公たちがおもしろかったです。
    独特のルールがある付き合い方をしている登場人物たちの物語はとても魅力的だなあと思いました。
    主人公の、青年らしい悩みにぶつかっていく姿勢に好感が持てた作品でした。

    ◇Sidewalk Talk(本多孝好)
    別れの前兆がある前提から物語が始まり、男性が昔を回想しているという展開がおもしろかったです。
    二十歳のころに、つけていた香水を嗅いで、そのときの記憶を思い出したところからの物語の進行がとても良いなあと思いました。
    大人同士なんだけど、男性もかわいいし女性もかわいい作品でした。

  • アイラブユー。男性作家が書く短編恋愛小説。

    豪華な作家陣…映画化もされるみたいです。


    特によかったのは、やはり伊坂幸太郎さん。素直な恋愛ストーリーではなく、こうきたかと思わせるストーリー。繋がりを感じる話。素敵でした。

    あとは中田永一さん。始めこの人誰だ?と思っていたんですが、乙一さんが別名で書いたものみたいです。なんだ…恋愛物も書けるんじゃないか!憧れの先輩に頼まれた表向きだけの彼女。いつしか本当に好きになる。人間レベル2の主人公が初めての経験をする淡い感じ。すごくよかったです。

  • 6人の作家さんによる、6つのアンソロジー。
    恋愛をテーマに、ということらしいけれど、中には「これ、恋愛ものかなぁ」というのも交じっている気がします(笑)

    伊坂さんと、本多さんの2作が特にヒットしました。

  • 恋愛には未知の物語がある。初めて恋心を意識したとき、幼なじみに異性を見出したとき、彼女との間に微妙な心の距離を感じたとき、初恋の同級生と再会を果たしたとき、彼女と恋愛のルールを決めたとき、そして連れ添った相手との別れを予感したとき……
    さまざまな断片から生まれるストーリーを、注目の男性作家陣が紡ぐ、奇跡の恋愛アンソロジー。

  • 飽きっぽい私はこういう、一冊はありがたい。得した気分(^_^)
    『百瀬こっちをむいて』1番印象に残りました

  • 白クマのお話も、魔法のボタンも、卒業写真も、百瀬ちゃんも、木戸さんも、sidewalk talkも、全部好き!
    特に卒業写真の渡辺違いの勘違いがときめきました。
    白クマのお姉ちゃんの話は何か分かる気がして、
    ボタンのときめきは大人なのにもどかしい感じが好きで、
    先輩たちの腹の中が分からないところが魅力で、
    彼女はどこに行ったか分からないけど謎の木戸さんのキャラが立ってて、
    最後の食事をしながら香水の香りに気付いたあの瞬間、
    素敵な恋のお話を読んでるんるん気分です♪

  • これも、伊坂作品が入っていたので読んだ本。
    でも結局一番よかったのは石田衣良さんの作品でした。

    色んな作家さんの恋愛小説を1つの本にしたものだったのですが、伊坂さんの恋愛小説は非常に珍しい!と思ったので、読んでみました。
    しかし、伊坂調は伊坂調ですね。
    彼の作品にキュンとすることはなかったです。深いなあと思いましたが。

    石田さんの作品は非常にキュンとしました。
    女の子は結構好きなんじゃないかな、ああいうの。

  • 有名な作家の短編集。
    誰かを目当てで買って、
    新しい世界に出会える。
    たまにはこういうタイプの短編集もいいな。

  • 伊坂幸太郎は「ユニーク」、石田衣良は「男女」、市川 拓司は「思い出」、中田永一は「青春」、中村航は「絆」、本多孝好は「現実」。それぞれの作品を一言で言ったらこんな感じ。

  • 豪華作家陣による恋愛小説のアンソロジー。
    伊坂幸太郎、本多孝好など大好きな作家さんが集結しているとあっては買わないわけにもいかず、即購入。最近再び手に取ったという次第です。
    伊坂節満載の「透明ポーラーベア」や中村航お得意のほんわかカップルが描かれた「突き抜けろ」など名作揃いで何度でも楽しめる。
    新しい作家さんと出会えるんじゃないかとも思うし、自信を持って人に勧めれる一冊です。

    タイトル的にも好きな人にプレゼントしてみたりするのもいいんじゃないか・・・いや、さすがに恥ずかしいかな(笑)

  • これまで読んだ中で唯一、ハズレのないアンソロジー。
    伊坂幸太郎目当てで読んだけど、本多孝好が一番好きだったな。

  • 【お風呂シリーズ】
    ・アンソロジー(男性作家版)第1弾
    ・男性作家さんを丁寧に知る入口になってくれた本

  • 全体的にバランスよく
    読みやすかった。

    これ見てからは
    シロクマじゃなく
    ホッキョクグマと呼んでます(笑)

    百瀬目当てで読んで
    百瀬、こっちを向いて
    1番面白かった!

    卒業写真もよかった。

    なんか後から思い出したけど
    オリジナルドラマで何作か見たのを
    思い出しました。

  • 6人の男性作家さんの短編集。

    伊坂幸太郎「透明ポーラーベア」
    石田衣良 「魔法のボタン」
    市川拓司 「卒業写真」
    中田永一 「百瀬、こっちを向いて」
    中村航  「突き抜けろ」
    本多孝好 「Sidewalk Talk」


    やっぱ伊坂幸太郎さん!!!!!最高だー☆
    わたしにとってダントツ。
    でてくる人物がみんな生き生きと思い浮かぶ。

    そしてもう一個かなりすきだったのが「突き抜けろ」。
    中村航さんの作品、もっと読んでみたいです。

  • なにこの優しくて心地よい短編。良すぎる。繋りというキーワード。やはり伊坂さんの短編は秀逸で心揺さぶられる。伊坂さんの短編は間違いないね。さすがだわー(ノ∀`)

  • 伊坂幸太郎、石田衣良の短編が読みたくて手に取ったアンソロジー

    やはり安定の面白さ(笑)

    どうしても好きな作家のものばかりを手に取ってしまうので
    たまにアンソロジーで知らない作家の小説を読んでみて新たな発見があるのが好きなのだが
    今回も本多孝好の小説がかなり好きだった

    あの後、あの2人はどうなるんだろう…とすごく気になる(笑)

  • ご多分に漏れず、コータロー目当てで買って、ホンダにまいったくち( ´ ▽ ` )ノ。
    コーちゃん以外は石平くらいしか知らなかったけど、男作家ばかりで恋愛オムなんて企画は非常に珍しい(゚д゚)!(女作家ならザラだけど)
    六者六様の理想の恋愛・彼女観を拝見できて楽しかった( ´ ▽ ` )ノ。
    文章も多彩( ´ ▽ ` )ノ。


    コーちゃんのやつは、いつも通りといえばいつも通り、それ以上でそれ以下でもなかった( ´ ▽ ` )ノ。

    石平の、他の人よりちょっと年配者らしく、遊んでる感じ( ´ ▽ ` )ノ。筆先に余裕がありますな( ´ ▽ ` )ノ。

    イッチの……どんな話だっけ? 2日で忘れた……(´ェ`)ン-…。

    エーちゃん、この人は小説的文章力がかなり低いな(>_<)。謎の覆面作家らしいけど、実は単なる素人なんじゃない?ってくらい(´ェ`)ン-…。お話も今ひとつ(>_<)。

    ナカムラくんは、それと対照的にかなりな文章力( ´ ▽ ` )ノ。本書で一番の収穫かもしれない( ´ ▽ ` )ノ。まあ、恋愛小説ではないけどね( ´ ▽ ` )ノ。

    ホンダさんのは、ありがちといえばありがちなお話・シチュエーションなんだけど、うまいな( ´ ▽ ` )ノ。切ない( ´ ▽ ` )ノ。焼けぼっくいに火がつくといいね( ´ ▽ ` )ノ。


    全体としてみると、企画はよし、人選は75点、タイトルは最低ってとこかな( ´ ▽ ` )ノ。
    恋愛ものは決して好みじゃないけど(じゃあ買うなよ)、ほとんど抵抗なくスラスラ読めた( ´ ▽ ` )ノ。
    まずは一番人気のコーちゃんとベテランで直球勝負、捨て玉ふたつ挟んで、変化球で追い込み、最後はまた直球でズバリと決める、という編集もおみごと( ´ ▽ ` )ノ。(カウントはあってないけど)
    もちろん、ぜんぶ傑作なら最高だけど、そうもいかないのがこの世の中ってもんだからね( ´ ▽ ` )ノ。


    2016/09/11

  • 3
    恋愛結婚離婚に関する短編アンソロジー。愛するとは見つめ合うことでなく同じ方向を見つめること。時間を止めて本当の気持ちを独り言のように話せる「魔法のボタン」。「突き抜けろ」の木戸さんが自然体で独特で好感が持てる。なかなか面白い。

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恋愛には未知の物語がある。初めて恋心を意識したとき、幼なじみに異性を見出したとき、彼女とのあいだに微妙な心の距離を感じたとき、初恋の同級生と再会を果たしたとき、彼女と恋愛のルールを決めたとき、そして連れ添った相手との別れを予感したとき…さまざまな断片から生まれるストーリーを、注目の男性作家陣が紡ぐ、奇蹟の恋愛アンソロジー。

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