悪漢刑事、再び (祥伝社文庫 あ 18-5)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 68
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396334673

感想・レビュー・書評

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  • じいちゃんに貰った本。
    なぜ、俺にエロス➕サスペンス長編をくれたのか、全く意図がわからない。なぜ、なんだ?
    官能小説を初めて読んだがなかなかエロい!
    この類の小説は結構好きかもしれない

  • 前作に比べ、エロさ控えめミステリ濃い目といった印象。佐脇も前作よりかなり砕けた感じで魅力が増したかな?面白かったのでシリーズ読破したいと思います。
    あらすじ(背表紙より)
    元高校教師の西松美寿々は、生徒を誘惑し淫行した罪で逮捕されたが、それは冤罪だと悪漢刑事・佐脇に訴える。密かに事件の再捜査を始めると、彼女のほうが被害者の可能性が高くなる。だが、美寿々の態度が一変、罪を認める発言を繰り返す。おなじ頃、鳴海署では佐脇の放逐が画策されていた。美寿々の事件と鳴海署幹部の意外な接点とは? 大好評の警察小説第二弾!

  • 2016_04_28-0042

  • 田舎町の閉鎖的な人間関係
    過去に発生した強姦事件とどう関連づけるのか

  • 悪漢刑事シリーズ第二弾。
    淫行疑惑で逮捕された元女教師が悪デカに訴える,その裏には警察組織の腐った動きがあった。
    今回はエロさ控えめに警察ものとして普通に楽しめた。
    だがこのシリーズを今後も読もうかというと微妙。大体この手のはシリーズが長引くと,天敵のキャリア刑事と共闘してみたり(すでにその傾向あり),恋人のロック歌手を(作者の事情で)扱いに困って疎遠にしてみたりで惰性化されていくのが目に見えている。

  • 「悪漢刑事」シリーズ第2弾。

    佐脇がいつものように、服役中の夫を待つ人妻を抱いていると、突然周囲が騒がしくなります。その後、警察が、強盗事件を起こした上園賢哉という青年を追っていて逃がしてしまったことが分かります。

    後日佐脇たちは、鳴海署にあらたにやってきた望月署長とその娘婿の刑事課長・君津を迎えて湯ノ谷温泉に慰安旅行に出かけます。そこで佐脇は偶然、旅館の美人仲居・西松美寿々が先輩の仲居たちにいじめられているのを目撃します。美寿々を救った佐脇は、彼女を部屋に誘って身体の関係を結びます。ところがそこで彼は、美寿々が冤罪の被害者に仕立てられたことを知ります。かつて高校教師だった美寿々は、生徒を誘惑して淫行に及んだ罪で逮捕されたのでした。そのとき捜査に当たったのが君津で、彼は美寿々の主張にはまったく耳を貸さなかったと彼女は言います。

    佐脇は独自に美寿々の事件を再捜査し始めますが、そんな彼の動きを知った望月と君津は、佐脇の放逐を画策します。そんな折、佐脇は新任刑事の水野から、美寿々との交際を聞かされます。水野は、第1巻で殉職した後輩・石井の婚約者だった篠井由美子に、佐脇が紹介した男です。さらに、かつて美寿々の教え子だったという柳沢修一が、美寿々の事件を掘り返すのはやめて、彼女をそっとしておいてほしいと訴えます。佐脇は彼らの訴えを退けつつ、また、美寿々の近所に住む主婦のヨシコから情報を聞き出し、彼女の家で人妻でありながら若々しい張りのある身体を抱いたりして、捜査を続けていきます。

    その一方で佐脇は、美寿々との逢瀬も重ねていきます。その名器の味に本気になりかける佐脇ですが、そんな彼に対して美寿々は以前の態度を一変させて、淫行を認める発言をするようになります。さらに望月と君津からは、今後美寿々の事件についていっさい関与しないと約束するのであれば、鳴海署内での佐脇の身分を保証すると取引を持ちかけられます。

    しかしそのとき、佐脇はすでに事件の真相に迫る最後の鍵に手をかけようとしていました。彼は懇意にしているうず潮テレビのアナウンサー・磯部ひかるにスクープを提供してやると言って、産廃処理場の溜め池を調べさせます。テレビ・クルーが溜め池を調べたところ、底に沈んでいた自動車の中にいる3人の死体が発見されます。

    3人は、美寿々の夫とその両親でした。美寿々は淫行事件のあと、彼女の話を聞かず一方的に非難する3人を殺害したのです。一方、事件の被害者とされた少年は、望月署長の私生児でした。彼は植松賢哉と名前を改め、現在は強盗事件の容疑者となって逃走しています。望月は自分の息子をかばうため、美寿々は夫とその両親の殺害を隠すため、淫行事件の筋書きが作られたのです。

    こうして、望月たちの隠してきた事件の真相が明るみに出され、佐脇は鳴海署にとどまることになってめでたしめでたしとなります。

    ストーリー自体は悪くありません。第1巻で佐脇と対立した入江がいい役割を果たしています。エッチシーンは、第1巻に比べると少し控えめな印象です。個人的には、佐脇に情報を提供した見返りに「ご褒美」をおねだりする環希とのエッチが描かれていないのが不満です。

  • 3.5

  • 6/13-6/14

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著者プロフィール

男女二人からなる合作作家。官能からサスペンス・警察小説・ノワールまで幅広いジャンルで活躍。著書多数。好評近著で「内閣裏官房」シリーズ、「悪漢記者」シリーズなどがある。

「2023年 『降格警視3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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