ドル亡き後の世界

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著者 : 副島隆彦
  • 祥伝社 (2009年10月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396613464

ドル亡き後の世界の感想・レビュー・書評

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  • 著者は有名なエコノミスト。2008年秋のリーマンブラザーズ破綻を予言し評判となった。その人が2年以内にドルレートは70円を割り、日経平均株価は4,500円を割ると予想し、2010年後半にはアメリカは恐慌状態に陥ると言っている。その中で金価格等は暴騰するので、生活防衛に努めるよう説いている。全面的に信頼しているわけではないが、そのような世界になる可能性も十分にあると構えておく必要が有る。

  • 2012年ぐらいに1ドル10円ぐらいになり、ドルに代わる世界基軸通貨なるものが誕生する。

    この作者の言う事はこれまで結構当たっているらしい。
    政治家の政策の内容だけでなく、どの派閥の誰が発言したかということも重要みたいだ。専門的な話が多くて信憑性については自分には分からなかった。しかし、こういう見方もあるんだなと思った。

  • 冬季オリンピックが終わったころから崩れだし、10年末には大恐慌。

  • 数年前にはドルがなくなる(基軸通貨の地位を降りる)とはイメージできませんでしたが、今まで彼の著作で述べてきたことがかなりの確度で当たってきたので、本書のタイトルをみて思わず手に取ってしまいました。

    本当に1ドル10円になってしまうのでしょうか、今週の円ドルの動き(1ドル85円)を見ていると、つい数年前が120円程度であったことを考えると、あり得るかもしれません。彼は金価格の高騰は昔から述べていて、現在その通りになっているので、為替についても根拠無く言っているとは思えません。

    巻末に暴落時に買うべき株一覧があります、興味のある銘柄について定期的にチェックしていきたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・オバマ大統領は、ホワイトハウス執務室において、日常たった3人の人間(奥さん、首席補佐官のエマニュエル、サマーズ国家経済会議委員長)である(p29)

    ・銀行勘定は会計学の原理原則に従って、一般企業と違って、資産と負債勘定が逆になる、つまり中央銀行の資産が増えるとは、民間企業で考えれば負債が増えることを意味する(p34)

    ・2009年8月31日につけた高値(1万767円)より高くなることはない、大銀行・証券・生保は自己売買部門の含み損を半分程度処理したが、今後、本当に隠しこんでいる簿外の大損が本格化するため(p42)

    ・ノックイン債(ハイイールドボンド・ファンド)等の高利回りの危険な商品には、ノックイン価格(元本確定条件が外れる価格)があり、とても危険(p49)

    ・アメリカは1ドルが60円になればアメリカの工業製品に輸出競争力が生まれることを知っている、ドル安になればアメリカも真面目に輸出で生きてゆく(p62)

    ・アメリカの金融は、ふたたび大きく崩れる、米長期金利が跳ね上がり、デフレからインフレになった時に、米ドルは暴落、ダウ平均も暴落する(p77)

    ・米議会が2000年にデリバティブ取引監視を免除した、その時に100兆ドルだった市場は2008年6月には684兆ドルとなった、CDSやCDO(債務担保証券)の拡大がある、CDOとはサブプライムローンを証券化したものを、さらに細切れにして他金融製品と合成したもの(p92)

    ・中国はSDR(IMFのもつ特別引き出し権)という新しい通貨が米ドルに取って代わるべきだと、2009年3月に中国は表明した(p101)

    ・2009年5月に行われた「ストレステスト」は、大銀行19行とSEC検査官のペーパーでのやり取りのみで、立ち入り検査は無し、結果は7.4兆円の資本不足のみと発表(p137、139)

    ・アメリカは1998年から日本がやったことと全く同じことをやった、当時アメリカは救済せずにきちんと破綻処理させるべきと言っていた(p139)

    ・現在のデリバティブの取引残高は全体は600兆ドル(6京円)
    あり、200兆ドルが処理されずに残っている、日本は過去15年で200兆円の不良債権以外に、2000兆円の契約残高を消した(p157)

    ・アメリカは200兆ドルのうちの10分の1(2000兆円)を処理する必要あり、1ドル=10円にすると10分の1程度の処理で済む、2012年頃に実施される可能性あり、そして額面通り返却するだろう(p159、197)

    ・2008年7月危機において、日本の3つの大きな金融機関が致命的な打撃をうけた、農林中金・三菱UFJ・日本生命である(p163)

    ・ストレステストの結果、シティバンクの資本不足は55億ドル(5000億円)とされたが、実際には50兆円は必要、現時点では4.6兆円の公的資金を投入、30兆円の政府保証枠がある(p177)

    ・2008年3月28日には、アメリカ政府とSECにより、「アメリカ時価会計の放棄」レターが発行された、その内容は、「各企業は独自基準採用可能、それに基づき債権区分の変更可能、時価会計の実質的放棄可能」とした(p181)

    ・中川元財務大臣は、あの有名な酩酊会見の前日(2月13日)に、1000億ドル(9兆円)をIMFへ拠出する調印式を行っており、これに対して世銀総裁は怒ったはず(p204)

    ・アメリカはドルの価値を守るために、金の値段を先物市場で下げようとするはず、グラム2800円が底値か、今後も金は買うべき(p216)

    ・日本の優良株は、日経平均が5000円になるのが買うタイミングである(p228)

    ・素材関連:住友金属工業(5405)、空気をきれいにする:富士通ゼネラル、太陽光発電・燃料電池:昭和電工、住友化学、東海カーボン、三菱重工業、水をきれいに:旭化成、小松製作所、川崎重工業等

  • ちょっと左翼的な手法での記述と俺だけが知ってるんだ的な態度、そして『未来が分かってしまう』という一線超えた発言。
    以上3点が著者自身の性格的な欠点で、人によって大きく好みが別れるタイプ。
    小林よしのりが好きな私でもちょっと引いちゃいましたw

    でもこの一冊を読むと読まないとでは、経済に関する見方がかなり変わるでしょうね。
    アメリカ嫌いになれること間違いなしw

    一つ著者にツッコミたいのは、それだけ分析力が優れていると自負しているのなら、就任して間もない頃に書かれたとはいえ、何故鳩山由紀夫に期待していたのか。
    鳩山の実家イコール、著者が完全否定されている一族と関連する大会社。
    これぐらいは分析出来なかったんでしょうかねぇ?

  • 非常に面白かった。出版後2年半経っているが、副島氏の予想はほぼ的中している点が驚きだ。故中川財務大臣の死に関して陰謀であったか事が分かり、興味深く読ませて頂いた。

  • “2010/08/18:
     完璧”

  • FXをやる自分に対して、

    友達が薦めてくれた本。

    自慢話ばかりなので、

    経済書としては知的な感じはしないけど、

    毒舌で分かりやすくて面白い。

  • わかりやすく書かれている。

    日本の置かれている状況がよくわかる。
    巻末についている銘柄の選定もいい。

  • 副島氏、おもしろい!
    こんな楽しい毒舌、他にはないです。

    おい、ダメリカよ!
    お札を刷るだけ刷って、国の借金に当てるってありかいな?!
    2010年末を、いい意味で楽しみにしています。

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