忍法さだめうつし (祥伝社文庫 あ 21-5)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335700

感想・レビュー・書評

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  • 作者得意の日朝関係の伝奇小説。
    鎌倉時代から李氏朝鮮の成立期までの自体をあつかった連作。

    エロだったり、グロだったりが多用され、さらに悪ノリのパロが乗っかってくるというなんとも破天荒な作風ですが、大好きです。

    ガジェットを多数散りばめて、次は何が出てくるんだろうとワクワクさせる点では、80年代の和製SFと非常に似通った期待感を持っています。

    悪ノリさえなければ…

  • 7/15-7/30
    この作者惜しいな。
    古代の中国小説なら宮城谷昌光、
    中世の朝鮮小説なら荒山徹になれたのに。
    くだらない妖術等などにこだわらず、
    朝鮮歴史にしてしまえば良かったのだ。
    日本人にしてみれば
    朝鮮の歴史は未知のもの(残念だが事実)。
    そこにスポットをあてた小説は面白いに違いない。
    でもこの作品は中途半端で安易な娯楽小説になってしまっている。

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著者プロフィール

荒山徹

一九六一年富山県高岡市生まれ。上智大学卒業後、新聞社に入社、出版社勤務を経て、九九年『高麗秘帖 朝鮮出兵異聞 李舜臣将軍を暗殺せよ』で作家デビュー。その歴史伝奇小説の作風から「現代の山田風太郎」と評される。『魔岩伝説』『十兵衛両断』『柳生薔薇剣』で第二四、二五、二七回吉川英治文学新人賞候補。第二回舟橋聖一文学賞を『柳生大戦争』で受賞。『白村江』で、第六回歴史時代作家クラブ賞で作品賞を受賞、「二〇一七年 週刊朝日 歴史・時代小説ベスト10」で一位、「第七回本屋が選ぶ時代小説大賞」にノミネートされた。

「2021年 『神を統べる者(三) 上宮聖徳法王誕生篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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