われ、謙信なりせば (祥伝社文庫)

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著者 : 風野真知雄
  • 祥伝社 (2008年7月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396334451

われ、謙信なりせば (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 秀吉が亡くなり次の天下人として台頭してきた家康との対決を鮮明にしていく。上杉追討令を受けたが上方で三成が挙兵すると戦う事なく退却して行く。兼続が追撃を考える中で景勝と義や天下に対する考え方の違いが浮き彫りになる。決断を求める人間と決断をする人間、仕える人間と率いる人間、景勝と兼続の主従関係が素晴らしく楽しく読めました。

  • 『己を律し家名を守る侍』が P--(ネタバレ)-------- ! 面白かった。

  • 個人的に理想の上杉主従だった。
    「ここまで…!」という位に上杉主従を上げてあるが心地のいい書かれ方がなされている。
    上杉景勝の妹である華渓院が、御館の乱で亡くなっておらず直江兼続と通じていたのには少し驚いた。
    徳河家康を追撃するか、しないか…この描写もすごく良かったと思う。
    所詮は陪臣であって、決断者ではない兼続の心境の現しかたにも魅せられた。
    幻の徳川対上杉…本多正信と直江兼続の謀術合戦が、正面きって行われなかった事が本当に悔しくなる。歴史のIFを想像したくて止まなくなる作品。

  • もともと織田、豊臣、武田、伊達よりも上杉(特に景勝と兼続の二人)が好きなので、この本に出てくる景勝と兼続の、仲の良さげな場面が出てくる度に微笑ましく思い、嬉しくてあっという間に読み終わってしまいました。
    三成にしても、相変わらず「何とかしてあげたい」と思わせるようなそんな不器用なところがたまらなく愛おしく思えました。
    兼続の子供の頃の、謙信との話には驚きましたが…おかげで謙信をみる目が変わってしまった…(笑)
    でもやっぱり景勝、兼続には家康を追撃し三成達と一緒に勝利を味わって欲しかったなと思ってしまいます。
    この本の最後に出てくる、
    『駿府の城の奥で、静かな顔で書類に読みふけるような三成の姿が浮かんできた。それが三成にはいちばん似つかわしい姿であるような気もした。』
    という文には、思わずその素敵な情景を思い浮かべてしまいました。
    上杉の話、とても面白かったです。

  • 上杉景勝と直江兼続、ともに「義」の将として戦った上杉謙信の志を継ぐ者として描かれています。
    しかしあくまで謙信に倣ってその「義」を貫き、やがて謙信以上の義将に成長していく景勝と、謙信の「義」に疑問を抱く兼続が、次第に景勝とすれ違っていきます。

    関ヶ原の戦いでの上杉といえば、なぜ東軍を追撃しなかったのかが注目されます。この作品では、その場面で景勝と兼続の信念の違いが最も現れていて印象的でした。

    読了日 2011年9月

  • 「あの二人が欲しい」慶長三年(一五九八)、太閤秀吉が没し、天下盗りに王手をかけた徳川家康が呟いた。あの二人とは、故上杉謙信の跡を継ぐ上杉景勝と軍師直江兼続。家康が最も恐れた男たちである。が、家康が老獪に足場を固めつつあるとき、真っ向から対立してきたのがこの二人だった!“義”を重んずる謙信たらんとする景勝と兼続の超然たる生きざまを描く。

  • 関ヶ原直前期の大谷刑部の動向がかなり史実に即しているというか、徳川方として動いている+直江がそれをどう受け取ったかに触れられていたことに驚喜。

  • 謙信の陰を追い続ける上杉主従の話。二人の性格や考えの違いから、時に決裂しあったりしつつも共に歩む姿は一種の爽やかさがあり、全体的にまとまったお話だと思いました。上杉にあまり詳しくない方でもさくっと読めるのではないでしょうか。

  • 兼続と景勝や正信、三成との絆がふんだんに描かれてます。兼続の心が謙信から離れているのが今まで読んだ本とは違うところでした。

  • 主役は兼続ですが、景勝の描写が非常に興味深かったです。
    「謙信の上澄みを〜」のくだりや家康の上杉への心情描写など、独自の視点が面白い作品でした。

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