ホームズ連盟の事件簿 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 86
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396342968

作品紹介・あらすじ

「ホームズへ最上質のオマージュ」――本格ミステリ作家・有栖川有栖さん
もう“名探偵”なんていらない!?
相棒ワトスンが、ホームズを手玉に取ったアイリーンが、快刀乱麻の大活躍!

ワトスンは憂鬱だった。原因はホームズが死んだこと。妻の病気。メイドは役立たず。配管の不調で、鉛管工を呼ぶが、なかなか直らない。しかも、どうやら家に誰かが侵入しているらしいのだ。もしや、これまでの事件記録を盗もうというのか? 過去を消したい人物は多いだろうが……(「ケンジントン診療所の怪」)。あの名探偵の脇役たちが大活躍! 夢のミステリー・ファイル!!

感想・レビュー・書評

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  • サラッと読めた。ホームズシリーズの登場人物が主役で「それっぽい」事件の話。すごい上手いパスティーシュ集。原作はうっすらとしか覚えていなかったけれど、楽しめる。

  •  ワトソン、ハドソン夫人などなど、普段は脇を固める人たちがメインになって事件を解決する、て設定のパスティーシュ小説。

     ただ、最初の2編の設定が、モリアーティーとの対決の後、ホームズがいない間の話だったから、ずっとその設定で行くのかと思ったのに、実はそうでなかったのががっかり。
     3話目、そのつもりで読んでたのに、途中でホームズがいることになってて、最初すごい混乱した。
     1冊にまとめるときにうまく加筆修正して、いい感じにできなかったのかなー。
     それがすごいもったいない感じがした。

  • 4

  • かなり上質のパティーシュ。
    どの話も、あーあの場面の話と思うと
    ワクワクがとまらない。

    特にアイリーン・アドラーの話はおもしろかった

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著者プロフィール

1962年、東京都生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒。作家、評論家、翻訳家。日本推理作家協会員、日本古典SF研究会会長。〈本の雑誌〉ほかで古書関係の研究記事を長年にわたり執筆。主要著書に『首吊少女亭』(出版芸術社)、『シャーロック・ホームズ万華鏡』(本の雑誌社)、『奇天烈! 古本漂流記』(筑摩書房)など。主な訳書に〈ドイル傑作集〉全5巻(共編・共訳、創元推理文庫)、A・A・ミルン他『シャーロック・ホームズの栄冠』(論創社)ほか。

「2023年 『名探偵ホームズとワトソン少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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