崖っぷち町役場 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396342609

感想・レビュー・書評

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  • sg

  • 地方都市の何処が抱える人口減少問題と移住者の理想とのギャップ。
    ちょっとしたミステリ仕立てで面白いかったが、それぞれの物語がちょっと中途半端。敢えてそうしているのかも知れないが

  • 祥伝社小説NON2015年8月号:見えない古道、10月号:巫女が四人、12月号:至る道、2016年2月:南の雪女、4月号:空き家の灯り、6月号:夜歩く者、描き下ろし:雨中の自転車乗り、の7つの連作短編を2016年11月祥伝社文庫から刊行。シリーズ1作目。愛媛県南部の南予町役場推進室の人々のコージーミステリー。他愛ない話だが、よく考えられていて、楽しめました。後半の結衣の活躍が面白い。次作が楽しみです。

  • 推進室の話

    面倒事を解決していく先輩に振り回されながら、田舎の実情について考えさせられる話。

    実は思惑はあるのかな

  • 愛媛県の南に位置する「南予町」
    南予町役場、推進室で働く主人公「沢井結衣」
    同じ部署の変人「一ツ木さん」と、まともな「北室長」とともにボンクラ町長が打ち出す的の外れた政策をなんとか阻止し、一番の問題点である人口の減少と増加をどのようにしたら解決するのか日々摸索している。

    どこの県のどこの市町村でもかかえる人口問題。
    人口の減少をどのように食い止めるか・・・
    中には魅力的な政策を打ち出して人口増加に転じた町もあるがほとんどは減少し続けている町が多いと思う。
    これといった解決策は出てこないが前に進もうとする考え、行動が右往左往しながら描かれている。

    自分が同じ愛媛県人なので思わず手にとって読み始めました。
    「南予町」は実際には存在しませんが話の流れから宇和島から近い「鬼北町」「松野町」あたりかなって思ったけれど「漁業権」という言葉で恐らく「愛南町」のことだろうと推測。
    地元の話で出る小説は大好きです。

  • 崖っぷちな地方の町で、奮闘する女子のお仕事物語。
    衰退する町をどうするのか、真剣に考えてる面もあり、少し考えます。

  •  主人公の地元愛、地域の皆様の役に立とうとする一生懸命さが、とても好感が持てます。

     作者特有の、自分だけの正義の物差しをもつ一ツ木さんがいい。

     いろんなアイデアで村おこしますっていう話ではなく、ゆるっと話が進みますが、気持ちが前向きになります。

  • 2017年01月15日読了。

  • 崖っぷち感は、あまりなかったような。

    軽~く読めるお仕事小説的な。

    ここの役場は、職員10人ぐらいしかいないのか?

  • 架空の町とはいえ

    自分の住んでいる地域が舞台ということで

    読んでみました(^_^)


    設定や地域の実状などは
    舞台が身近な地域ということで、

    すんなり受け入れられましたが、

    ストーリーは正直いまひとつ。


    どの話もどこかぼんやりしているように感じました。

  • H281214読み始め
    H290127読み終わり
    面白くない

  • よくある過疎をベースにした話だけど、実際の町おこし策は地道なもので荒唐無稽な政策では無くて共感できる。
    推理はおまけといった感じ。
    劇画的な人物の中に合って主人公の立ち位置がいい。あくまで良い人で常識人だけど、段々政治を学んでいくのが分かって面白い。

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著者プロフィール

1961年、愛媛県生まれ。京都大学理学部動物学科卒業。セガ・エンタープライゼスなどゲーム制作会社に勤務。2001年 『長い腕』 で第21回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。2012年、続編の『呪い唄』を刊行後、『弔い花』 『疫神』 『誘神』 『署長・田中健一の憂鬱』 と精力的に執筆活動を続ける。本書は、著者の郷土愛が詰まったお仕事ミステリー第3弾。

「2021年 『明日に架ける道 崖っぷち町役場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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