- Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396613662
作品紹介・あらすじ
源氏二十六歳、京を後に須磨の侘び住まいへ-。波瀾万丈の第三巻。声に出して読みたい源氏物語訳。
感想・レビュー・書評
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今と常識が違うのはわかってはいるが、源氏よ…好き勝手やりすぎだろう。
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2016_023【読了メモ】(160330 19:53)林望 『謹訳 源氏物語』巻三/祥伝社/2010 Jun 20th/須磨、明石、澪標、蓬生、関屋、絵合、松風
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3巻は源氏の逆境から復帰、栄華時代。思っていたより展開が早いですね。先日、静嘉堂美術館で見た宗達の「関屋・澪標図屏風」のエピソードはこの巻にありました。先に読んでいれば、思い入れをもった鑑賞になったでしょうね。「蓬生」では、末摘花を取り巻く状況が逼迫してゆくさまを、畳み掛けるように描写していて感心しました。
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いつの間にか左遷させられている光源氏。
「罪もないのに...」(笑)
左遷先で反省。
いろいろあって復活。有能設定なのでみんな歓迎。
帝はちょっとかわいそう。
末摘花の後日談にほっと一息。 -
源氏26歳から30歳まで。
須磨に下っていく暗鬱とした物悲しい感じがこの巻の全面に出ていて、これまでのチャラいキャラから一変。
澪標や松風などはとても文学的で美しい。
本巻の助演男優賞は、間違いなく明石の入道だと思う。
「行くさきをはるかに祈る別れ路に
堪えぬは老の涙なりけり」
愛する娘の門出に際する男親の心境は、いつの時代も変わらない。 -
了。
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内容紹介
源氏二十六歳、京を後に須磨の侘び住まいへ――。
波瀾万丈の第三巻!
■齋藤孝氏、ロバート キャンベル氏推薦!
これぞ「声に出して読みたい源氏物語訳」だ。
これなら全巻読破できる!と確信した――齋藤孝氏
旨いのに、薄っぺらなところはどこもない。
均整と華やぎのマスターピース、
未知の興奮を呼ぶに違いない――ロバート キャンベル氏
内容(「BOOK」データベースより)
源氏二十六歳、京を後に須磨の侘び住まいへ―。波瀾万丈の第三巻。声に出して読みたい源氏物語訳。
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