- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396340995
感想・レビュー・書評
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読み終わったあと、心がとても暖かくなりました。主人公の真鍋を取り巻く人たちの暖かさが出ているのだと思います。辛いことごあった時にはまた読んでみようと思います。
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穏やかな物語かと思いきや、ミステリー要素もあり。すぐには理解できず、どういうこと?と思いながら読み進めた感じ。
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人は本当に弱い。張り裂けそうな悲しみや辛さを抱えてもさらに生きていかなければならない。
張り裂けそうなら、周りの人、全然知らない人にでも声を聞いてもらって!
私も私の声を聞いてもらいます。 -
yk
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25ページまでに死んだ人多すぎ。その後も何だかんだで登場人物の周辺がことごとく死んでいる。核になるワードなのだから控えめにして欲しい。
主人公自身の特異体質を自分自身で疑うとかはよく分からないし、最後まで軽んじてるのが不思議。だから死というテーマも上記の内容と併せて軽く見える。
デビュー作ということで星+1
死をテーマにした小説は、個人的に本多孝好が描く作品群に軍配。 -
八ヶ岳、で手に取った小説。ごめんなさい、全く期待していなかったんですよ。とりあえず読んどこうか、程度。でも、違った。なにこれ、けっこう、いい。じっくり時間をかけて読んでしまいました。さあ、続編を入手しよう。(取材元はありそうですが、あるようでないのが小説の良いところですね!)
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生きる意味をなくし、自殺も考えた真鍋が流れ着いた八ヶ岳の不動産屋。仕事を介して知り合った人にもまた、同じ思いを抱く人がいた。敏感に感じ取る能力を持つ真鍋だが、積極的に力になるという訳ではない。普通の事を普通にしているだけなのに、何故かそこに今までにない新たな感情を見出す、そんな人達との短編集。真鍋もまた、自分自身の存在意義に折り合いをつけていくが、そんな真鍋の優しさが滲み出ているかのような一冊。物語にそっと寄り添うように描かれた八ヶ岳の描写も良かった。
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自殺する人が分かっちゃうおじさん。
人生の山谷を越えた大人の不器用でも優しいのが
心地よく、伝わってきます。