龍馬の黒幕 明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン (祥伝社文庫 か 23-1)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335069

作品紹介・あらすじ

一八六七年十二月十日夜、坂本龍馬斬殺。犯人は新撰組とも京都見廻組ともいわれている。しかし矛盾と謎が多すぎる。真犯人は誰か?浮かび上がる「龍馬の手紙」-幕臣勝海舟、英国武器商グラバーと行動を共にした龍馬が、死の直前に書いた最後の手紙に込めた「暗号」を読み解くことで、龍馬暗殺犯、さらには幕末維新の真相を暴く、驚愕の書。

感想・レビュー・書評

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  • 小説かと思ったらそうではなかった。でも、興味深く読んだ。資料をあげての論証は説得力がある。全てがそうかと言うと、どうかと思うところもあるが、あの明治維新が、なぜあのように無名に近い若者たちによって成し遂げられたかと思うとき、ここに書かれていることを提示されると確かにそうだなと思う所大。

  • ・坂本龍馬の暗殺は中岡が手掛けたという新説 →無血倒幕と武闘倒幕
    ・明治維新にはイギリスやフリーメイソンが関与していた

  • 以前、スタンフォード大学フーバー研究所・西先生の明治維新に関する講演会で聴いた内容と大筋で同じであったので、とても興味深く読むことができた。
    明治維新は、イギリスのアジア及び対日戦略だったんだと改めて思った。最後に坂本龍馬さんの暗殺者に関する記述は、今までの通説と違ったが、確かにこの説は、ありえると思った。

  • 龍馬スパイ説を説得力をもって解説。
    状況的には確かにと納得。
    ただそんな中でも自分の中での彼の人物像があまりぶれなかった事をよしとしておこう。

  • 龍馬の暗殺やフリーメーソン。
    再読なのに新鮮度失われていない。

    読み応えある本。

  • 明治維新で活躍したとされる人物たちの資金源はどこからのものだったのか?
    この時代に暗躍していた、外国人たちの動向
    日本からヨーロッパへ留学していた人物たちの動向
    などを追いつつ、坂本龍馬暗殺の謎と真相をさらけ出すのが、本書である。
    著者の語り口が、私は馴染めなかったが、内容は一理あるかに思える。
    明治維新以降の国際政治を改めて考えて見たくなった一冊。

  • 物事には様々な見方がある。歴史も同様で、それを知るには良い本だと思う。
    一般的な歴史観、表面だけでは、未来を見通すことは難しいかもしれないが、立体的な思考の一助として、裏面、加治史観他があれば、それも多少は可能となるかもしれない。

    全てを信じるのではなく一参考として、物事の表面だけで判断思考する傾向のある方にオススメ。

  • 歴史

  • 明治維新の謎に迫る本。
    一般的に知られる龍馬や幕末のイメージは脚色されたもので、証拠の捏造がなければ著者による推理はもっともだと思う。
    タイトルからしてネタバレの本なので要約すると、日本が植民地にしなかったのは英国がインドや中国を植民地化した反省によるもので、倒幕の志士達はだいたいイギリスの民間企業の諜報部員
    になっており武力倒幕を目指し、幕府側にはイギリス政府の諜報部員がいて無血倒幕を目指し大政奉還までこぎつけたが、グラバーやアーネストサトウなどの武力倒幕派の勢いは止められず、無血を最後まで貫き通した龍馬は武力倒幕派に殺されてしまい武力倒幕が始まってしまう。
    イギリスの民間の強さはフリーメーソンを由来とするもので、志士達もその影響を多分に受けているとか。
    龍馬好きは読まない方が良いかもしれないが、最後はカッコいい。
    維新の謎に迫りたい人にオススメです。

  • 革命は、哲学と豊富な資源、そこに軍事的な裏付けが加わって初めて成就する。この3つはフリーメイソンの得意分野だ 何度も言うが龍馬は凄腕の情報部員だ。情報部員の手紙は暗号だらけだ 明治を迎えても、事件に関する証言は無い。このことから、明治新政府になっても恐ろしいほどの権力を持ち続けた連中だということが推測される 不審の斬り合いで浮かび上がるのは、ただ1人をおいて他にはない。中岡慎太郎、その人である。話し込んでいた慎太郎なら、龍馬がピストルを抜く暇もなく斬りつけられるはずである

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著者プロフィール

札幌市生まれ。米国で不動産投資事業に従事、帰国後、執筆活動に入る。 『龍馬の黒幕』 『幕末 維新の暗号』『幕末 戦慄の絆』『舞い降りた天皇』『龍馬を守った新撰組』(すべて祥伝社文庫)他、タブーを破る歴史ミステリーが読者の心を摑み、大ベストセラーに。近年はYouTube「Kajiチャンネル」でオリジナルな世界観、歴史観、幸福哲学の情報発信を続けている。近著に『軍師 千利休』(祥伝社四六判)がある。

「2023年 『第六天魔王信長 消されたキリシタン王国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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