ほら吹き茂平 (祥伝社文庫)

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著者 : 宇江佐真理
  • 祥伝社 (2013年7月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338626

ほら吹き茂平 (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 先日、乳癌のため亡くなった宇江佐さんの、江戸に暮らす市井の人々の笑いと涙を綴った人情溢れる短篇集。
    本当に亡くなられたのが残念である。エッセイで癌を発症されたのは知っていたが、もう新作が発表されることはないという現実が改めて寂しさを感じる。
    本作も宇江佐さんらしい優しさと温かさに溢れる作品ばかりである。私のお気に入りは『律儀な男』。市兵衛の複雑な思いが伝わってくる。

  • 安定の宇江佐真理調、市井人情もの。エエ意味でマンネリ、「時代小説の短編はこうあるべき」って期待を裏切らない至福のマンネリ、ここまでくれば小説というより文章の話芸と言ってもいいかも。

    宇江佐節もしっかり健在ながら、収録中2作目「千寿庵つれづれ」と5作目「妻恋村から」は宮部みゆきの時代小説をほうふつとさせる作風。守備範囲ながらもちょっと工夫をこらしている感じがまた良い

    そして、最後に収録されている「律儀な男」、この短編はいいぞぉ。ヤクザは出てこないけど、昭和の時代劇映画を思い出すような義理と人情もん。映像化されて「原作:藤沢周平」とテロップ出ても違和感がない。宇江佐さん、意識してトリビュートしたんとちゃうかなぁ?

  •  隠居した深川の茂平は大工の元棟梁。いつの頃からか「ほら吹き茂平」と呼ばれるようになった。別に人を騙そうとは思っていない。ただ、いろんな癖の人をみて、ついつい言ったお愛想が思わぬ騒動を起こすのだ。その日も、一向に嫁ぐ気のない娘の相談に来た母親に、悪戯心が頭をもたげて…。江戸の市井にあふれる笑顔や涙を温かく描く豊穣の人情小説集。

  • 短編集
    江戸の長屋の話 幽霊が見える尼さんの話 
    亡くなった人たちへの想いを 残された人たちが語る。

    「せっかち丹治」がよかったです。
    今は うるさいおじさんってだけで 嫌われて 近所付き合いもなくなってしまうけど。昔はうるさいおじさんだけど 人情には厚いいい人って言われて 周りからも愛されていたんですよね。江戸はいいなぁ~。
    嬉しい 嬉しいお引越し~。

  • 宇江佐さんの時代物は、愛にあふれているように思います。
    江戸の人々の粋なやりとり、懐の深さ、人情の厚さに惹かれます。

    短編集なので、もうちょっと続きを読みたくなります。
    最後の『律義な男』は、現代ではドロドロのサスペンスになりそうな話ですが、
    この時代だから、さらりと流せるのかもしれませんね。
    心にぐっと重い石を置きながら、前を向いて生きていく強さを感じます。

  • 短編集
    宇江佐先生のよくやる最後に個々の物語が
    連結するかと期待したけど違った
    (同一主人公で2話ありましたけどね)

  • 読後感がよく安心して読めるが、著者の他の作品と比べると凡庸というか、秀でたものがないような気がする。

  • 短編集。

    あ゛~、なんだか落ち着く。

    表題作も面白かったですが、「千寿庵」が舞台の2遍も一風変わった趣で面白かったです。

  • さすが宇江佐さん。
    ホラ吹き茂平がいちばん良かったけど、どの作品もよかった。

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