- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396342968
作品紹介・あらすじ
「ホームズへ最上質のオマージュ」――本格ミステリ作家・有栖川有栖さん
もう“名探偵”なんていらない!?
相棒ワトスンが、ホームズを手玉に取ったアイリーンが、快刀乱麻の大活躍!
ワトスンは憂鬱だった。原因はホームズが死んだこと。妻の病気。メイドは役立たず。配管の不調で、鉛管工を呼ぶが、なかなか直らない。しかも、どうやら家に誰かが侵入しているらしいのだ。もしや、これまでの事件記録を盗もうというのか? 過去を消したい人物は多いだろうが……(「ケンジントン診療所の怪」)。あの名探偵の脇役たちが大活躍! 夢のミステリー・ファイル!!
感想・レビュー・書評
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ワトソン、ハドソン夫人などなど、普段は脇を固める人たちがメインになって事件を解決する、て設定のパスティーシュ小説。
ただ、最初の2編の設定が、モリアーティーとの対決の後、ホームズがいない間の話だったから、ずっとその設定で行くのかと思ったのに、実はそうでなかったのががっかり。
3話目、そのつもりで読んでたのに、途中でホームズがいることになってて、最初すごい混乱した。
1冊にまとめるときにうまく加筆修正して、いい感じにできなかったのかなー。
それがすごいもったいない感じがした。 -
4
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かなり上質のパティーシュ。
どの話も、あーあの場面の話と思うと
ワクワクがとまらない。
特にアイリーン・アドラーの話はおもしろかった