外資系オタク秘書 ハセガワノブコの華麗なる日常 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396341244

感想・レビュー・書評

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  • バイオレンスな作風の多い祥伝社と思えない♪外資系銀行の秘書だけど、レアでコアなアニオタな帰国子女で腐女子なノブコのお仕事小説。仕事とオタクライフを見事に切り替えながら、オタクである自分を優先する、彼ができてもそれは変わらず(笑)オタクとしては共感より同感ポイントが多い楽しい小説でした。話の中の、いたって個人的な欲求、嫉妬から、彼女の仕事やキャリアや立場に泥を塗るパワハラ、ノブコの悔し涙にはものすごく共感。そこはさすが外資系、日本企業のように被害者を悪者にしない、調査対応をするリベラルなところ羨ましい。

  • 親の都合で中学以降はアメリカで育ったが、日本からのオタクライフラインを止められないために必死で勉強しつつもオタク趣味を貫き続け、就職で日本に戻ってきたオタク腐女子のお話

    僕はここまで深いオタクではないものの、気持ちはわかるかな

    色々なエピソードが盛り込まれているけど、マンガや2ちゃんで聞いたことがあるようなものなので、リアリティはまぁ感じる
    押し掛け厨なんかはその最たるものかね

    押田監督とかバイファロスの元ネタというかモデルは何だろうね?
    響き的に押井守っぽいけど、こんな不遇の名作あったっけ?と疑問に思う
    ダロスとかか?

    まぁそれはそれとして、キャラクターも典型的なオタク成分は残しつつ良いところが強調されている
    スギムラみたいにエロゲTシャツを恥ずかしげもなく着てる人いるよなぁ~ とか
    アサヌマみたいに延々と話す人いるよなぁ~ とか思うものの、彼らはそれプラス良いところもあるんだよね

  • 文句なく面白い。オタクの生態からセレブの様子、外資系の会社内の熾烈な戦い、読みどころ満載である。しかも、文章も軽快とくれば、これはもう読むしかない。

  • 面白かった。
    オタク設定とはいえ、オタクじゃない人もキャラ少し濃かった(^o^)BLの妄想が一番濃かった気がするのは私がいけない女子だからでしょうか、そうでしょうね。

    私も昔、ビッグ×イトから歩いていける距離に住むの夢でした。
    タツオルートまだですか!?

  • 帰国子女で外資系金融機関で秘書として勤めるハセガワノブコは筋金入りのオタク。仕事はソコソコ、アニメ視聴、イベント参加に情熱をかける。ずうずうしいオタクに自宅を襲撃されてオタク仲間に助けられたり、理解不能の嫉妬で仕事の足をひっぱられてオタクCDに助けられ、と爆笑。終盤でノブコがなし崩し(?)で交際を始めた今作あまりキャラとして目立たなかったオーレ。続編ではもう少しキャラが立ってくるのかな、楽しみです。

  • 帰国子女のハセガワノブコは外資系企業に秘書として勤める腐女子。本人達はオタク活動に主軸を置いた生活をしたいため、仕事はそこそこ、恋愛にも興味なし。
    それなのに、セレブと呼ばれる人達と友達だったり、社内の人気イケメン外人に好かれていたり、人から羨ましがられる生活ながら本人に自覚は一切なし!
    ノブコのオタク中心の考えやサバサバした性格が気持ちいいほどです。周りの人間たちも一癖ある人ばっかりでおもしろかった。続刊もあるので読みます。

  • にやにやしながら読んでしまった。一見華やか、でも中身はオタクで普通のOLには興味なし。肉食ハンティング系女性に対しては嫌悪の気持ちすらもっているハセガワノブコの、1人で色々つっこみしつつ展開していく話の流れはテンポ良くておもしろい。
    激務なイメージの外資系、その中にあって、仕事と趣味をしっかり分けて、マイペース、我関せずに生きているノブコには羨ましさを覚えた。

  • 「結婚したら経済的なことも、自分の仕事が将来どうなるかかも、今の時点でそう考えなくてもいいでしょう?でも自分だけだったら、何かで仕事がなくなったり、定年退職したらその後はどうするのかとか、自分で自分の生活も将来も、ひとりでなんとかしなきゃならないのに、今のままですっといられるわけないんだから、将来のこと考えるのは当たり前だと思うわ。~省略~ 結婚したいと思っても、相手があることだから、じゃあしますなんて簡単にはいかないでしょ?誰でもいいなんて、そういう話じゃないし。昔は合コンいったりとかしてたし、新しい出会いをつくろうとがんばってみたんだけど・・・そんなことをしているより、もっと自分のためにできる何かはないだろかって考えて、自分の将来をもっとちゃんとみつめようって思ったのよね」

著者プロフィール

横浜市出身。服飾デザインを学び、イタリアンブランドでプレスを担当、その後も外資系企業勤務経験を豊富に持つ。『外資系オタク秘書 ハセガワノブコの華麗なる日常』で作家デビュー。

「2018年 『外資のオキテ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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