月夜行 〔風の市兵衛〕 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
3.80
  • (9)
  • (36)
  • (16)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 202
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336455

作品紹介・あらすじ

お家騒動で揺れる出石藩の姫君が江戸市中で命を狙われた。武蔵国等々力村に身を潜めた姫の護衛に選ばれたのが、算盤侍の唐木市兵衛。美貌の上に天衣無縫な姫君、初めての市井の暮らしに目を輝かせるが、農民の困窮に心を痛める。そして無謀な行動に出たことから敵方に知られることに。月光の下、殺到する刺客に"風の剣"を振るい立ち向かう市兵衛と姫の運命は。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 安定の面白さ。
    今回もハラハラドキドキなんであります。
    善悪の構図は大体同じだが、よくネタが続くものと感心する。

    今回のキモは剣豪との対決(という割にページ数は少なかったが)。市兵衛は勝てるのか....って勝つけど。
    このあたりの描写はあっさりしすぎてて、ちと物足りなし。

    同シリーズを2巻続けて読むと、新鮮味が薄れるので
    関係ないの3冊に1冊ペースで読むことをオススメする。

  • こんな逃亡劇を体験したら、安寿姫でなくとも、男女問わず、市兵衛に惚れてしまうでしょう。はらはらしながらも、読み終えての爽快さはたまりません。

  • 強すぎるので安心して読める。

  • 文武両道

  • 今度はお姫様の警護役ですか。風に吹かれてもふーらふら。

  • 今回はお姫様を守るという展開。
    わたし的には弥陀ノ介にもっと出てきてもらいたかった。まだかな、まだかな?って期待しつつ最後まで読んでしまった^^

  • 算盤侍ますますおもしろくなっています。

  • 今までのシリーズと感触が違う!?算術の出番が無いせいか。その分、風の剣に内容は傾いているわけだが・・・士官を受けなかったのは市兵衛らしいとはおもったのですが。

  • 龍玄が出て来たのには、びっくりした。こんなのありか?ずるくない?最後の立ち会いの場面は、さすがと思った。

  • 出石藩仙石家の内紛の話
    命を狙われた藩主姫君の用心棒として雇われる
    最後の大立ち回りで市兵衛は何人斬ったのか気になる。数を書いてくれた方がわかりやすいかな。

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

(つじどう・かい)
1948年高知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。出版社勤務を経て作家デビュー。「風の市兵衛」シリーズは累計200万部を超え、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞、ドラマ化でも好評を博した。著書には他に「夜叉萬同心」シリーズ、「日暮し同心始末帖」シリーズ、単行本『黙(しじま) 』など多数。本書は講談社文庫初登場作品『落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味』に続くシリーズ第二作となる。

「2022年 『山桜花 大岡裁き再吟味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻堂魁の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×