悪魔の大陸(下) 新・傭兵代理店 (祥伝社文庫 わ 7-14)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396340360

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    上巻はシリアでの闘いだったが、下巻は舞台を中国に移す。上巻から追っていたターハは、パキスタンのISIという諜報部に所属しており、レッドドラゴンに手を貸していたのだ。

    相手をバタバタ倒すのに藤堂のチームは負傷者こそ出すものの死者は出さないところがすごい。

    藤堂がまた渋くいぇいい仕事するな。

    あらすじ
    藤堂たちはシリアから日本に戻ってきていた。池谷は市ヶ谷の防衛省の近くの土地に新傭兵代理店を開く。ちょうどその頃、尖閣諸島近海で日本漁船が中国公船に拿捕された疑いがあるとの情報がもたらされる。

    時は2013年、集団自衛権や特定秘密保護法が可決されるか否かの時期であった。

    案の定、米国頼みの日本は、中国に対して静観の構えを見せたが、傭兵代理店は中国に乗り込み、日本人の救出に乗り出す。

    対するはレッドドラゴンの陰の人民軍。一人でも死者を出せば、日本が侵略してきたとして開戦するかもしれない。そんな緊張の中、いくつもの罠を掻い潜り、漁師が捕えられている島に乗り込む。

  • 上下巻だが続編のよう
    尖閣列島

  • 05月-15。3.0点。
    シリアでの調査を終えたリベンジャーズたち。
    間を置かずに、尖閣諸島付近で日本人の漁船が行方不明に。
    シリアでの敵の影がちらつき。。

    上巻は「調査」中心、下巻は「救出」が中心。下巻に入るとスピードアップで一気読みした。

  • 『悪魔の大陸(下) 新・傭兵代理店』/ 渡辺裕之

    著者の代表的な作品であり、私自身も本当に大好きなシリーズものの一つです。
    このシリーズだけは、いつも続刊を楽しみにしており、書店で手に取った時の、あのワクワク感はたまりません。

    『傭兵代理店』シリーズのセカンドシーズンの位置づけにあたるものですね。
    主人公の藤堂浩志率いる世界指折の傭兵チームのリベンジャーズが世界で暗躍する武装集団、秘密結社、時にはCIAなどとも対峙する、まさにアクションハードボイルド

    本書は、上下巻になっているのですが、ありがちな上下巻で一つというよりも、それぞれ別の話として、最終的に一つになるという構図が正しいと思います。上巻で紛争中のシリアを舞台として活躍したリベンジャーズが、次は、中国に拉致された日本漁船の救出に乗り出す。その裏には、様々な謀略と中国の秘密結社の暗躍が・・・
    それを裏で糸を引くのは、シリアで対峙した敵だった・・・。二転三転する話の流れ、複雑に絡み合う糸をほどく快感はたまりません!!

  • 中国

  • 上巻より読みやすかったのは何でだろうな?

    中国で藤堂さんたちを支援してた人々が
    まさかの、あの秘密結社の中国支社!?
    ということで、親近感が湧きましたね。

    まぁ、もう登場する事はないんだろうな
    と残念な気持ちにもなってみたり。

    で、今回は随分、やられてましたね。
    負傷者か多いように思うのは
    敵対する人々のレベルが上がってるから
    なんでしょうね。

    最新巻が楽しみですね。

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著者プロフィール

渡辺裕之
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』でデビュー。同作が人気シリーズとなり、以後アクション小説界の旗手として活躍している。その他のシリーズに「新・傭兵代理店」「傭兵代理店・改」「暗殺者メギド」「シックスコイン」「冷たい狂犬」などがある。

「2023年 『陽炎の闇 オッドアイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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