水を出る 軍鶏侍 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338855

感想・レビュー・書評

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  • L 軍鶏侍4

    次男の市蔵…長男だろ!って思ったら、そうでした。修一郎がいたよ。
    この家系、面倒くさい!絡み合ってるやんけ!と毒づいてみる。
    市蔵は血はひいてなくても源太夫の志をうけて立派になるのかねぇ…?
    この巻は果たし合いはなかったけどあれこれ盛りだくさん。

  • 軍鶏侍シリーズ第四弾。
    今ちょうど山桃の実が熟す季節。
    この実にまつわる艶めいて少し悲しい短編が思い起こされる。

  • あまりに待ち遠しかったシリーズ4作目。
    面白い、としか言いようがない。
    表題作『水を出る』は、安易な落涙を許さない深淵な感動をもたらせてくれる。

  • 珠玉の時代小説シリーズの第四弾。『道教え』『語る男』『口に含んだ山桃は』『水を出る』の四編を収録。いずれも剣豪・岩倉源太夫を中心に人びとの人生の機微をじっくり、ゆっくりと描いている。内海隆一郎の『人びとシリーズ』或いは池波正太郎の『剣客商売』のようにじわじわと心に染み入る時代小説である。

    今回は岩倉源太夫の秘剣・蹴殺しは描かれなかったが、表題作の『水を出る』が一番良かった。

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著者プロフィール

1944年、徳島市生まれ。さまざまな職業を経験し、ラジオ・ドラマ脚本・戯曲を執筆。1993年、一人芝居「風の民」で第3回菊池寛ドラマ賞を受賞。日本脚本家連盟会員、日本放送作家協会員。2011年、『軍鶏侍』で時代小説デビュー。同作で歴史時代作家クラブ新人賞を受賞、同シリーズにより多くの時代小説ファンを獲得。ほかシリーズに「ご隠居さん」「手蹟指南所『薫風堂』」「新・軍鶏侍」「よろず相談屋繁盛記」「めおと相談屋繁盛記」など、単著に『からくり写楽 蔦屋重三郎、最後の賭け』など著書多数。演劇にも造詣が深く、小説、戯曲、芸能、映画、音楽、絵画の多ジャンルでのシェイクスピア派生作品を紹介した著作『シェイクスピアの魔力』がある。

「2022年 『逆転 シェイクスピア四大悲劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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