風塵 下 風の市兵衛(10) (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338411

感想・レビュー・書評

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  • スケールの大きな話
    蝦夷地開拓の恨みを20年かけて…
    映像化希望
    今回は悪者はいない

  • 巡り合わせが悪かった人々。
    悲しい結末だった。

  • 皆、志の高い人ばかりで悪人はどこにもいないのに、虚しい結果になるのね。

  • ちょっと切ないね。

  • 第十弾、前巻の続き
    混血の美女にして大名の側室とその子達
    何か中味が見えているが、話として進む
    やはり勝者なき結末?

  • 奥平純明が襲撃され市兵衛が辛うじて撃退したが、賊が元千人同心で純明の盟友だった竹村屋雁右衛門が協力者と知る。雁右衛門は純明の側室の前夫だった。襲う側にも一理あり、襲われる側にも事情在りとぶれない男たちがどう決着を着けるか難しい展開でこういう結末しか無いのだろう。クライマックスは今までの風を感じる剣ではなく、荒々しい魂がこもる戦いだった。ふわりとした余韻あるラストも良い。市兵衛は相変わらずで鬼渋は存在感はあったが、兄や弥陀ノ介の絡みが少ないのが寂しい。もう少し突っ込んだ話でも良かったかなとも思う。

  • これも何ともスケールの大きな話だよな。20数年間に及ぶ因縁に、アムール川まで出てきて、話がまとまるのかと、余計な心配をしてしまった。でも、今回は、敵味方共に、天晴れな人物ばかりで、敵役に本懐を果たさせてやりたかった、という気がした。(結果的には、本懐を果たしてんだけど)

  • うーんやはり面白い。

    このシリーズ面白いからと、続けて読むと面白みが薄れるが、(何でもそうか)
    10冊に1冊ペースで絡ませると、スゲー面白い。

    ロシアが出てきたので、すわっ、ロシア人との一騎打ち?
    と思ったりもした。
    中身は相変わらずの話なので多くは書かないが
    楽しめることはまちがいござらん。

  • やっぱりこういう結末になったか。
    とても悲しい物語でした。
    真っ直ぐであるから故に、千人同心側の何人かが市兵衛の清々しい生き方にすぐに気がついたのだろう。

  • 2020年、31冊目です。

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著者プロフィール

(つじどう・かい)
1948年高知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。出版社勤務を経て作家デビュー。「風の市兵衛」シリーズは累計200万部を超え、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞、ドラマ化でも好評を博した。著書には他に「夜叉萬同心」シリーズ、「日暮し同心始末帖」シリーズ、単行本『黙(しじま) 』など多数。本書は講談社文庫初登場作品『落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味』に続くシリーズ第二作となる。

「2022年 『山桜花 大岡裁き再吟味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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