- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396613235
感想・レビュー・書評
-
だいぶくどいけど、
著者がかなりアメリカで頑張ったんだということは
留学経験者として凄くよくわかる。
その時代だけで著者のガッツや精神力がわかる。
まだまだ日本で一般的ではないエンバーミング、
黒鷺のあいつは本当にちゃんと学んだかな⁇詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
難しいですよね、自分の過去の栄光を嫌味なく書くのって。
私には少し鼻につきました。 -
エンバーマという職業、日本での受け入れられ方を知りたくて読んだ私にとってはすこし物足りないものだった。
エンバーマーという職業を知って、実際にその資格を取るまでの著者の経験が主に記されている。
全体としてはエンバーマーという職業への印象の為にも柔らかい書き口となっているが、
一歩間違えると著者の成功物語にしか見えないのをどうとるか。
そもそもが宗教観の違う国の職業で、日本の葬儀にどこまでどう取り入れられるのかと興味を持って読んでいた。
結果としてわかったのは、まあ富裕層向けのサービスであり、故人のための物ではなく、残された遺族達の心を慰める一つの手段であるということ。
葬儀自体がそもそも故人のための物ではないので、グリーフケア(遺族の心のケア)としては理解した。
生死感が宗教によって様々な為起こりうる問題にどの様に対応して行くのだろう。
著者の新刊も機会があれば手にとってみたい。
一番印象に残ったのは、妻を亡くした男性が再婚するにあたって、そのお墓には新しい妻と入るので、エンバーミングのち土葬してあった故人の遺体を火葬して灰を海にまいて欲しいとの依頼にきた話だ。
さて、日本の場合は気にせず埋葬しそうだが。
不謹慎ながらおもしろいお話である。