渋沢栄一 近代の創造 (NON SELECT)

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著者 : 山本七平
  • 祥伝社 (2009年6月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (658ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396501006

渋沢栄一 近代の創造 (NON SELECT)の感想・レビュー・書評

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  • 日本の近代化は、なぜ成功したのか。山本七平氏が、渋沢栄一を通じて、幕末から明治への転換、資本主義的近代国家への移行がどのようにして行われたのかを探る。

    第一章 人類史の中の“明治時代”
    第二章 経営型農民・尾高藍香の貨幣論
    第三章 渋沢宗助の「勤勉の哲学」
    第四章 封建性か、郡県性か
    第五章 豪農が志士に変るとき
    第六章 「高崎城乗っとり」計画の中止
    第七章 不倒翁の「不易と流行」
    第八章 故郷出奔の父子問答
    第九章 「徳川民報」の勘当・相続・養子
    第十章 異端国家・日本のダイナミズム
    第十一章 徳川慶喜に倒幕を勧めた農民
    第十二章 「佐幕開港」の志士たち
    第十三章 胃袋の存在に目覚めた志士
    第十四章 一橋家の財政改革
    第十五章 「攘夷派」から「洋癖者」へ
    第十六章 “無偏見者”のフランス行
    第十七章 パリ万国博覧会の武士たち
    第十八章 欧州の「富国」と「強兵」
    第十九章 「合本組織」に学んだ雑務係
    第二十章 幕府瓦解と欧州留学生
    第二十一章 王政復古か明治維新
    第二十二章 明治元年の企業家精神
    第二十三章 明治を創った旧幕臣
    第二十四章 「内的充実」か「外面的体裁」か
    第二十五章 近代財政の無血革命
    第二十六章 日本最初のサラリーマン社長

  • その時代を一身で体現したような人物が、節目節目で現れると言うらしい。古代ローマならカエサルだが、幕末から昭和初期なら渋沢栄一だろう。
    また、彼の存在は、幕末明治のころは以下のようなステロタイプばかりではなかったと言うことを教えてくれる。
    ・農民は被搾取階級で、虐げられていた
    ・科学技術において、日本は一方的に西洋から遅れていた
    ・明治維新の功労者は薩長である

    渋沢栄一とは少し離れるが、彼が慕った徳川慶喜について、興味深い記述があった。
    〝西郷隆盛や東条は非常に人情に厚く、「部下や同僚を自殺させても日本の破滅を回避させる」という不人情なことはできなかったが、慶喜は平然とそれができた。〟
    リーダーとしてあるべき姿と自分のボスであって欲しい人の姿は180°違うものだと実感。

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渋沢栄一 近代の創造 (NON SELECT)の作品紹介

日本の近代化は、なぜ成功したのか。いま学ぶべき大変革期を乗りきる思想と行動。

渋沢栄一 近代の創造 (NON SELECT)はこんな本です

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