月夜行 〔風の市兵衛〕 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 202
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336455

感想・レビュー・書評

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  • 安定の面白さ。
    今回もハラハラドキドキなんであります。
    善悪の構図は大体同じだが、よくネタが続くものと感心する。

    今回のキモは剣豪との対決(という割にページ数は少なかったが)。市兵衛は勝てるのか....って勝つけど。
    このあたりの描写はあっさりしすぎてて、ちと物足りなし。

    同シリーズを2巻続けて読むと、新鮮味が薄れるので
    関係ないの3冊に1冊ペースで読むことをオススメする。

  • 今回はお姫様を守るという展開。
    わたし的には弥陀ノ介にもっと出てきてもらいたかった。まだかな、まだかな?って期待しつつ最後まで読んでしまった^^

  • 龍玄が出て来たのには、びっくりした。こんなのありか?ずるくない?最後の立ち会いの場面は、さすがと思った。

  • 出石藩仙石家の内紛の話
    命を狙われた藩主姫君の用心棒として雇われる
    最後の大立ち回りで市兵衛は何人斬ったのか気になる。数を書いてくれた方がわかりやすいかな。

  • ハマって第四弾。出石藩の跡目相続の渦中に巻き込まれた姫君が等々力村の寺に身を寄せるが、その身辺警護に市兵衛がやとわれる。若侍のなりをして身分を隠しているがその美貌は隠せない。この姫様の村人を想う正義感が逆に村人に迷惑をかける結果になったり対立派に所在を掴まれる結果になったりするが、姫様の人々を想う心は通じ皆に愛され支援を受ける。姫様とは知らず身辺の世話をする小坊主の存在もいい。本編でもほのかなロマンスの香りを残しつつ。

  • 市兵衛さん、格好いいな。
    自分の能力だけを頼りに、何事にも縛られず、自分が正しいと信じることだけを実行する生きた方ができるなんて羨ましい。
    ちょっと強過ぎるし、女性への興味が無さ過ぎですけどね。

  • 2020年、18冊目です。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    お家騒動で揺れる出石藩の姫君が江戸市中で命を狙われた。武蔵国等々力村に身を潜めた姫の護衛に選ばれたのが、算盤侍の唐木市兵衛。美貌の上に天衣無縫な姫君、初めての市井の暮らしに目を輝かせるが、農民の困窮に心を痛める。そして無謀な行動に出たことから敵方に知られることに。月光の下、殺到する刺客に“風の剣”を振るい立ち向かう市兵衛と姫の運命は。


    平成29年3月9日~11日

  • 第四弾
    お家騒動物、天衣無縫な姫君を助け活躍
    天賦の才の武芸者、ならず者、変な集団と相手も多種多彩
    最後には300石での召抱えの話まで

  • 21 2/8-2/9

著者プロフィール

(つじどう・かい)
1948年高知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。出版社勤務を経て作家デビュー。「風の市兵衛」シリーズは累計200万部を超え、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞、ドラマ化でも好評を博した。著書には他に「夜叉萬同心」シリーズ、「日暮し同心始末帖」シリーズ、単行本『黙(しじま) 』など多数。本書は講談社文庫初登場作品『落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味』に続くシリーズ第二作となる。

「2022年 『山桜花 大岡裁き再吟味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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