人は何のために「祈る」のか

  • 祥伝社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396411053

感想・レビュー・書評

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  • ●村上和雄さんの本で川西図書館にあるものを借りた

    ・平凡な事柄の非凡な治癒力(ラリー・ドッシー、小川昭子訳)

    ・祈る心は治る心(ラリー・ドッシー、大塚晃志郎訳)


    ●効果の出る祈りの条件(仮説)p118
    ・好きであること
    ・努力すること
    ・明確な目標を持つこと
    ただし、真剣に乗ることが一番大切。
    真剣な祈り無くしては叶わない。
    自分だけでなく、周囲の多くの人に真剣な祈りがあるとさらに強力になる。
    祈りが叶うとは、サムシンググレートが最適な回答を出してくれることである。
    本人が祈った内容と同じ結果とは限らない。


    ●感謝のない祈りは叶えられない。
    足るを知る心が大切。

    ●感謝し難い時に読む格言(ユダヤ)
    右の腕を折ったら左腕が無事だったことを感謝しなさい。両腕を折ってしまったら、足が無事なことに感謝しなさい。両腕も両足も折ってしまったら、首を折らなかったことに感謝しなさい。

    ●祈りとは生きることの宣言である。
    いは生きること
    のりは宣り(宣言)
    サムシンググレートは、生きる宣言が込められた祈りを叶えてくれる。

    ●祈り方
    邪な想念でなく、自分を包む大いなるものに心を開き感謝して、素直に純真に祈る。その態度が真摯で熱烈であれば、祈りの効果は現われるはず。
    大切な人のために祈る時は明確な結果を求めるよりもその人にとっての最善を祈るのが良い。

    ●祈りの主体
    意識できる自我よりも奥にあるもの(本当の自分、真我)。真我とは顕在意識と潜在意識のさらに奥にあるもの、いわば超自我・超意識に自分。
    インド哲学では真我のことをアートマン(個人の根本原理)と呼び、宇宙の根本原理をブラフマンと言う。

    ●遺伝子のスイッチオン/オフ
    自我レベルの祈りではなく、真我レベルの祈りに反応する。

    ●祈りの種類
    請願・祈願<感謝・報恩<賛美・讃歌
    個人的な請願よりも広い心から湧き出た感謝・報恩の祈り、さらにサムシンググレートに対する賛美・参加の祈りが良い。

    ●祈りとは生命を根源から生きることである。
    生命の根元との統一を自覚・再認する祈りの行為は、大自然や大宇宙の中心と結び付いているので、自分にも他人にも調和した行為を現実にもたらす。

    ●アイリーン・キャディ(フィンドホーン共同体の創始者)の祈りの言葉
    「私はキリスト意識に溢れた美しい存在です」
    アイリーンは、どこにでもいるようなごく普通の女性でしたが、祈りの宣言で本当の自分に目覚めたのです。(p237)

    ●祈りの実践方法(p236)
    ①自分の祈りを明確に決める
     自分の目標や理想的な状態が実現した姿をイメージする
    ②理想と現実のギャップを忘れて祈りで包み込む
    ③祈りを習慣化する
    ④生きることイコール祈りにする
    ⑤最後は感謝で締めくくる

    ●遺伝子のスイッチオン
    心は遺伝子のオンオフに影響する
    笑いは50の遺伝子に影響を与えることがわかっている
    祈りも遺伝子に影響を与えると考えられる

  • 祈り」はとてつもない力を秘めている!
    それはわれわれの潜在的可能性を目覚めさせる行為なのだ。「祈りと遺伝子」という壮大なテーマに世界的科学者と第一線の宗教学者が挑んだ!
    ●「祈り」イコール宗教的行為とは限らない
    ●誰にでも奇跡が起こるチャンスがある
    ●「思い」は遺伝子にも伝わる
    ●日本人はもともと祈りの民だった
    ●人知を超えた大きな力を感じるとき
    ●何かに強い期待や願望を抱いた人は、自分の心にその実現を念じます。念じることは祈りに似ているところがありますから、強い期待は祈りともいえるのです。〈中略〉「熱烈な思いは天に通じる」といいますが、思いは天ばかりでなく、細胞の中の遺伝子に直接働きかけます
    (本文より)
    ●現代人に決定的に欠けているのは直観知のほうです。科学的に考える癖をつけて以来、「科学的に説明できないこと」を信じたがりません。その結果、何が起きたでしょうか。人間はもともと携わっていた鋭敏な五感を鈍らせてしまいました。これは大きな問題です(本文より

  • H31/1/19

  • 祈りと遺伝子の解明はまったくないけども、軽くよむ読み物としてとても面白いし感動した。トマトが海外からの撮影隊の祈りを聞き入れてがんばって実をつけつづけ、撮影が終わると同時に数千個のトマトが地に実を落とした話など、不思議で感動な話に溢れていた。

  • 科学的に検証というよりは祈りの効用を列挙していくにすぎないところがあったけれどそれはそれですごくためになった。前向きに、楽天的に考えることの大事さを語っている風にとれた。今までの自分の祈りと真摯に向き合うことができたと思う。

  • 読む一冊。

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    「人生うまくいかない」と嘆いています。
    うまくいかない選択をしているのですから、
    あたりまえです。
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    そうです。

    イキイキわくわくに生きるために祈りがある。

    ブレない生き方のために祈りがある。

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    「生きる」ことは何よりも「息をする」ことですから、
    自然に呼吸をするように、
    私たちは自然に祈ることになっています。
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    祈りとは宗教ということにこだわることが無く、

    人類の生命の歴史が証明しているように

    人間は祈らずにはいられないこと。

    そして、

    いつの日か科学が祈りの意味を解き明かすときがあるのだろうか?!

    いずれにせよ、私たち人間は科学が示すこと以上である。

    科学の存在の以前に人間がイキイキと生きているのだから・・・

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    赤ちゃんには出来ないという不可能を持ちません。
    あるのは「立ち上がりたい」という気持ちだけです。
    これが祈りの心に通じるのです。
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  • 科学とスピリチュアルなものは 実は対になるものではない という今までの常識を覆す本。 実際の数値に置き換えれない事が 正しくないとか 信用できないとかいう 科学的な主張は それこそが不確かな 曖昧なものな気がします。 日本の研究者でよくこの本を書いてくれたなぁ〜と 感慨深いです。

  •  微妙な本である。正確に表現すれば、「科学者の人生観を記したエッセイ」といったところ。何が微妙かというと、著者が科学を体現していながら内容が文芸に属するところだ。

     <a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20090901/p3" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20090901/p3</a>

  • 祈りや思いには力があるのかもしれません。

  • ・願いが実現した姿をイメージしながら祈る
    ・自分で書いたシナリオのとおりに人生ドラマは進んでいく
    ・祈りはブレない生き方を実現させる
    ・自分の耳から入ってくる言葉は呪文のように心の中に響いてその実現に潜在能力を働かせる

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、米国バンダービルト大学医学部等を経て、1978年より筑波大学応用生物化学系教授。同大遺伝子実験センター長、先端学際領域研究センター長等を務め、99年に退官。83年に高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功、世界的な注目を集める。90年、マックス・プランク研究賞、96年、日本学士院賞を受賞

「2021年 『コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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