椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!

著者 :
  • 祥伝社
3.22
  • (3)
  • (5)
  • (16)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 80
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396612481

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ・「君たちがそんなに一生懸命働くから赤字になるんだ。そんなに仕事をするのを止めたら黒字になるよ」
    この一言は、もの凄いヒントになった。・・
    「残業なんかやめて、みんな定時に帰っちゃえばいいんだ。バカバカしいから土日出勤もやめよう。どっちみち赤字なんだから」と気楽に考えられるようになった。すると、みんなの発想がそれまでとガラリと変わり、冷静に競合相手を分析できるようになった。
    その結果、自分たちが、顧客のニーズではなく、技術優先の開発思考に陥ってしまい、他社の商品開発に遅れを取っていたことに気付いた。私たちの商品は、ライバル社に比べて、いつも発売時期が一ヶ月ほど遅かったのである。
    原因が分かれば後は対応を考えればいい。そこで、六ヶ月で開発して三ヶ月で作って、三ヶ月で売り切るという「六、三、三の義務教育開発システム」を思いついた。速い事は勝つための必須条件なのである。

  • 蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか

  • 3

  • stand and act / stand and read.
    パソコンに向かっても仕事をしているとは限らない。

  • 会議を短くする、仕事を効率化する…その取り組みの一例としては非常に貴重なケーススタディだと思います。とはいえ、どの会社でもこのやり方が通用すると思って盲信したり、むやみに礼讃するっていうのはどうかと思いますが。
    本書に描かれているとおり、この改革を断行する上ではだいぶ痛みを伴っているようですし、どちらかと言えばハードランディングな処置ばかりだったのは間違いなさそうです。
    とはいえ、結果を残しているという点において経営者として一級なのは間違いないでしょうし、人間的にどうかというのは好き嫌い・相性の問題です。
    決して同じ方法をとろうとは思いませんが、こういうアプローチもあっていいとは思います。というか、このくらい独創的な取り組みをもっともっと大きな会社でやってみる素地があってもいいのではないかと。
    あと、この本で参考になったのは、今はライン生産というのは主流じゃなくなっているんですね。製造業の現場の情報って生で触れる機会も少ないので、そういう点でも面白かったです。

  • アイデアを思いつくスピードは30%も速かったというNASAの研究結果 を参考に会社の会議室から椅子をなくして、経営会議は最大75%の時間短縮 につながった。 パソコンの操作履歴を取って、業務外の利用が如何に多いことか。メールで はなくコミュニケーションを推奨。「〜だろう」「〜思います」の報告を禁 止。

  • 椅子とパソコンが無駄な時間を生んでいることはその通りだと思う。
    会議が無駄に長いことも、大企業病だと思う。

    ただ、問題なのは、みんなのやる気をどう引き出すかだ。
    一つの方法が成功するとは限らないので、
    本書に書かれていることも、持ち札の一つとして理解すれば最強。

    他社でやっていることをすぐに真似たがる人間はいらない。
    逆説的に読めれば,有効に活用できるかも。

  • 2011.3.28 読了 27冊目 WBSで紹介されていた本。キャノン電子社長が語る経営改善策。2章の椅子を無くして効率化のくだりが納得させられる。

  • そのうち読む

  • 業績の悪かった「キャノン電子」の業績を回復させるために行ったアクション,その効果について半分以上書かれている。
    マネジメント方法など管理職向けの要素が大きいが,そうでなくても上司や社員としての心構えについての内容は明日からでも実践できるものとなっており比較的読みやすい。

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

キヤノン電子社長

「2020年 『仕事の哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒巻久の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×