ライオンの棲む街 平塚おんな探偵の事件簿1 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396342395

感想・レビュー・書評

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  • 「女探偵は眠らない」★★★
    やさしい真実というところか。

    「彼女の爪跡のバラード」★★
    展開はいいのだけれど、御都合主義感が強い。

    「ひらつか七夕まつりの犯罪」★★★★
    トリックとしてはシンプルなものの、なかなか。

    「不在証明は鏡の中」★★★★
    鏡の真実が事件の真実とつながっているから気持ち良い。

    「女探偵の密室と友情」★★★
    普通。

  • 3.5

  • 暴れん坊な女探偵、生野エルザと、その高校時代の友人、川島美伽。ハチャメチャなコンビが平塚の街を走り回る。サクッと読めるライトなハードボイルド。

    天衣無縫、依頼人にもタメ口をきく、野生の猛獣ごとき生野エルザ。

    平塚に探偵事務所を構える女探偵だ。

    茶色のたてがみのような髪型とその名前、そして
    怒らせたら手が付けられないことから、
    「平塚のライオン」と異名をとる。

    この女探偵とコンビを組むのが、高校時代の友人である
    川島美伽。

    東京でOL生活を送っていたが、
    「仕事に疲れ、恋に破れ、ついでに貯金も持っていかれた挙句、会社を退職」して、地元、平塚に戻ってきたばかり。

    そんな美伽に声を掛けたのがエルザで、自分の助手をつとめないかと誘う。

    短編五編が収録された連作モノ。

    始めは、エルザに振り回されっぱなしの美伽だったが、
    徐々に、エルザを操るコツをつかみ、探偵の助手らしくなっていく。

    密室や入れ替わりといったトリックも含まれ、軽妙な文体とともに、楽しめる作品になっている。

著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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