軍鶏侍 (祥伝社文庫)

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著者 : 野口卓
  • 祥伝社 (2011年2月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336479

軍鶏侍 (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • なにげにスーパーマンな下男の権助。源太夫でなくても,お前いったい何者?と思ってしまう。

  • 武士の一分とはこういうことなんだなと思った。
    軽く言うがまじで面白い作品。全シリーズ読もうと思う。

  • こ、これは!!!若くして、自ら隠居生活に入った剣士・岩倉源太夫。南国の小藩、園瀬藩に息づく人々の日々を静謐に描き出す筆運びがとても嬉しい…。(*^_^*)



    これも、「本の雑誌」5月号、めったくたガイドBY北上次郎より、手にとりました。
    今月は本の雑誌月刊ですね。(*^_^*)

    野口卓さんという方、私はお初だったのですが、解説によれば、藤沢周平にによって時代小説に開眼、編集者や脚本、戯曲などを書かれた後、今ではこの「軍鶏侍」のシリーズを続けておられる、とのことです。

    そして、その筆致は、藤沢周平の新作をもう二度と読めないファンにはとても嬉しい匂いを持ち、うん、とても楽しんで読むことができました。

    主人公の源太夫は、闘鶏の美しさに魅入られ、そこから秘剣まで編み出したことで「軍鶏侍」と呼ばれている。そんな彼が、藩の政争に巻き込またり、若い妻をもらったり、道場を開いたり・・・。
    北の海坂藩、南の園瀬藩、と言いたくなるような背筋の通った武士の生活の話がとても嬉しい。

    そして、源太夫の老僕・権助がまた、実に実にいいんですよ。\(^o^)/
    「お前、うちに来る前は何をやっていたんだ?」と、源太夫からしょっちゅう聞かれるほどの、あらゆる分野における実体験を伴った知識(読んでいてここがホントに楽しい。へぇ~~、そうなのか、と新鮮な驚きをもたらしてくれると同時に、権助の人となりの奥行きの深さまで感じさせてくれる。)や、人間関係についての世知、また、時にドキッとさせるほど俯瞰的にものを見ているかと思えば、源太夫大事と熱い気持ちも!と、あはは・・私はむしろ、時々考えが浅いのでは?と思わせられる(だって、あれこれ、そんなに簡単なものじゃないでしょう!と、突っ込みたくなるんだもの。男の論理の浅はかさ、とまで言ったら言い過ぎ?)源太夫よりも権助の出番を心待ちにしてしまうほどだった・・・。(*^_^*)

    これはもちろん、続きを読まずばなりますまい。

  • 僕も隠居してから、請われて再就職したいです。

  • 短編が5つ.武士の矜恃を雑事との折り合いで、しぶしぶながらその剣を使う羽目になる岩倉源太夫の話だが、「夏の終わり」の大村圭二郎が権助と一緒になって挑む大きな鯉との戦いが面白かった.架空の園瀬藩を見事に描写する筆力は素晴らしい.しっかり楽しめる好著だ.

  • 縄田さんが「評論家人生を賭けて」推すだけのことがある。デビュー作にてこのクオリティー。
    江戸詰め時代に免許皆伝となるにもかかわらず、齢39にて隠居の身となり江戸土産の軍鶏を育てる日々で「軍鶏侍」と呼ばれた主人公に密命が下る。
    闘鶏からヒントを得た秘剣「蹴殺し」とは…。
    続編が楽しみなシリーズだ。

  • L 軍鶏侍1

    藩のごたごたに巻き込まれるのか!と思いながら読み進めたらあっさり一章で解決。かつての友人が出てきた時点で先は見えた。あげくに決闘シーンもあっさり。ページを稼げそうな内容なのに薄く終了したのはダラダラ長い作品と比べて好印象。源太夫が次男とした養子のいきさつあたりまでは良し!が、最終章、武芸者故に源太夫に戦いを挑むのはどうも今後の流れがこの手の話になりそうな気がしないでもない。

  • 鱧侍もいいかな、と。

  • 初めて読む作家。
    巻末の解説どおり、凝縮された内容で面白かった。
    会話文の敬語の語法で気になる箇所あり。

  • 2011.9.13「野口卓はこの一巻によって時代小説の最前線に躍り出た」という帯で手に取った。読み始めは?だが、次第に面白くなってゆく。
    隠居した剣士「岩倉源太夫」を主人公とする短編連作。軍鶏の飼育を趣味とし軍鶏の闘いにヒントを得た必殺剣「蹴殺し」。を持ち、孫のいる39歳が藩騒動に巻き込まれる。温かみのある表現は読んでいて気分がいい。
    次作が楽しみな作家。

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軍鶏侍 (祥伝社文庫)の作品紹介

二人が手を放すと同時に、軍鶏は高く跳び上がり、鋭い爪を突き出して相手の顔を狙う-。闘鶏の美しさに見入られ、そこから必殺剣まで編み出した隠居剣士・岩倉源太夫。その腕を見込まれ、筆頭家老から呼び出しを受けたことから藩の政争に巻き込まれることに。そんな折、江戸で同門だった旧友が現われる…。流麗な筆致で武士の哀切を描く、静謐なる時代小説誕生。

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