警官狩り 〔悪漢刑事〕 (祥伝社文庫 あ 18-6)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335045

感想・レビュー・書評

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  • 第一弾と比べ,佐脇の印象が少しずつ人間味を増してきてる気がする。エロスも嫌な感じが抜け読みやすくなった。少し残念な気もするが(笑)
    あらすじ(背表紙より)
    夜間、ミニバイクに乗った男がピアノ線を張られ転倒、死亡する事件が起きた。被害者は警官。県警を震撼させる連続警官殺しの幕開けだった。鳴海署の悪漢刑事・佐脇は不承不承、担当を命じられる。だが、その佐脇にも「死刑宣告」が届き、命を狙われ始める。佐脇は背後に県警が隠蔽した事件の存在を知るのだが…。サスペンス&エロス感溢れる、好評シリーズ第三弾。

  • 悪漢刑事シリーズ。
    警官を狙った連続事件に悪デカが巻き込まれる。
    悪デカが聖人レベル。
    局アナもキャラが立ってきた。

  • 「悪漢刑事」シリーズ第3弾。

    夜間、道路に張られたピアノ線でバイクが転倒する事故が起きます。被害者は交通機動隊の警官でした。さらに別の署の管内では、白バイ警官が何者かに刺される事件が起きます。警察は連続警察官殺人と見て、合同捜査本部を設置し、佐脇と後輩の水野が出向することになります。

    その一方で佐脇は、二条町の公園で不良少年に取り囲まれ輪姦されそうになっている女子高生を救出します。女子校生の名前は平井和美。彼女は佐脇に、事件にしないでほしいと訴えます。佐脇は、和美が犯人の少年たちの逆恨みを恐れたのだと考えますが、後日彼は和美がどうして男たちに狙われていたのかを知ることになります。

    和美の父親は白バイ警官で、タクシーと衝突して殉職していました。警察はタクシーのドライバーに全面的に責任があるとし、裁判もドライバーに有罪の判決を下しましたが、ネット上でドライバーは無実の罪を着せられたのではないかと言い出す者が現われてから、和美の家族に対する執拗な嫌がらせがくり返されてきたのでした。

    佐脇が独自に事件を調べたところ、やはり警察が身内をかばうためにタクシー・ドライバーに冤罪を押し付けた疑いが濃厚になります。ところが、事件を捜査するうちに佐脇自身が命を狙われることになります。住んでいたアパートに放火され、以前から懇意にしていたうず潮テレビのレポーター・磯部ひかるの部屋に転がり込むも、そこでも湯沸かし器の煙突が何者かによって蓋をされてしまい、佐脇とひかるは一酸化炭素中毒で危うく命を落としそうになります。

    その後佐脇は、ふたたび和美が少年たちにレイプされそうになっているとの報せを受けます。現場のカラオケ・ボックスに駆けつけた佐脇は、少年たちを殴って和美を救出しますが、和美は犯される覚悟を決めていたのだと彼に打ち明けます。彼女は、自分に敵意を向ける男たちにレイプされて被害者になることで、加害者の家族という立場から逃げ出そうとしたのです。彼女は佐脇に抱きつき、そのまま佐脇は彼女と身体を重ねます。

    ところで、まだネット上には広まっていないが、警察が白バイ事故の真相をもみ消した事件はもう一件ありました。白バイ警官の森光男が、バイクでスピード違反をしている熊谷毅を追いかけたところ、熊谷は停車したのですが、森はそのまま熊谷に突っ込んでしまい、熊谷は植物状態になってしまうという事件があったのです。熊谷毅の姉・陽子は、弟の入院費用を払うため、ポール・ダンスの踊り子をして、客の男たちとの売春をおこなっています。佐脇は陽子に接触し、事件の真相を聞き出そうとします。陽子は自分が働いている店に佐脇を誘い、そこで彼をセックスに誘います。

    一方ひかるは、ネットで事件のまとめサイトを運営している寺脇という男に接触し、うず潮新聞の記者でひかるに好意を寄せている剣持が、今度の事件の情報をネットに流していることを突き止めます。ひかると陽子が剣持をおびき寄せて真相を問い詰めると、剣持は自分が警官殺人と殺人教唆をしていたことを認めます。逆上した剣持は、ひかると陽子を誘拐しますが、ひかるが携帯メールで佐脇に助けを求め、駆けつけた佐脇によって剣持は取り押さえられます。

    ところが、これで一件落着とはなりません。平井和美が、一連の隠蔽工作を指示した高砂交通部長を人質に取って立てこもっているとの報せが届けられたのです。自分たちを非難するネット上の書き込みを見て、自分の父親が起こした事件を隠蔽しているのが高砂だと知った彼女は、森光男と接触して彼から銃を奪い、高砂を呼び出したのでした。佐脇は和美を説得するため事件現場に駆けつけます。

    今回は官能シーンが少なめ。あと、剣持がピエロの役回りなのでしょうが、ちょっとぎこちない感じがしました。

  • 悪漢刑事シリーズです(もらいもん)
    時代小説より読む時間かかった(笑)

  • 6/29-6/29

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著者プロフィール

男女二人からなる合作作家。官能からサスペンス・警察小説・ノワールまで幅広いジャンルで活躍。著書多数。好評近著で「内閣裏官房」シリーズ、「悪漢記者」シリーズなどがある。

「2023年 『降格警視3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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