情八幡 〔深川鞘番所〕 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 17
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396337810

作品紹介・あらすじ

深川に辻斬りが出没し、町人たちが次々に殺められていた。探索中の深川鞘番所支配の大滝錬蔵を凄腕の刺客が襲う。辻斬りは錬蔵を誘き出すための罠だったのか?一方、深川の色街を差配する河水楼の主・藤右衛門に娘拐かしの疑いが掛けられ、北町奉行所の与力が乗り込んでくる。深川を狙った謀の臭いをかいだ錬蔵は、凄腕の刺客と背後の黒幕に敢然と立ち向かう。

感想・レビュー・書評

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  • これでこのシリーズの名を冠したものは終わり。
    今のところ2冊続巻は出ていますが
    それには新がつくので別枠になります。

    今回は錬蔵の物語。
    さすがの錬蔵でも「これは…」
    と思わせる人間が相手となります。

    その男はどこまでもどこまでも悪でした。
    吉原では飽き足らず
    深川までかき回そうとしていたのです。
    そこで使ったのは袖の下があれば何でもする
    とんでもない男だったのです。

    そいつが深川のドンともいえる
    藤右衛門をひっとらえたのだから
    たまったもんではありません。
    深川が平和でいるすべは1つのみ。
    彼の無実を証明すること。

    やがて明らかになる
    思わぬところからの闇の一手。
    まあしでかしたのはお察しの人だけどね。
    だけれども彼の気持ちも
    分からなくはないけどやっちゃあいけない。

    で、最後には強敵との一騎打ちがあります。
    さて、運命はいかに?

  • 敵は強いと燃えるご支配
    最後はラブラブじゃないですか!

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著者プロフィール

1946年佐賀県生まれ。雑誌編集者を経てフリーライターに。ノンフィクション、コミック原作、実録小説を手がけ、映画化、テレビ化作品も多数。2002年「裏火盗罪科帖」シリーズで時代小説作家デビュー。著書に「投込寺闇供養」「深川鞘番所」「朱引き黒引き双つ江戸」「千住宿情け橋」「留守居役日々暦」「渡り辻番人情帖」「新・深川鞘番所」「俠盗組鬼退治」「草同心江戸鏡」シリーズなどがある。

「2022年 『北町奉行所前腰掛け茶屋 迷い恋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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