黒い森 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
2.67
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本棚登録 : 333
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336042

作品紹介・あらすじ

「ミステリー・ツアーの目的地で待っている」駆け落ちする二人の恋人に、同じ内容のメールが届いた。行き先は、樹海の奥、作家が家族を惨殺したと伝えられる山荘。ツアー客が一人、また一人と樹海の闇に消えてゆく中、恋人が待つ目的地へ辿り着けるのか?そして山荘の固く閉ざされた一室で待つものとは…。仕掛け満載、心拍数急上昇のサスペンス・ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 表と裏、両方から読めたり袋綴じがあったりと普通の小説とは違うカラクリがあってそういう新しい試みは認めるけどただそれだけ。
    物語の内容は正直くだらなかった。
    別にたいした仕掛けも無いし、結末も何だそれって感じで。
    これで内容がもう少しまともならもっと楽しめたんじゃないかなぁ。

  • 推理小説なんだけど、作者の遊び心というのか本全体ヲ使って楽しませてくれる。

  • 著者の作品は好きでよく読んでるけど、この本には少しがっかり。装丁が面白い試みだっただけに尚更…。今までに読んだ叙述トリックを扱った作品からの流れで、期待が大きかった、ということもある。折角なら大掛かりなトリックを仕掛けて欲しかった。うーん。

  • 前と後ろから読むようになっており、最後にここを読めと袋とじになってます。

    評価できるのは、凝ったつくりだけです。

    なんの盛り上がりもなく、驚きもありません。

  • 逆から読ませたり、袋綴じがあったり、面白い試みだと思った。
    前半の生存者から読んで、後半の殺人者を読み始めたとき「こっち読まずに袋綴じ読んでいいんじゃないか?」と思ってしまった。樹海をさまよう描写が長かった。逆から読んだらあまり面白くなかったのでは?犯人は途中でわかるし(るみお、鈍感すぎ笑)、怪しいと思ってた民宿のおじさんやライター、途中で抜けた人たちが怪しくなかったぐらいの驚きか?

  • 引き離された恋人と再開するために参加した行き先不明のミステリィツアー。その行き先は樹海の奥にある、無くなった小説家が住んでいた洋館。
    その洋館には、小説家は気を違って家族を惨殺したという伝説が。
    離ればなれになった二人の目線から樹海の恐ろしさやツアー参加者の異常性を描く。
    果たして二人は再開できるか。

  • 凝った装丁の割には内容はあっさり。
    わざわざこんな装丁しなくても良かったんちゃうかな~

  • 趣向としては面白かったのだけど、結末が正直イマイチかなあ。あっさり犯人が分かっちゃうし。

  • これぞ定番、といった推理小説。私はこういうこてこてな推理小説好きだけど、レビューでの評判は今いちやったみたい。

    私はこれ読んで折原さんの本もっと読んでみたいと思ったけどなぁ

    20101208

  • 内容はまずまず楽しめた。
    面白い試みだとは思うけど、袋とじにする必要を感じない。
    1章を生存者、2章を殺人者、3章を206号室として普通に並べても、問題ないと思う。
    なにより、不器用な自分には、袋とじが頑丈すぎて・・・
    ページを少し破いてしまい、心中おだやかではない。

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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