東京箱庭鉄道 (祥伝社文庫)

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著者 : 原宏一
  • 祥伝社 (2011年10月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396337117

東京箱庭鉄道 (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 吉野家で見知らぬ上品な老紳士に、私の夢を叶えて欲しいと、鉄道建設を頼まれる。
    しかも、400億円の予算を用意すると言う。
    なぜ、その大役に自分が選ばれたのか?
    戸惑いつつも仲間を集め、鉄道建設プロジェクトが始まる。
    そこで待ち受けている様々な出来事。
    果たして老紳士の正体や鉄道の行方はいかに?!

    2016.7.19

  • 謎の老人に鉄道の計画を立てるよう依頼されるという奇想天外な話を絶妙なスピード感と実在しそうな人物像の仲間で盛り上げてどんどん引き込まれる
    最後はちょっとびっくりするし結局は当初から暗示されてた通りになるけど、これはこれで余韻があって良かったのかな
    鉄道に知識がかなり活用されてるけどマニア向けではないしだからこそあの結末になったと思う

    途中で著者も主人公みたいになって企画を考えてるのかなと想像してちょっと笑ってしまった

  • 20150730

  • ある日目の前に現われた謎の紳士の依頼によって、
    首都東京に新たなミニ鉄道を開設しようと奮闘する物語です。

    「わたくしの生涯の夢を叶えていただきたいのです」フリーターの妹尾順平が謎の老紳士に頼まれたのは、四〇〇億円で東京に鉄道を敷くことだった。技術も知識もないのに、どうやって?戸惑いつつも、辣腕な女友達、親分肌の国鉄OB、挫折した元ラガーマンと、個性的な仲間の力を借り、奔走する日々が始まる。果たして、夢の一大プロジェクトは成功するのか!?【内容情報】(「BOOK」データベースより)

    この物語はドキュメンタリー物ではありません。
    また、鉄道建設を巡るビジネス物でもありません。

    「東京に新たな鉄道を開通させる」ということをテーマに、
    人の心の動きや哀しさ、周囲との温かい関係などを描いた人情物語です。
    そこには「鉄道を開通させる」という一つのことのために、
    損得を抜きにして熱意を傾ける登場人物達の姿が描かれています。

    鉄道を開通させるために必要な手続きなどはサラッと書いてあるものの、
    登場人物それぞれのバックボーンは心の動きとともにしっかりと描かれていて、
    だからこそ読んでいて登場人物に感情移入をしてしまうのかもしれません。

    それでいて重い内容ではなくあくまでもサラッと書いてあり、
    「実際にはありえない」ような設定で物事が進む場面もあります。
    しかし、そこに“戦後の混乱”とうエッセンスが一振りされているだけで、
    歴史の重い部分を垣間みるような不思議な感覚も味わうことが出来ました。

    主人公達の頑張り具合に元気をもらうことができ、
    物語の鍵を握る謎の老紳士の正体に胸を熱くする一冊。
    そしてエンディングでは思いがけず爽やかになることができる一冊です。

  • 書評を読んで手に取った。

    サッと読めて楽しめる。 再読不要。

  • 鉄道好きとしては、本当にワクワクして読んだ

  • 現実には決してあり得ない状況で奮闘努力する主人公を描く原さんの何時ものパターンです。
    今回は、東京に全長5kmほどの鉄道を作りたいと言う元皇族の富豪の依頼を受けたしがないアパートの管理人が主人公。訳分かんないですよね。まあ、謎解きの様なものは最後に出てくるのですが。。そんな事を気にしてたら原さんは読めません。あり得ない状況はただ受け入れて、その中での主人公の奮戦ぶりを楽しむのです。
    原さんは当たり外れがあるのですが、これはまあまあ当たりの部類。
    やる気が無い/無能力/すねものと言った人物を主人公にし、幸運で再生して行くパターンも有るのですが、これは苦手。この作品の主人公は今はしがないアパートの管理人とはいえ、前向きで能力もある人物。相方になる女性も魅力的です。その辺りが「当たり」と感じるところなのかもしれません。

  • やっぱ既読、だった。さるやんごとなき方からの依頼で、東京に鉄道を敷設する事になった主人公。何やかやで結局ケーブルカー新設する事になるが...。ありそう、で今の時代になるとあり得るかも、って設定が今になって活きてくるから、不思議とリアリティがあるかも。

  • 鉄道趣味、昭和の裏歴史な推測、今の東京に鉄道をつくるとしてのマーケティングなど、なかなか楽しめました。

  • 原敬一さんの作品。広告代理店を辞めて、祖父から譲り受けたマンションの管理人業を細々と行っていた主人公の元に、400億あるので東京に鉄道を引いてくれと、老人に声をかけられる所から物語はスタートし、事件を繰り返しながら閉幕を迎えるといういつもの原節の作品ではある。
    ただし、今作においては、おそらく読者が期待するゴールとはずらして終焉。だからといって、嫌な雰囲気ではないのだけれども、手放しで喜べないために、同作者のファイヤーボールなんかと比べると、若干の肩透かしを喰ってしまうのではないかと。

    作者の時系列で見れば、ちょっと前の作品ではあるので、昨今の作品とは雰囲気が違ったとしても仕方ないのだけれども。
    個人的には、主人公にも幸せになってほしいのだけれども、そこはお預けのままなのかよっていうね。
    原さんの作品の終盤ジェットコースター感は、この作品ではなく、ただ社会批判がうまい具合に取り入れられているのは、小気味いい。

    東京に新たに鉄道をつくるっていうアイデアと、突拍子もないことに対しての、現実的に魅せるための肉付けに関してはさすがとしかいいようがない。

    もう少しまだ彼の作品で未読のものがあるので、なるべく早めに読破したいところだ。

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