俺が俺に殺されて (祥伝社文庫 あ 28-1)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 47
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335830

感想・レビュー・書評

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  • この作者の作品は何作か読んでいるけど一番つまんない作品だと現時点で思った。

    設定は面白いのだけどとにかく全体的に読みにくくてつらかった

  • 殺された俺の魂が殺した男の体に入ってしまった。同じ頃、殺された俺の兄も死んだ。俺はどうするのか?事件の真相は?など、どうなっていくのか気になってどんどん読んでいってしまう。しかし、消化不良な感じ。

  • 入れ替わりものだ!『人格転移の殺人』みたいな話かなと期待して読んだ。しかし作中でも言っている通り、むさい男同士というかなりガッカリな入れ替わりものである。
    入れ替わりものでお約束の、「態度や言動が普段と違い不審に思われる」シチュを、特殊かつ悲しい方法で回避しているのは面白かったし、ラストもまあまあ決まっている。
    が、入れ替わりのお約束を期待していると、スカされるので、ドタバタギャグミステリとして読むのがよいと思う。

  • 2013/02/07
    移動中

  • 蒼井作品と言えば、「六枚のとんかつ」ばりの軽やかなショートショートが売りなので、中~長編はちょっと、難しかったかな?というのが感想。


    俺、こと英次は、大嫌いなマスター・別所に殺され、あげくに別所の体に憑依、というか完全に意識を支配してしまう。恋人・秋穂には軽蔑され嫌われ、しかも今の俺(別所)は、元・俺(英次)の姉に不倫を迫られている関係。自分を殺した犯人の体にいるころされた被害者の俺は、俺(肉体・別所)の無実を証明できるのか?しかも元・俺(英次)の兄が転倒して事故死し、恋人だと思っていた秋穂は兄をかばいだてしたうえで、今の俺(別所)を犯人だと責め、自白を促す。


    え、俺(別所の体に入った英次の精神)は、俺(英次)を殺した罪で捕まるのか、それとも兄殺しで捕まるのか?


    ほめようと思えば軽妙洒脱なんだけど、言い方によってはちゃかちゃかしすぎて軽い。投入されている野球の熱烈なファンというギミック?も、悪くはないんだけど多分ね、えーと、男性じゃないとわかりにくいんじゃないかな?




    野球とかのスポーツに熱を入れる女性はいなくはないけど、ジンクスとか決めたりその観戦でつるむとかってなぜかここ、男性の天下よね?つれションする男性はあまりいないけど、野球観戦とか草野球とかだと、なぜに徒党を組み男性が団子のように集うのか。あるいは秋葉原などでアイドルを追っかける男性陣、あれはいつもならばみな、「男には7人の敵が!」のことわざ?もどこへやら、えらく仲良く団結してるじゃないのさねぇねぇねぇ。

    そう考えるとスポーツとかアイドルってなんか、フシギな力を持って男性の競争心を群れ集う草食動物に変えるのかもしんないねーとか思うのだった。


    あれ、感想文書いているはずだったんだけど・・あれ、あたし、どこいっちゃった?


    もしかしたら憑依モノなんて読んでいて、あたしの魂もぽわぽわ、どっかに浮遊しちゃったのかもしんないな、ってことで、今日はここで、どろん!

  • めまぐるしい。面白いけど、大味な感じも。

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著者プロフィール

1968年千葉県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て執筆活動に入る。2004年、「キリング・タイム」で第26回小説推理新人賞受賞。同年「小説推理」掲載の「大松鮨の奇妙な客」は、第58回日本推理作家協会賞・短編部門の候補作に選ばれた。同二作を含む短編集『九杯目には早すぎる』でデビュー。著作に「4ページミステリー」シリーズ、『ロスタイムに謎解きを』『最初に探偵が死んだ』など。

「2016年 『お隣さんは、名探偵 アーバン歌川の奇妙な日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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