プラチナタウン (祥伝社文庫)

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著者 : 楡周平
  • 祥伝社 (2011年7月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336899

プラチナタウン (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 単純に面白かった!

    ややコミカルなところもありながら、過疎化、老人問題、介護問題、公共事業、地方政治問題をしっかり折込んで、かつ、ビジネスを作り出しているところに脱帽!!
    それらの問題に対する楡さんからの解決提案といっても過言ではない物語です。

    ストーリとしては、一流商社のトップ部長だった山崎が左遷されそうになり、半端やけになって引き受けたのが莫大な負債を抱える故郷の町の町長。就任して、その町の財政再建のため、彼の出したアイデアが老人向けテーマパーク(老人ホーム)。
    果たしてそのアイデアが実現できるか(って当然実現するんですが)、その困難に立ち向かう主人公の物語です。
    困難さがどれだけのものかと思っていたのですが、思っていたほどでもなかったのが残念。とりわけ、私腹を肥やそうと画策する町議会のドン(かまたけ)との対決があっさりでした。老人ホーム誘致の情報漏えいの犯人も語られませんでしたし、どれだけ、邪魔するのかと思いきや商社の女性にぴしゃり言われてその後なにもなかったし...このへん、もっとひと悶着あって、それを解決できたらもっと盛り上がったのにと思いました。
    なので、★はひとつマイナス(笑)

    エンターテイメント性はさておき、本作で解決策として語られる、老人介護プラン、老人テーマパークについてはどこかの自治体がやってもおかしくない内容です。さまざまな前提条件があるとはいえ、いつ実現してもおかしくない内容。今後の高齢化社会のひとつの解になりうるものだと思います。一方で、今後自分が直面するであろう将来の問題について考えさせれれます。本アイデアではある程度裕福な方のみが救われるプランになっており、結局はリタイヤするまでにはしっかりお金をためないとね。っと思うしだいです。

    本作、WowWowでドラマ化されたんですね。DVDも出ているようです。

    お勧め

  • 財政が破綻寸前の町を立て直すべく町長に就任した主人公が、放置された土地に高齢者のコミュニティをつくる。ついの住み処を心配する人は多いが、その不安に答えるべく、サービスを展開できるモデルを作っていく。とてもおもしろい。
    こんな理想郷があったらいいのに。老後の安全安心、地方の財政建て直しの二つが解決できる…かもしれない。

  • WOWOWのドラマで観ました。やっぱり男は夢を持っててなんぼ。

  • いろいろ思うところはあるけど、エンターテインメント小説として面白かった。

  •  面白かったけど、老人タウン建設からもう一歩展開が欲しかったです~。かまたけも案外、悪事に手を染めなかったのもちょっと期待はずれでした(笑)

  • 地域振興に希望をもたらす一冊。サクセスストーリーでそんなうまくいくわけないじゃん、と言えるけれども、田舎に高齢者を集めたら若い人も集まる。しかも、すべて民間でやる。すべて、順調。後半は、うまく行きすぎてるけど面白い本です。

  • ビジネスというものはやっぱり、アイデアなんだな〜って考えさせられる一冊でした。

  • これは面白かった。CCRC構想の小説版。高齢者住宅ビジネスに関わる方は読む価値あり。

  • 出世コースから外れた総合商社部長が財政破綻寸前の田舎の町長に転職し、再建するために老人向けパークタウンの誘致を実現する物語。

    団塊の世代が老人と呼ばれ始めた今だからこそ読んでほしい作品。
    そこそこ文量はあるものの登場人物が魅力的で一気に読破できました。

    田舎の典型的な議員や気弱なお人好しな幼馴染。
    総合商社の期待のルーキーのぶっ飛んだ性格にも笑います。

    田舎という閉鎖空間で培われた数多くの非常識は。
    公務員や日本の大企業では同じようなところも多いのではないかと思います。

    枠にとらわれずに全力で打開策を練ることの大事さ。
    本当に頑張る人は諦めなければ、協力者はきっと現れる。

    環境がどんなに悪くても、それを理由にして逃げていては何も変わらない。
    落ちることがないからこそ、開き直れば、もう何も怖がる必要などない。

  • お馴染み、大好きな楡さんの小説。
    文庫になるまで待ち切れず、図書館で発見して即読破。

    今回のストーリーは、商社の部長にまでなった主人公が、
    つまらない失敗から子会社に出向になり、
    思い切って会社をやめ地元の錆びれた田舎町を再生する物語。

    年収2500万円の商社マンから、負債150億円の村長へ。
    多大な負債という足枷がある中、主人公は田舎町を
    老人が快適に住める住環境(プラチナタウン)へと変貌させてゆく。

    著者の再生へのアイデアもさることながら、
    個性的な人物設定など読みどころは満載です。

    人は、ついつい自分の周りの環境や制約のせいにして、
    「もうどうしようもない」と思ってしまいがちですが、
    これを読めばブレイクスルーへの足がかりがつかめるかもしれません。

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プラチナタウン (祥伝社文庫)の作品紹介

出世街道を外された総合商社部長の山崎鉄郎は、やけ酒を呷り泥酔。気がついた時には厖大な負債を抱えた故郷緑原町の町長を引き受けることに。だが、就任してわかったことは、想像以上にひどい実情だった。私腹を肥やそうとする町議会のドンや、田舎ゆえの非常識。そんな困難に挫けず鉄郎が採った財政再建の道は、老人向けテーマパークタウンの誘致だったのだが…。

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