プロの論理力!―トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396612504

感想・レビュー・書評

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  • 自分でコントロールできることとできないことを意識する。

  • 内容→実体験(裁判経験等)をもとにした論理力の必要性を説いている(そのまんまですいません)

    強点→おそらくもっとも論理力が要求されるであろう裁判をとおして話を展開しているので説得力がある。読みやすい内容

    弱点→著者とは絶対友達にはなりたくないと感じた。一般ピープルな僕としては、著者と同じ脳ミソは持っていませーん(一ヶ月の勉強でTOEIC800点越えだそうな)と感じさせる内容。つまり一生凡人だな、ぼくは。

    読書後の影響→特に変化なし。

  • これ読んだら弁護士キライになるやろ…
    作者がナルシストってことがわかった。

  • 著者の論理を展開させるために職業上裁判の例を取り上げられなくてはならないのはわかるけど、たまに話が専門的な部分にまで行きすぎていた気がする。もっと一般の世界で通じる論理力に関して言及して欲しかった。まぁそこから弁護士の仕事のおもしろさやつらさを感じることができたのでそれはそれでよかったかもしれない。

    著者は、「個人の力」にこだわりを持っており、それゆえに弁護士という職業を選び今の事務所を選んだ。確かに変わりゆく今の社会では、「個人の力」はより重要視されてくることになると思う。一方、日本の伝統に従った会社が未だに多く存在しているのも事実である。

    弁護士もコンサルも最終目標やフィールドが違うのはおいといて、論理力が要求されるっていう点では同じだよね。あと、データを集めて分析するっていう地味な作業も似ている。
    「裁判は、相手方の弁護士との戦いというより、裁判官に、こちらの言い分に共感してもらうためのプレゼンテーションの場である」って書いてあったんだけど、そう考えると普通の会社で働く社会人が上司に企画書持っていくみたいな感じで通ずるところがあると思う。


    ☆人と違うことをして自分をどのように他の人と「差別化」するかを考える

    ☆他人と同じ結果では満足できないという野心を持つ。自分にできるだけ高いハードルを設定する。

    ☆自分にコントロールできること、できないことを区別する

    ☆「論理」とは、人を説得するための道具ではなく、納得させるための道具である。

    ☆日頃から論理的に合理的に考える習慣をつくる

    ☆「いつ死んでも悔いが残る人生」常に目標を持ち続ける!!

    ●相手にする質問は、「イエス」か「ノー」で答えられる質問ではなく、相手の考えを言わせるような質問にする




    優先順位を考えた上で、いつか弁護士の資格が欲しいと思った。

  • 家の近くのブックオフで100円だったので、購入。以前TBSの「情熱大陸」で見たことがあり、人となりや仕事振りついて、気になっていた人物ではあった。

    内容としては、ビジネスマンに必須のスキルである「論理力」について、具体的な裁判の体験を交えながら述べている。

    一番印象に残った言葉が、交渉の場面においては、「説得」するのではなく、「納得」してもらうのだ、というところ。

    ともすれば、私たちは相手をいかに説き伏せるかを考えがちであるが、そうではなく、相手の腹の底から納得してもらうことこそが交渉を有利に進めるコツなのである、と著者は主張する。私もまったく同感である。やはり、いかに相手に納得してもらい、「自主的」に相手を動かすことができるか否か、は非常に大事である。

    そのような交渉を進める上での考え方の「芯」や「心構え」を本書では学ぶことができる。しかし、著者の人生感などについて、ページの多くが割かれていたため、「ノウハウ」は学ぶことができないのが残念な点。

    個人的には、人生観の部分を、「ノウハウ」の紹介にすれば、本としてのレベルがぐっと上がったのではないかと感じた。

  • あまり良くなかった。
    別に。。。という本。

  • 種類は違えど「論理(ロジック)」が求められるのは共通する・・・私の現在の仕事に対して何らかのヒントが得られるのではないかと考えて読んだ本。
    戦略コンサルティングという仕事と、弁護士という仕事に求められる「論理」の見せ方の違いが一目見るだけでわかるのは面白かったが(文章としてはよくまとまっているのだが、全く持ってビジュアライズされていない!)、考え方のHowではなく、生き方のHowに重点を置いているため、はっきりいってそれほど参考になる本でもない。
    著者と同じく父が弁護士であり、小さい頃から「論理」ではなく「社会正義」について考えてきた私としては、マインドセットの観点からも首をかしげる記述が多かった。

  • 図書館で借りました。

    情熱大陸という番組で、自分の力で道を切り開く若手弁護士として紹介されていた荒井さんの本。

    この本を読んでの感想は、
    ?決して論理力を具体的に教えてくれる本ではない。
    ?所々で弁護士が扱った事件を交えて話しており、そこでの論理展開が興味深い。
    ?若い人たちに「個人の力」の重要性を説いている。?高い目標意識をもつこと、プロの生活習慣を身に付けること、などプロフェッショナルな考え方を何度も強調している。
    などである。

    ?の部分は、本を借りる当初の目的だったので少しショックではあった。
    ?で紹介されているアルゼの法人税事件の話は特に面白い。弁護士の巧妙な論理の構築が描写されている。
    ?については納得。ビジネスマン全てに通じる考えである。
    ?生活習慣の効率化の話には唸った。例えば、睡眠の話では、目的をもたずになんとなく過ごしている人、仕事を後回しにする人は、就寝時刻もバラバラで疲れも取れない、熟睡できない、睡眠時間が必要になる。となにもかも悪循環になる。これは一つの例に過ぎないが、他にもためになることが書いてあった。


    弁護士はすごい!
    弁護士になりたいわけじゃないけど、参考になりました。

    でも、文章がやや読みにくいということで、☆3つで!

  • 勉強になった。

  • 以前「情熱大陸」で拝見したこともあり、この人のすごさはなんとなく知っていた。だが、この本で改めてこの人のすごさを再認識した。荒井氏の「論理的思考力」「野心」、そして彼の言う「個人の力」の重要性などは大変参考になり刺激も受けた。私自身将来的には企業に就職しようと思っているので、彼のように「個人の力」だけに頼っていくわけにはいかないが、それでも組織のなかで這い上がっていくためには強固な「個人の力」が必要であると思う。その「個人の力」を築くには「野心」をもって絶え間ない日々の努力を続けることが必要なのではないか。

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著者プロフィール

荒井 裕樹(あらい・ゆうき):1980年東京都生まれ。二松學舍大学文学部准教授。専門は障害者文化論、日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。著書に『隔離の文学──ハンセン病療養所の自己表現史』(書肆アルス)、『障害と文学──「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館)、『障害者差別を問いなおす』(ちくま新書)、『車椅子の横に立つ人──障害から見つめる「生きにくさ」』(青土社)、『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)、『凜として灯る』(現代書館)、『障害者ってだれのこと?──「わからない」からはじめよう』(平凡社)などがある。2022年、「第15回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。

「2023年 『生きていく絵 アートが人を〈癒す〉とき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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