漂流者たち 私立探偵・神山健介 (祥伝社文庫)

  • 22人登録
  • 3.75評価
    • (3)
    • (2)
    • (1)
    • (2)
    • (0)
  • 7レビュー
著者 : 柴田哲孝
  • 祥伝社 (2015年12月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396341640

漂流者たち 私立探偵・神山健介 (祥伝社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ストーリー的には、基本構造はとても単純。
    人を殺し、金を持って逃げる男と、それを追う探偵。
    突き詰めてしまうと、それだけ。

    そこに、東日本大震災がリアルタイムに絡むことで、
    物語にリアリティと奥行きが出て来る。
    被災地の描写は、正に我々がリアルタイムで見ていた、
    ニュースの中の映像そのもの。
    漂う寂寥感と無力感。

    そこに、謎の女が絡み、追う者・追われる者・
    追うことを依頼した者の思惑が絡んでくる。
    が、ストーリーはあくまでシンプルである。

    本作は、東日本大震災を経験した者は、
    思わず襟を正しながら読んでしまう、
    そんな一冊である...というのが全てか。

    ただし単純な話ではあるが、著者の筆力で
    ぐいぐいと引き込まれて読めるのはさすが。
    エンタテインメントとも言い切れないが、
    とても興味深く読ませていただいた。

  • 氏のドキュメンタリーな手腕が堪能できる一冊。

    福島在住の神山に何を語らせたかったのか。

    その目で確かめろ!

  • 探偵・神山健介シリーズの第五作。相変わらず面白い。物語は東日本大震災の発生した2011年3月11日のいわき市で始まる。同僚の議員秘書を殺害し、6000万円を奪い、逃走した坂井保邦を追って、神山健介は愛犬のカイと共に沿岸の被災地を北上する…

    このシリーズはシリーズを重ねるたびにスタイルを変える探偵小説で、今回は大きな社会問題を題材にしている。東日本大震災、原発事故の描写がドキュメンタリー作品のようにリアルであり、現実と虚構の境目が分からなくなるほどだった。

    これだけ東日本大震災と原発事故の現実を描いておきながら、最後にどんな答えがあるのか興味深かったが、十分に納得のいく答えが用意されていた。

    また、東北地方に住む者には馴染みのある地名や店名が登場し、ストーリーの面白さと相まって、最後まで面白く読む事が出来た。

  • 3.11の実録小説。解説調で面白くない

  • ハードボイルド小説というよりも、3.11 のドキュメント小説みたいな。 ストーリー云々もあったものじゃない。

  • 160224

  • 未曾有の災害をこのシリーズで展開する必要があったのかはわからないが、主人公が合っている気はする

全7件中 1 - 7件を表示

柴田哲孝の作品

漂流者たち 私立探偵・神山健介 (祥伝社文庫)を本棚に登録しているひと

漂流者たち 私立探偵・神山健介 (祥伝社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

漂流者たち 私立探偵・神山健介 (祥伝社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

漂流者たち 私立探偵・神山健介 (祥伝社文庫)はこんな本です

漂流者たち 私立探偵・神山健介 (祥伝社文庫)のKindle版

ツイートする